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【DAY3】54時間の集大成。5つのアイデアが、事業として動き出す

DAY1でチームが生まれ、DAY2でアイデアを検証した。
そして、いよいよ最終日。
54時間という限られた時間の中で、考え、調べ、話し合い、時には方向を変えてきた5チーム。最終日は、それぞれが磨き上げてきた事業プランを審査員の前で発表するプレゼンテーションです。
「誰のためのサービスなのか」
「どんな課題を解決するのか」
「地域で実現するなら、どんな形が考えられるのか」

DAY2までに積み重ねてきた検証をもとに、最後の仕上げに入ります。

5つのアイデアを見届ける審査員

最終プレゼンの審査を担当したのは、地域で事業や教育、スタートアップ支援などに携わる皆さん。
それぞれ異なる立場から、5チームのプレゼンテーションに耳を傾けました。

【審査員名】
大柴 貴紀様 East Ventures フェロー】

1976年東京生まれ。大学中退後、独学でWebデザインを学び、2004年に創業直後のスタートアップへ参画。取締役、子会社社長などを歴任。2014年よりシード・アーリー特化型VC、East Venturesに参画し、投資先支援や新規投資に携わる。2020年頃から全国各地を巡り、起業家支援にも注力。ブログ運営やWebメディア、紙媒体での連載など、幅広く活動しています。


【木村 雅和様 
静岡理工科大学 学長

昭和60年 静岡大学 電子工学研究所 助手
平成4年6月~平成5年11月  ヴィクトリア大学(カナダ) 機械工学科 客員助教授
平成10年5月~平成11年2月 文部省内地研究員(東北大学大学院工学研究科)
平成11年 静岡大学 電子工学研究所 助教授
平成16年 静岡大学イノベーション共同研究センター 教授
平成20年 静岡大学イノベーション共同研究センター センター長
平成23年 静岡大学 学長補佐
平成24年 静岡大学イノベーション社会連携機構 副機構長
平成25年 静岡大学 副学長
平成25年 静岡大学イノベーション社会連携機構 機構長
平成27年 静岡大学 理事(研究・産学官連携担当)
令和 3年  静岡大学 電子工学研究所 教授
      静岡大学イノベーション社会連携推進機構 副機構長(現在に至る)
     はままつ次世代光・健康医療産業創出拠点 拠点長(現在に至る)
令和 4年  静岡理工科大学 学長
      静岡大学 電子工学研究所 所長 併任
(引用元 Startup Weekend Japan )


 【三浦 弘平様 株式会社dozo代表取締役】

日本茶をベースにしたクラフトティーカクテルブランド「ZEN TEA BREW」を展開し、「茶の湯の再定義」を掲げて日本茶の新たな価値を世界へ発信。ハワイ・ロサンゼルスでの約13年にわたる飲食・流通の実務経験を経て起業。INACOMEビジネスコンテスト2025グランプリを受賞。海外(米国)市場への展開と、食・飲料領域での新規事業づくりに取り組む。

宮地 誠様 株式会社Happy Quality 代表取締役】

宮地誠氏は、浜松青果市場で21年間、競り人として活躍した異色の経歴を持つ起業家です。市場で農業の高齢化や低所得、技術承継の難しさを痛感し、2015年に株式会社Happy Qualityを設立。「誰でも稼げる農業」の実現を目指し、熟練農家の勘や経験をAI化した次世代型農業(アグリテック)を展開しています。AIによる自動潅水システムを用いて高糖度トマトなどの安定栽培に成功。新規就農者でも高品質な作物を生産できる環境を作り、日本の農業の未来を切り拓くリーダーとして注目を集めています。


単に「面白いアイデアか」だけを見るのではありません。
ターゲットは誰なのか。市場はあるのか。収益はどう生み出すのか。
そして、地域で取り組む意味はどこにあるのか。
54時間の中でどこまで事業として考え抜けたのか。
それぞれの視点から、5チームの挑戦を審査しました。
 

5つのチーム、それぞれの「やってみたい」

今回、最終プレゼンに進んだのは5チーム。
DAY1のアイデアピッチから始まり、DAY2には実際に地域へ出てヒアリングや調査を行いました。
最終日には、それぞれのアイデアが「事業」としてどんな形になったのでしょうか。



MIRUWA|アフリカへの海外展開を支援する

アフリカへの海外進出を考える企業を支援するサービス「MIRUWA」。
海外展開に興味があっても、実際に現地へ行き、何が求められているのかを知るのは簡単ではありません。
そこで考えたのが、現地の人にテストマーケティングをしてもらう仕組み。
いきなり本格的に進出するのではなく、まず現地で試してみる。
実際の反応を知り、現地の空気感をつかむことで、本格的な海外展開への足がかりをつくります。



地域で不要になったものを活用し、固形燃料として生まれ変わらせる「SAITO 再灯」。
環境に配慮した商品であることに加え、キャンプなどでも使いたくなるようなデザイン性も追求します。
「環境にいいから使う」だけではなく、「格好いいから使いたい」。
自然を楽しむキャンパーを意識しながら、従来の固形燃料よりも手に取りやすい価格も視野に入れています。
不要なものを資源として捉え直し、新たな価値をつくるアイデアです。
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MOTTO|もっとバイクに乗る人を増やしたい

「バイクに乗る機会が減っている」。
そんな課題意識から生まれたのが「MOTTO」。
バイクに興味があっても、「危ない」「乗るきっかけがない」などの理由から、実際に乗る人は減っています。
そこで、サブスク型でバイクに乗れる仕組みやレンタル、免許取得のサポート、さらにバイクに乗って楽しめるパークなどを組み合わせる構想を提案。
バイクとの接点そのものを増やし、バイクを知る機会をつくることで、バイク人口を増やすことを目指します。


作って動かすプログラミング教室|「使う側」から「つくる側」へ

今回、優勝を勝ち取ったのが「作って動かすプログラミング教室」。
一般的なプログラミング教室とは異なり、プログラムを書くことだけを目的にしません。
実際にハードウェアに触れ、ものをつくり、自分で動かしてみる。
AIやゲームなどのデジタル技術が身近になり、便利なものを「使う」機会は増えています。
では、その先にある「つくる側」になるにはどうすればいいのか。
そこに着目したサービスです。
受講するのは子どもたちですが、ターゲットは保護者。
週1回程度の授業に継続的に伴走し、コンテストなどを通じて実際に「本物」をつくるところまで挑戦する構想です。
静岡理工科大学の施設なども活用しながら、学校とは違う学びの場を地域につくっていきます。


学童オルタナベース|「預ける」だけではない、新しい学童

第2位となった「学童オルタナベース」。
共働き世帯の増加に伴い、子どもを預ける場所への需要が高まる一方、「預かること」を中心とした学童と、専門的な教育を提供する高価格帯のサービス。その間にある選択肢はまだ多くありません。
そこで目指すのが、子どもを預けながら、成長につながる学びも得られる新しい学童
英会話、AI・プログラミング、マネーリテラシー、レゴを使ったものづくり、ディベート、リーダーシップなど、多様な学びを取り入れます。
DAY2には保護者へのインタビューも実施。
その結果、約80%が「利用したい」と回答しました。
子どもにとっては成長できる場所。
保護者にとっては安心して子どもを預け、働くことができる場所。
その両方を支える学童を目指します。


優勝は「作って動かすプログラミング教室」

そして、結果発表。
今回の優勝を勝ち取ったのは、
「作って動かすプログラミング教室」チーム。
第2位は「学童オルタナベース」。
5チームそれぞれに異なるテーマがあり、異なる課題意識がありました。
では、審査員は今回のプレゼンをどう評価したのでしょうか。

評価されたのは「アイデア」と「想い」

審査員からは、5チームのアイデアそのものだけでなく、そこに込められた「想い」についても評価する声がありました。
「アイデアが面白い」
「想いがある」
「自分自身の経験から生まれたアイデアには強さがある」
アフリカへの海外展開をテーマにしたチームには、実体験から生まれたアイデアだからこそ、先行投資してでも応援したいという評価も。
優勝したプログラミング教室については、参加者自身が主体的に取り組めていたことや、ゲームやAIを「使う側」から「つくる側」へという着眼点が評価されました。
そして、5チームに共通していたのが、地域への貢献や課題解決への意識
「地域でやる意味を感じられた」という評価もありました。
ビジネスの基礎は、これから学ぶことができます。
だからこそ、まずは「何をやりたいのか」「誰のためにやりたいのか」。
そこから生まれるアイデアや想像力、そして行動する熱量。
今回のStartup Weekend袋井では、そこに大きな価値がありました。


54時間は、ここで終わらない

金曜日の夜に持ち寄ったアイデア。
チームをつくり、街へ出て、人の声を聞き、コーチから問いを受け、何度も考え直した2日間。
そして日曜日。
5チームが、それぞれの答えを審査員の前に届けました。
Startup Weekendは、最終プレゼンをもって54時間が終了します。
けれど、そこで生まれたアイデアまで終わるわけではありません。
今回の優勝チームには、TECH BEAT Shizuokaで発表する機会も用意されています。
3日間の経験を、次の挑戦へ。
Startup Weekend袋井が生み出したのは、5つのビジネスアイデアだけではありません。
学生が自ら手を挙げ、運営側として挑戦したこと。
学生と社会人が同じテーブルを囲んだこと。
地域の企業や大学、支援者がその挑戦を支えたこと。
異なる立場の人が交わることで、新しいアイデアが生まれました。

「やってみたい」を持ち寄る。
誰かと交わる。
実際に動いてみる。

「No Talk , All Action(話す前にまず行動)」

54時間の挑戦は、最終プレゼンを終えて一区切り。
ここから先は、それぞれのチームの挑戦です。

みなさん!54時間お疲れさまでした!!

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