生きてる意味なんてないのだからこそ
好きな音楽を聴く。
好きな映画を観る。
好きな小説に没頭する。
それはたぶん、目的地のない旅をしているのと似ている。
どこにたどり着くかも分からないし、
目に見えて貯金が増えるわけでもない。
履歴書に書ける資格が手に入るわけでもない。
それでも僕は、たぶんそういう旅を続けるんだろうと思う。
高校生のころ、初めてOasisの「Supersonic」を聴いた。
爆音でがなり立てるようなボーカルが、
「俺は俺でなければならない。他の誰かにはなれやしないんだ」
そう気怠そうに歌った一節が、不思議と胸に残った。
失敗しても、否定されても、
他の誰かになれるわけじゃないんだから、受け入れるしかない。
そんなふうに思えるようになったのは、
きっとあのフレーズのおかげだと思う。
目には見えないけれど、
今でもあれは僕にとって小さな”自己受容のお守り”みたいなものだ。
旅の途中でふと見つけた言葉や、
音楽や、景色や、
誰かの小さな声が、
静かに、でも確かに、僕の心に溜まっていく。
役に立たないかもしれない。
誰のためにもならないかもしれない。
でも、そんなふうにしてできた”僕”を、僕はきっと、少しだけ誇りに思う。
生きてる意味なんて、たぶんない。
だけど、だからこそ、
好きなものに夢中になる時間くらい、自分に許してやりたいと思う。
そんなふうに考えながら、今日もまた、
遠くへ行き先のない旅に出る。
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ハイボールが大好きなので、一本でも呑めたらそれだけで最高に幸せです!!