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この依頼の仕方は上手だなぁと思った「ロゴデザイン」の話

突然ですが、ロゴの制作依頼をしたことはありますか?

私はもっぱら作る側なので、依頼したことはないんですが、先日、依頼をもらった案件で「あぁー、この依頼の仕方は上手だな!」と思ったことがありました。
もし自分が依頼する側だったら、ぜひ上手に活用したいな!と思った話です。

ロゴの依頼、どうしてますか?

私は普段、ロゴを作る側なので、依頼することは・・・まぁ、無いんですが、もし自分が依頼するならば、ぜひ「デザイナーには能力をフル活用してほしいな」と思います。

「いや、それって当たり前では?」と思うかもしれませんが、ここで言いたいのは、「全力で頑張ります!」という話ではなく、「デザイナーの強みをうまく引き出す」といった話です。


「これ、上手だな!」と思った実際のケース

ロゴの依頼を受けるとき、多くのケースでは「何に使うか」は明確だけど、「どんなデザインが欲しいか」は言語化されていないことが多いんです。

方向性はなんとなくあるけど、「これがいい!」と具体的には説明できなくて、逆に、「これは嫌!」というのははっきりしている、みたいな状況です。

まぁ、これだけツールも便利になっている世の中であれば、「自分で具体的に表現できるなら、そもそも頼まないよ」って話なので、上手く表現出来ないから頼んでいるというのは当然なんですが(笑)。

結果として、「よきにはからってくれ!」と、「全幅の信頼…かと思いきや、ほぼ丸投げ(笑)になるケースもよくあります。


今回はどんな依頼だったのか?

普段のロゴ依頼では、まずこんな項目を確認していきます。

どんな用途で使うか
希望する色・避けたい色
誰に見てもらうのか(ターゲット層)
希望する形(ロゴマーク or 文字ロゴ etc.)
シンプルなもの?複雑なもの?
などなど。

それに加えて、「企業理念」「あまり好きではないデザイン」「ロゴに込めたい想い」など様々な角度でお話を聞いて、見てもらった方にどんな印象を伝えたいかを整理していく流れです。

でも、先日のケースはちょっと違っていました。

依頼者側でざっくりとしたロゴの希望イメージ案が複数パターンすでに用意されていて、最初の相談が「このいくつかの方向性で悩んでいて…それぞれについてどう思いますか?」という内容だったんです。

この内容だけだと、少し誤解を生みそうなので、もう少し詳しく書きます。


何が違ったのか?

通常の依頼では、ゼロから作り上げるので、形にするまでの工程が多くなります。

でも、このケースでは、すでに依頼者側である程度整理されていたので、依頼者の意図がダイレクトに伝わってきました。

「それってデザイナーが楽だっただけでは?」と思うかもしれませんが、そういった意味合いで良かったというわけではなく、デザイナーの思考が動き出す依頼方法だなと。そこが良かったところでした。


デザイナーが「考えやすい」依頼とは?

デザイナーは依頼者の課題を解決するのが得意なので、ゼロから作ることもしますが、すでにある「1」を別の角度で表現したり、より良くする方も得意だったりします。

例えば、「このパターンで考えているんですが、どれが良さそうでしょうか?」と聞かれると、

  • 「この配置なら、こうした方がバランスが良くなるかも」

  • 「この要素を強調すると、より伝わりやすい」

  • 「このパターンを展開すると、もっと洗練されたロゴになるな」

といった具合に、デザイナー側の思考が動き始めます。

ただ、原案があると思考が動き出すと言われても、
「そこが手間だから頼んでいるのに…」「そこはデザイナーの仕事では?」とか「そんな原案、作れる自信がない…」という方もいるかもしれません。
ただ、正直この原案はどんなもので良いと思います。

〇と△と文字を適当に配置してみる
エクセルでざっくり並べてみる
手書きのラフを書いてみる(殴り書きでもOK)

たったこれだけで、デザイナーの能力がフルに発揮されて、より良いロゴができる可能性がグンと上がる気がします!

実際、上記のような図形と文字だけを並べたものだけを見ても、
「手書き感が好きなのかな?」とか、「配置はこうしたいのか」「結構シンプルなのが好きそう」とか、色々と伝わってくるものがあります。 


逆にデザイナーの能力を半減させてしまう依頼とは?

これはたまに見かけるんですが、細かすぎる指定をしすぎるケース はデザイナーの能力を全く活かせていないことが多いです。

例えば、

  • 「この色は#27B384にして」

  • 「線は3pxで」

  • 「もう少しここを大きくして」

  • 「いや、やっぱり右を細くして…」

こういう調整を細かく重ねるうちに、依頼者がデザイナーを使って"自分でデザインを作っている"状態 になり、最終的に「本当にこれでいいのかな?」という微妙な仕上がりになりがちです。
デザイナーも「こうしてしまうと・・・」と、口を挟みますが、やはり希望があるならなるべく活かしたいという感情もあるため、どうしても互いに中途半端になってしまうこともあります。

もちろん、依頼者の満足感も大事ですが、最終的にロゴを目にするのは依頼者の先にいるお客様 でもあります。そこを考えると、デザイナーに対して信頼出来るのであれば、デザイナーの思考を上手く活かす方が良い結果につながる こともあると思います。

まぁ、稀に感性の方が秀でている依頼者もいるので難しいところですが💦


ロゴを依頼する機会って、そう頻繁にあるわけではないですが、ロゴに限らず、もしチャンスがあれば、デザイナーの力をうまく活かした依頼方法を試してみてください!


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