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人嫌いの私がキャリアコンサルタントを目指すようになった理由


私は、「人が好き」な人間ではありません。


人と話すことが嫌いなわけではありませんし、
誰かと一緒に過ごす時間を楽しいと思うこともあります。

でも、人と関わるとすごく疲れます。

大人数の中にいると、誰かの表情や声色が気になってしまいます。
相手がどう思っているのかを考えすぎてしまうこともあります。

人間関係で一度傷つくと、
その出来事を何度も思い返してしまうこともあります。

「もっと気楽に人と付き合えたらいいのに」と思うこともあります。

そんな私が今、キャリアコンサルタントを目指しています。

人の話を聴き、人の悩みに寄り添い、
その人のキャリアについて一緒に考える仕事です。

……あれ?

人が苦手なのに、どうして私はそんな仕事を目指しているのでしょう。

「人が嫌い」と「人に興味がない」は、少し違いました

私はずっと、自分は人嫌いなのだと思っていました。

でも、これまでの経験を振り返ってみると、どうやら少し違うようです。

私は「人そのもの」が嫌いなのではなくて、
人間関係の難しさに疲れてしまうのだと思います。

相手の気持ちを考えすぎたり、場の空気を読みすぎたり、
自分を抑えすぎたりします。

「嫌われたくない」と思う一方で、
無理をして誰かと付き合い続けることもしんどいです。

過去に、無理して付き合ってきた友人(と思っていた人)に対して
限界が来てしまったこともあります。

だから私は、人との距離感にとても敏感なのだと思います。

そして、そんな自分だからこそ、
人間関係や仕事について悩んでいる人の気持ちに、
少しだけ想像が及ぶようになりました。

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私は人事の仕事をしてきました


そんな私がこれまでやってきた仕事は、むしろ、人と関わる仕事でした。

採用や人材開発に携わり、たくさんの人と話してきました。

面接をしたり、社員の相談に乗ったり、研修に関わったりしてきました。

もちろん、すべての人と気が合うわけではありません。

それでも仕事として人と関わる中で、少しずつ気づいていったことがあります。

私は、人と関わること自体が嫌いなのではないのかもしれません。

誰かの話を聴くことは、むしろ好きなのかもしれない。

その人が何を考えているのか。

何に困っているのか。

本当はどうしたいと思っているのか。

そういうことを一緒に整理していく時間には、不思議と興味を持てました。

「人を変える」のではなく、「その人が自分で選べるようにする」

キャリアコンサルタントという仕事を知って、
私が特に惹かれたのはここでした。

キャリアコンサルタントは、
その人の人生の答えを決めてあげる仕事ではありません。

「あなたはこの仕事をしたほうがいい」

「こうしたほうが幸せになれます」

と、正解を押しつける仕事でもありません。

その人自身が、自分の気持ちや価値観に気づき、
自分でこれからの道を選んでいけるように、一緒に考えていきます。

私はそこに魅力を感じました。

人が苦手な私にとって、「人を変える」のではなく、
その人が自分らしく選択できるように支えるという考え方は、
とても心地よかったのです。


「自分は何が得意なんだろう」

「何をしているときが一番自分らしいんだろう」

「安定を選ぶべきなのか、それともやりたいことを選んでいいのか」

そんなことを、自分自身に何度も問いかけてきました。



人嫌いだからこそ、わかることがある



私は、人と関わることが得意な人間ではありません。

誰とでもすぐ仲良くなれるわけでもありません。

大人数が苦手ですし、人間関係に悩むこともあります。

だからこそ、わかることもあるのではないかと思うようになりました。

職場の人間関係に疲れている人。

「みんなと仲良くしなければ」と頑張りすぎている人。

仕事は嫌いではないけれど、周りの人との関係がつらい人。

自分の気持ちをうまく言葉にできない人。

「こんなことで悩む自分がおかしいのかな」と思っている人。

そういう人の気持ちを、私は完全に理解することはできません。

でも、「わからないから教えてほしい」と思うことはできます。

そして、すぐに答えを出すのではなく、
その人が自分の気持ちを整理する時間に寄り添うことはできます。

それなら、私にもできるかもしれません。

人が好きだから、人を支援するわけではありません

以前の私は、

「人を支援する仕事をするなら、人が好きじゃないといけない」

と思っていました。

でも、今は少し違う考えになりました。

人が好きだから、人を支援する。

それだけが理由でなくてもいいのだと思います。

人間関係に悩んできたからこそ、誰かの悩みに気づけることがあります。

自分自身がキャリアに迷ったからこそ、
迷っている人の気持ちを想像できることがあります。

「こうすればいい」と言われることが苦しかった経験があるからこそ、
相手の答えを急がずに待つことができるかもしれません。

私は、人が好きだからキャリアコンサルタントを目指すのではありません。

人との関わりに悩んできたからこそ、
人との関わり方や働き方に悩む人の味方になりたい。

それが、私がキャリアコンサルタントを目指すようになった理由です。

まだ勉強の途中で、これからどうなるかはわかりません。

本当に自分に向いているのかも、まだわかりません。

それでも今は、

「人が苦手な私だからこそ、できる支援があるかもしれない」

と思っています。

だから私は、今日もキャリアコンサルタントを目指して勉強しています。

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