初夏の香り、手のひらの実り
先日、仲間と集まる機会がありました。
アロマ仲間がエアフレッシュナー作りを
教えてくれて、私はユズとユーカリを
選びました。

ユズの香りというと冬を思い浮かべる方が 多いかもしれません。
でも、実は初夏にもよく似合う香りです。
みずみずしい柑橘の爽やかさの中に、
どこか落ち着きを感じるやさしい甘さ。
暑さが少しずつ増してくるこの季節、
雨の日の重たい空気や、
じめじめとした湿気を感じる朝にも、
ユズの香りがふわりと広がると、
みずみずしい心地よさに包まれます。
置いてある竹の青い香りとも相性がよく、
初夏の暮らしに静かな涼を運んでくれる、
そんなブレンドとなりました。
私もかつてエアフレッシュナーを
よく作っていたことを思い出し、
アロマで父の香水を作っていた頃のことも
懐かしくよみがえってきました。
庭の紫陽花が満開になってきたので、
少しずつ手摘みして、乾燥させて
ストックしておこうと思います。
大切な人へのお手紙に添えたりします。

庭に咲く花を眺めながら、きれいなものを
少しずつ集めていく時間もまた楽しくて、
季節の移ろいを感じます。
乾いたあとにどんな表情になるのでしょう。
久しぶりに晴れた日曜日の午後。
長女が愛犬をきれいにシャンプー
してくれました。

ふわふわになった毛並みに、
ほんのりシャンプーの香り。
愛犬も、久しぶりのお風呂にさっぱりして
気持ちよさそうな顔をしていました。
忙しい毎日の中でも、
こういう小さな幸せっていいなあと
思います。
何度も試作を重ねていた竹のピアスが、
完成しました。
ようやく形になりましたが、
穴の位置や仕上げの仕方など、
少しだけ調整したい部分があります。

今回作ったピアスは夏らしいデザインと
いう事もあり、販売は来年の夏にしようと
考えています。
試作で完成した竹のピアスは、
本当に軽くて、耳が喜んでいるような
着け心地です。
風が吹くたびに、竹同士が触れ合って
「カラ、サラ」と小さな音を奏でるのも、
とても気に入っています。
明日で7月、ポツリポツリとブルーベリーが
採れる季節になりました。
もっと収穫できるようになったら、
毎年恒例のジャムを作ります。
ブルーベリー、採れたては酸味と甘みが
パワフルで果汁たっぷりなのです。
ヨーグルトに添えるのもこの時季の
楽しみです。
いつも手のひらで受けながら
実を収穫するのですが、溢れてコロンと
転がり落ちてしまうこともしばしば。

そんな時間を過ごしているうちに、
「手のひらくらいの、一回分の小さな
収穫かごがあったら素敵だな」と
思うようになりました。
実ができたら毎朝こまめに取りたいのです。
暮らしの中の小さな「欲しい」から、
新しい手仕事が生まれるのかもしれません。
日々の手仕事を重ねる中で、noteで
新しくマガジンを始めることにしました。
更新はゆっくりになると思いますが、
少しずつ丁寧に綴っていけたらと
思っています。
「手と素材のあわい」
― 竹、植物、香りなどの手仕事帖 ―
竹、植物、香りなど、自然素材と
日々向き合いながら生まれる手仕事を、
作り方だけではなく、試作の過程や失敗、
素材との対話も含めて綴っていきます。
このマガジン名にもある
「あわい(間・淡い)」という言葉。
これは、「物と物との間」や
「はっきりと区切ることのできない、
移ろいの領域」を指す言葉です。
光と影の間、
季節の変わり目、夕暮れ時のように、
グラデーションのように
はっきりと二分できない
曖昧な状態を表しています。
竹細工や自然のものを加工するときに、
私の「手」と、
自然から生まれた「素材」の間には、
まだ名付けられていない特別な領域が
存在します。
自然に寄り添い、魅力を引き出しながらも、人間の手で完全にコントロールしよう
とはしない。
そんな緊張と調和の隙間(あわい)から、
作品は生まれていきます。
私が大切にしている
「引き算」や「余白」の美意識、
そして手仕事の本質が、この「あわい」と
いう言葉にそっと込められています。
記念すべき最初の記事は、「石を結ぶ」。
技術だけではなく、
「なぜこの結び方なのか」
「どうすれば素材が美しく見えるのか」
そんなことも、一緒にお伝えしていけたら
嬉しいです。
ものづくりの「あわい」を、
一緒に楽しんでいただけたら幸いです。
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─ BIObambou