プロADHD女社長による【ADHDの楽園】創成プロジェクト
ガチADHD女社長
私の過去記事を読まれた読者様の多くはおそらく察しておられるでしょう。
そうです、私はADHDです。
私はADHD当事者であり、自立支援医療(精神通院医療)を受けており、『コンサータ』というADHD治療薬を服用しなければ、ただのポンコツであり、社会の迷惑の他ならない存在である。
普通の人が当たり前に出来る事が絶対に出来ない
ネット上のあちこちに色々なADHDチェックリストがあるけど、どれをやっても必ず満点を叩き出す。

今でこそ「発達障害」や「ADHD」への社会的認識が広まって、良い薬の助けも借りて、会社経営者という立場にも救われ、平穏無事に幸せな日々を送れているが、30代後半ごろまでは毎日が苦悩でサバイバルだった。
コンサータ服用を始める前は、注意欠陥を極めて日中に異常な睡魔に襲われる事が多く、運転中に睡魔が突然やってきて、信号待ちで寝落ちしかけることもあった。
仕事中も眠くて仕事に集中できないので、大事な仕事の前には仮眠を取るようにしていた。
車中で10分だけ仮眠しようと思って、気づけば2時間経ってしまっていたこともよくある。
ロングスリーパーでもあり、仮眠を入れないとパフォーマンスを維持できないので、人並みに活動できる時間が短くて生産性が低かった。
常に眠いので人付き合いも面倒臭くて、社会的な人間関係も構築できない、まさに役立たずのダメ人間だった。
今でもコンサータを飲み忘れると、何もできないダメ人間に戻る。
コンサータを飲んでいても、睡眠不足だと日中眠い。
『眠眠打破』を必ず車内にキープして、いつでもどこでもさっと飲める『カフェイン錠』もバッグに入れて持ち歩いている。
ADHDが次男にフルMAXで遺伝
次男が小学生になってから、担任の先生に次男の注意欠陥を指摘されるようになった。

時々ランドセルを忘れて登校
毎日ギリギリか遅刻で登校
忘れ物がない日は奇跡
先生の話を聞いてない
授業中にノートを取らない
家で宿題や勉強をしない
なのに勉強はできる
等々、私の子供時代も酷かったが、次男は私より酷かった。
小4でPCにハマる
当時、私は中古車輸出をしていて、時差があるので、自宅で毎晩ノートPCでバイヤーとのやり取りで爆速タイピングしていた。
私が毎日PCで仕事していることで興味を持ったのか、次男がパソコンが欲しいと言い出した。
その時すでにタブレット端末を持たせていたので「タブレットではダメなの?」と訊くと、「キーボードで速く文字入力がしたいのでPCがいい」と、言った。
母の爆速タイピングに憧れていたらしい。
なるべくハイスペックなパソコンが欲しいと言うので、ノートPCだと高くなるから、デスクトップPCでもいい?と訊くと、ぜんぜんいい、と。
お母さんのノートPCの調子が悪くなったら貸してね?と言い、家族の誰でも必要な時に使えることを条件にして、高性能なデスクトップPCを購入した。
次男はPCでゲームをするようになり、海外のゲーマーとオンラインゲームに夢中になった。
日本のゲームは面白いのがなくて、海外のゲームの方が圧倒的に面白いんだと。
毎晩、母は仕事で海外勢とバトルして、次男はゲームで海外勢とバトルしていた。
次男はオンラインゲームで日常英会話を覚えてしまった。
そのうち、プログラミングも覚えて、ゲームを自作して遊ぶようになった。
次男曰く、あの時にパソコンを買ってもらったことが、人生の転機になったんだと。
小5から登校渋り
次男が「学校に行きたくない」と言い出した。
理由を聞いたら
「忘れ物を友達に借りるのが申し訳ない」
「授業が簡単すぎて退屈」
「空気を読んでわからないフリをしてる」
「テストでいい点ばかりで友達にイジられる」
「話の合う友達がいない」
「先生は本気で生徒の事を考えてない」
「学校に行く意味がわからない」
「家でプログラミングしていたい」
などと言っていた。
担任の先生に親子で呼び出され、「このまま中学に行くと内申点が悪く出てしまい、高校受験が不利です」と言われた。
担任の先生に勧められ、不登校児を扱う教育研究施設で検査を受けた。
次男は高知能のギフテッドであることがわかった。
指導員の方に「素晴らしい能力の持ち主です。これだけの能力があれば、忘れ物なんて取るに足らない事です。それを問題にする先生の方が問題ですね」などと言われた。
視覚での認知力がズバ抜けている分、聴覚の認知力が低いことがわかった。
その後、精神科を受診して、脳波を測ったり、WISC検査(知能検査)を受けたりして、見事ADHDと診断された。
高校受験で不利になるのを回避するため、中学受験して中高一貫校に進学したい旨を担任の先生に告げると、そこから何も言われなくなった。
共通テスト直前にギリギリオーダー
昨日と今日、次男が共通テストを受験した。
共通テストの前々日に、次男とこんなやり取りがあった。






いつも土壇場すぎる!!!
そして、共通テスト1日目の当日朝を迎えた。
めずらしく、普段より30分ほど時間の余裕を持って起きてきたので、ヨシヨシ、と思っていた。
ところが、出発時間10分前になっても服も着替えず、のんびりゆっくり歯を磨いていたので「もう服くらい着たら?」と言ったら、時計を見て「ああっ」と言った。
実は、服を着る前に探し物があると言う。
そこから30分くらいずっと探し物をしていた。
何を探しているのか?訊くと、参考書2冊だと言う。
会場でテスト直前に読もうと思っていた参考書が2冊ともどこにもない、おかしい、昨日までは確か見た記憶あるんやけど・・・、と。
テストが始まるまで何もすることがないと暇で気持ち悪いので、直前に見返すために用意していたんだと。
ギリギリまで探したいと言い、電車を2本見送って、私が車で会場まで送ることにした。
次男がバタバタと1階の勉強部屋と2階の寝室を10往復くらいして探していた。
そろそろ出発した方がいい、という時間になった。
次男の魔窟デスクを見ると、私のデスク周りと全く同じように散乱した状態で、ADHD特性を完全に遺伝させて申し訳ないと思った。
ここまで完璧に私からADHD特性が遺伝してるのなら、私ならどこに置くだろうか?と推理してみた。
私なら期日が迫った大事な書類は、目に見える場所で、右手が届く範囲に置いている。
結果
5秒で見つけた!

お母さんすごい!!!!
と感激された。
当前である。
母はプロADHDなのだ!
母は君と同じADHDを背負って3倍近い年月をドーピングなしでも生き抜いてきたのだ。
己の特性とひたすら向き合い、創意工夫しながら、自分を攻略しながら、ここまでやってきたのだ。
最高に気持ちいい「火事場のクソ力」
こういう土壇場のギリギリで問題がクリアできた時が、最高に気持ちよくてクセになるんだと、次男が目をキラキラさせた。
アドレナリンドバドバで完璧な状態や!!
と、ルンルンだった。
おい!
あえて窮地に追い込んで危険を冒しているのか?!
ええ加減にせぇ!!
と思いつつ、実は私もそういう所があるなぁと思った。

久しぶりにADHDについて考えてみた。
「プロADHD」の育成プログラム
マコなり社長が出演するYouTube動画を視聴した。


マコなり社長自身もADHDであり、ADHDの特性を克服し社会に適応した「プロADHD」という独自の概念を提示した。
マコなり社長の会社では、社員のADHD率が30%を超えている。
会社は「ADHDホイホイ」「ADHDの楽園」と呼ばれている。
「楽園」とは極楽な毎日を過ごせるという意味ではなく、社長がADHDへの理解が深いという意味である。








「ペンギンに空飛ばせる練習をしてる人がいたら、めちゃくちゃいじめだと思いません?」
「足が不自由な人に速く走れって言ってる」のと同様に、ADHDはできないことを求められている。
「僕たちはペンギンなんですよ」
ペンギンは空を飛べない代わりに、海の中を縦横無尽に泳ぐことができる。
空を飛ぼうとするADHDの人には
「やめろやめろ、できないから。あなたが行くべきはもう海だから」
と止めなければならない。




本当にその通りだと思った。
そして、めちゃくちゃわかりやすい。
マコなり社長は言語化力がすごい。
言語化力もADHDが持つ才能のひとつだと思う。
マコなり社長「プロADHD」への道
仕事術まとめ
✅ タスク管理システム(Notion等)を導入し、全タスクに目的・成果・プロセス・前提条件・時間単位の期日を記載する
✅ 上長の承認なしで勝手にタスクを設定しない
✅ タスクを1日以内に終わる粒度に分解する
✅ スマホとパソコンの通知を全てオフにする
✅ 通知を確認する時間を決めて関係者に周知する
✅ クライアントや同僚に「返信期限」を時間単位で明示してもらう
✅ 生活習慣を徹底する(夜10時就寝・朝6時起床を毎日実施など)
✅ 朝活などで、非緊急かつ重要なタスク(自己研鑽・タスク整理)に取り組む時間を確保する
✅ 物を減らし、カバンの中身を最小限にする(小物はメッシュケースにまとめる)
✅ エアポッツ等の紛失しやすい物は目立つ色にする
✅ カバンは常に持ち歩き、移し替えをしないルールを徹底する
✅ チームの仕組み化を推進し、ADHDの特性をカバーする体制を整える
✅ 自分の強みを明確にし、組織に対して帳消しにできるレベルの価値を提供する
ADHDを制する会社は新規事業を制す
『ADHDの特性を活かした強み』
驚異的な集中力と効率性(過集中) 興味のあることには、短期間で高い集中力を発揮し、大きな成果を出せる場合がある
豊かな発想力と創造性 型にはまらないユニークなアイデアや、他の人が思いつかないような斬新な発想を生み出す力がある
高い行動力と決断力 迷う時間が少なく、すぐに行動に移せるため、スピードが求められる場面で有利である
旺盛な好奇心と挑戦意欲 飽きっぽいと捉えられがちだが、裏を返せば新しいことへの関心が強く、様々なことに挑戦できるエネルギーになる
柔軟な思考と適応能力 変化の速い状況や新しい環境にも柔軟に対応し、独自の視点で問題を解決できることがある
強い共感力と優しさ 感情に敏感で他者への思いやりが深い人も多く、社会的なつながりを深めることができる(ただし、境界線設定は重要)
強みを活かせる分野の例
マーケティング、デザイン、アート、IT、起業家、研究開発など、創造性やスピード、柔軟な発想が求められる分野など
つまり
新規事業はADHDが超得意
当社の社員もADHD(疑惑含む)が3割越え!!
これまでずっと、ガチADHDの私とADHDのスタッフで色々な新規事業を立ち上げてきた。
ADHDじゃないと新規事業にチャレンジするのは無理だと思う。
ADHD:新しい事はワクワクして楽しめる
非ADHD:新しい事は恐怖でストレス
ADHDじゃない人に新しい事をやらせるのも、精神的虐待かもしれない。
という訳で、これからもADHDを積極的に採用したい!

私もマコなり社長と同じで「ADHDホイホイ」なので、友達も取引先もスタッフもADHDだらけ。
社内では新しい事ばかりやってるので、ADHDじゃないと続かない。
そして社内のADHD濃度がどんどん濃くなっていく・・・。
ADHDの採用には『特定求職者雇用開発助成金』を利用しよう
発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コース
障害者手帳を持たない発達障害や、難病のある方を雇い入れる事業主に対して助成し、雇用と職場定着を促進するためのコースです。
以下の2つの条件をともに満たしている求職者が対象です。
1. 障害者手帳を所持していない方であって、発達障害または難病のある方
▶発達障害の場合:発達障害者支援法第2条に規定する発達障害者 (自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害など)
▶難病の場合:難病がある方
2. 雇入れ日時点で満年齢が65歳未満である方
難病については、対象疾患が約350種類あります。
詳しくは厚生労働省のホームページにあるリーフレットでご確認ください。
参考:厚生労働省「特定求職者雇用開発助成金(発達障害者・ 難治性疾患患者雇用開発コース)」

前職はナース!ADHD女子が入社!
今月入社したばかりの新人の女性スタッフも診断済みADHDで、2年で最高120万円の特定求職者雇用開発助成金の対象労働者である。
前職ではストレスによる体調不良で休職し、離職勧告による退職だった。
当社のコーティングや洗車のお得意様だった。
ストレスが大きい医療業界から離れて、これまでのキャリアを捨てて、全く違う仕事をしたくなったんだと。
そういう思い切った感じが実にADHDらしい!
看護師というめちゃくちゃ稼げる国家資格を持ってる人に、当社の事業に魅力を感じて入社してもらえるとは、なんたる幸せ!!
今はまだ覚えることが多くて苦労しているけど、ADHDは新天地に強いので、きっと彼女はやってくれると信じている。
本採用になったら、店舗にAEDを設置しようかなぁ、なんて考えている。
ADHDにはASD上司がベストマッチ
上記のマコなり社長動画を、新人ADHDを指導する女性上司に視聴してもらうことにした。
その女性上司はASD傾向で、ASDはADHDとは対極的な特性を持つ。
私の長年の人間観察によると、ASDはADHDが大好きである。
ADHDとASDのカップルがめっちゃ多い。
そして、ほとんどの場合、ASDがADHDにゾッコンなのだ。
なので、きっと2人は上手くいくでしょう。
現場からは以上です。
では、また!
