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県や市の起業者向けセミナーは面白い

20年務めたコンサルファームを辞めて、ひとり法人を設立した。
家族は専業主婦の奥さんと、中学生・小学生の子ども二人。

起業の準備や、不動産投資の記録、独立後の仕事のことなどを、
忘れないうちに少しずつ書いている。


自治体の無料セミナーに参加する意味

総合コンサルを退職し、有給消化期間を過ごしている。
ただ日々を過ごすのはもったいないので、積極的に県や市のセミナーに参加するようにしている。
辞めてみて初めて気づいたのだが、自治体は起業者に向けて積極的にセミナーを開催したり、相談窓口を設けたりして、手厚く支援に取り組んでいる。

最近、受講したものだけでも下記のものがあった

  • 県のDX活用講座(全10回以上のシリーズ)

  • 市の「起業家の初めての実務セミナー」

  • 市の「起業家育成講座」(特定創業支援事業)

  • 商工会議所 「創業融資と社会保険の基本」

こういった講座を受けていると、世の中の広さを思い出させられる。
総合コンサルだったときは、客は大企業が中心で、自分たちも大企業かつコンサルであり、その世界しか見えていなかった。

しかし、会社を退職し、ただの一人の人間になってから、こういった自治体のセミナーに参加すると、いろいろな人が参加している。
参加者それぞれが起業・開業を予定しており、その業種も様々。

例えば、ペットのトリミングの店を開こうとしていたり、ネイルサロン、整体師、他にはITセキュリティの会社、ドローンでの空撮の会社、キャリアコンサルタント、などなど、本当に参加者一人一人が自分の方向性を持ち、商売を始めようとしている。

年代もバラバラ。
退職した直後の60歳の方もいれば、社会人3年目や、高校卒業したばかりの超若手もいた。
男性、女性の比率は半々くらい。

起業の方向性を聞いていると、女性は地に足がついた内容が多い。過去の経験を生かして上記のトリミング店やネイルサロンなどを開業する。行政書士や社労士の資格を取ったので、その資格をもとに独立する、など。

男性は、起業の方向性がなんだかボヤっとしている。
・とりあえず会社を辞めた。これから何をするか考えたい。
・アメリカの大学を卒業し、こんなキャリアを持っている。(将来の方向性への言及は無し)
・もう会社作っちゃいました。(会社を作ったがやることが決まってない)
・50代をどう過ごすか見えてこない。自分が将来何ができるか探したくてきた。(これは私・・)


セミナーでピントを調整する

どうやら私は起業について難しく考えすぎているようだ。
大企業での仕事スタイルを自分の起業に当てはめる必要はない。
そんなことしなくても起業はできる、ということに気づく。

例えば、日本政策金融公庫から融資を受ける場合、事業計画書が求められる。
事業計画書と聞くと、私の場合は、パワポで100ページにもなるような壮大な資料をイメージしてしまう。コンサルが作る「プロジェクト提案書」はスライドが100枚を超えることは当たり前だからだ。

日本政策金融公庫の融資は、政府予算で運営されており、日本国民の小規模事業を幅広く支援する役割がある。
だから、そこに対して超がんばった資料はいらない。
国民は色々な人がいる。高学歴・大企業所属の人もいれば、中学や高校まで卒業して、若いうちから事業で腕を磨いている人もいる。
どんな人でも作れるくらいの事業計画書で良いのだ。

実際、日本政策金融公庫の所定の事業計画書はA4用紙2枚のサイズ。履歴書と同じ大きさだ。それを書いて、担当者と相談しながら融資が進められる。


自治体のセミナーではないが、gaccoの無料セミナーがたまたま目にとまり参加してみた。

AI活用の事例を教えてもらったが、それがまた学ぶことが多い。
GoogleのGeminiをベースにしていたが、Deep Researchからの音声ポッドキャスト風やり取りの作成、からのPlaycodeを使った資料作成、そしてfirebaseを使ったホームページ作成。

たった45分の講座だったが、まさに「百聞は一見に如かず」だった。
事業に応用できそうな話がぎゅっと詰まっていた。


独立したらピント調節と不足知識の吸収が大事

長年勤めた会社を辞めたら、ピント調節と不足知識の吸収が大事だった。
自分が所属していた会社の仕事の仕方、それを継続すれば大丈夫なはず、という考えはいったん捨てたほうが良い。

個人事業主やマイクロ法人の社長として、サイズに合った働き方にピントを調整する必要がある。

また、これまでは経理や人事、法務などはバックオフィス部門が担当してくれていたが、これからは自分が担当しないといけない。
そのための知識吸収も必要だ。

そして更に、自分の主業務で売上を伸ばすために、新しい技術やノウハウを身につけることも必要だ。

  • 大企業の働き方から、マイクロ法人の働き方へのピント調整

  • 経理、人事、法務などのバックオフィス業務の理解

  • 売上を上げるための知識吸収、営業活動

これらを並行しながら、自分の中身を洗い替えていかないといけない。
独立してからの日常は意外と忙しい。




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