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美容師の経験発信は「誰に向けるか」で迷わなくていい|ターゲットの絞り方3ステップ

「自分の経験を発信してみよう。」

そう思ってスマホを開いたのに、いざ書き始めようとすると指が止まる。

誰に向けて書けばいいんだろう。

若手なのか。
同世代の美容師か。
これから独立したい人。
今の働き方に悩み始めた人。

考えるほど、分からなくなるんです。

「ターゲットを決めたほうがいい」と言われても、その決め方までは誰も教えてくれません。

しかも今の段階では、「本当にこんな話を読みたい人がいるのかな」という不安も残ってる。

だから、誰に向けるかを決めることが、思ってる以上に重く感じるんですよね。

ただ、経験発信を始めるときのターゲットは、マーケティングの資料に出てくるような細かい人物像まで作らなくて大丈夫です。

最初に必要なのは、もっと小さいことだったりします。

「あの頃の自分みたいな人になら、この経験を渡せるかもしれない」

そんな一人を思い浮かべてみる。

そこから始めると、「誰に向けるか」は少しずつ考えやすくなります。


「誰に向ければいいか」で手が止まってしまう

書く内容よりも先に、「誰に向けるのか」のところで止まる。

長く現場に立ってきた人ほど、そうなりやすいんです。

接客、技術、後輩育成、人間関係、売上、指名、働き方。

あなたの中に積み上がってきたものが多いぶん、届けられそうな相手も一人じゃありません。

その選択肢の多さが、そのまま「決められない」に変わってしまったりします。

できるだけ多くの人に届けようとして、逆に決められなくなる

せっかく発信するなら、できるだけ多くの人に読んでもらいたい。

そう思うのは自然なことなんです。

長く美容師をやってきた人ほど、頭にはいくつもの顔が浮かんできたりします。

「若手にも役立つかもしれない」
「店長にも伝えられることがある」
「40代の美容師にも分かる話がある」
「独立を考えてる人にも使えそう」

どれも間違いじゃない。

むしろ、長く続けてきたからこそ、いろんな人に渡せる経験があるんです。

なのに、その全員を一度に思い浮かべて書き始めると、言葉が急にぼんやりするんです。

「美容師として働くうえで大切なことは」

そんな大きな言葉になっちゃう。

間違ってはいないのに、自分でもしっくりこない。

投稿画面を開いて数行書いて、読み返して消す。

また書いて、少し違う気がして閉じる。

発信できないというより、誰の顔も浮かんでないから、どんな温度で話せばいいのか分からないんですよね。

普段の接客なら、目の前にお客様がいます。

後輩に何か伝えるときも、相手の表情を見ながら言葉を選べる。

なのに発信になると、いきなり「世の中の人」に話しかけることになる。

これ、意外と難しいんです。

ターゲットを絞ると可能性まで狭くなる気がする

もう一つ、引っかかりやすいのがこれです。

「一人に絞ったら、ほかの人に届かなくなるんじゃないか」

たとえば「30代後半で、このまま美容師を続けていいのか悩み始めた人」に決めたとします。

20代には届かないんじゃないか。
40代には関係なくなるんじゃないか。

そんな気がしてくるんです。

せっかく積み上げてきた経験だから、なるべく広く届けたい。

その気持ちが強いほど、絞ることが「可能性を捨てること」に見えてしまう。

ただ、一人を想定して書くことと、その一人にしか読まれないことは別の話です。

サロンでも似たことが起きてます。

カウンセリングで一人のお客様の悩みを聞いて、その人に向けて話したこと。

それが、別のお客様にもそのまま当てはまったりします。

「それ、私も同じです」

そう言われた経験、ありませんか?

一人の具体的な悩みは、意外とその人だけのものじゃないんです。

だからターゲットを絞るというより、最初に話しかける相手を一人決める。

そのくらいの感覚でいいんじゃないかと思います。

一人に決めるのが怖いのは、間違えたくないから

それでも決まらない日って、あるんです。

「この人で本当にいいのかな」
「もっと需要のある人を選んだほうがいいんじゃないか」
「あとから違ったって気づいたらどうしよう」

ここにあるのは、ターゲット設定そのものの問題というより、最初から間違えたくない気持ちだったりします。

発信に慣れてないと、一つの投稿にもちょっと身構えてしまう。

公開ボタンを押したあと、反応が気になってスマホを見る。

下書きに入れたまま三日たった文章が、一つ残ってたりもします。

何もついてないと、「やっぱり需要がなかったのかな」と思ってしまう。

だから、その手前のターゲット設定で「正解」を探したくなるんです。

その正解探しが長くなるほど、発信そのものは遠くなっていきます。


最初から「正しいターゲット」を決めなくていい

ターゲット設定と聞くと、年齢、性別、職歴、収入、家族構成まで埋めないといけない気がしてきちゃう。

経験発信の入り口では、そこまで完成した人物像はいりません。

仮でいいので「自分の経験が自然に話せる相手」を一人だけ置いてみる。

そのほうが、言葉は出てくるんです。

ターゲットは最初から完成させるものではない

最初に決めた相手が、ずっと正解とは限りません。

出してみたら、思ってなかった人から反応が来たりします。

若手向けに書いたつもりの記事に、同世代の美容師から「自分にも刺さりました」と言われる。

逆に、需要があると思ってたテーマに、ほとんど反応がない。

それは失敗というより、出してみたから分かったことです。

ターゲットは、一度決めたら二度と動かせないものじゃありません。

発信しながら、

「この話はこの人に届きやすいんだな」
「自分はこの悩みなら自然に言葉が出るな」

と、少しずつ輪郭が見えてきたりします。

最初から完成させようとすると重くなる。

仮に決めてみる。

少し発信する。

反応を見る。

また考える。

そのくらいの余白があっていいと思います。

自分の経験が一番伝わりやすい相手から考える

では、最初の一人をどう決めるのか。

考えやすいのは、**「説明しなくても、気持ちまで想像できる相手は誰だろう」**という問いです。

指名が伸びなくて悩んだ時期があるなら、いま予約表の自分の欄だけ白い美容師。

店長になって人間関係に苦労したなら、プレイヤーと管理の間で挟まれてる美容師。

40代で、このまま現場だけで働き続けられるのか不安になったなら、同じ場所に立ってる美容師。

その相手なら、細かいところまで想像できるんです。

朝、店に向かうときの足の重さ。
後輩の前ではいつも通りに振る舞ってる感じ。
家に帰って、普段着に着替えた瞬間に出てくる疲れ。

この「分かる」が、経験発信ではめちゃくちゃ大事です。

「売れそうな人」より「気持ちが分かる人」を思い浮かべる

発信を商品につなげようとすると、「誰なら買ってくれるだろう」から考えたくなります。

いつか商品を作る段階なら、需要を見ることも必要になります。

いや、最初からそこだけを見ると、自分の言葉のほうが遠くなる。

市場ではこの層がいいらしい。
この年代には需要がありそう。
この悩みなら売れそう。

そうやって選んだ相手なのに、その人が今どんな気持ちでいるのかは想像できない。

すると書くたびに検索しないと、何も言えなくなっちゃうんです。

反対に、「あの頃の自分なら分かる」と思える相手には、あなたの言葉が出てきます。

何に悩んでたか。

何を言われるとつらかったか。

どんな言葉なら少し安心できたか。

入り口では、その距離の近さがそのまま強みになります。


ステップ1|昔の自分に近い人を一人思い出す

探すのは、架空の「理想のお客様」じゃありません。

過去の自分に近い人です。

美容師として働いてきた時間の中には、今なら少し離れて見られるけど、当時は本気で悩んでた時期があるはずです。

そこを思い出すと、「誰に何を届けたいのか」が具体的になってきます。

自分が一番悩んでいた時期を振り返る

働いてきた時間を、少しだけ巻き戻してみましょう。

どの時期が一番しんどかったでしょうか。

アシスタント時代かもしれません。

スタイリストデビューしたのに売上が伸びなかった頃かもしれない。

店長になって、スタッフとの距離感が分からなくなった頃を挙げる人もいます。

あるいは40代になって、「あと何年、この働き方を続けられるんだろう」とふと考えた頃だったりします。

大きな出来事じゃなくていいんです。

予約表を見て、自分の欄だけ白かった朝。
後輩の成長を喜びながら、少し焦った日。
連勤の途中、休憩室の椅子に座ったまま何もできなかった夕方。
営業後、疲れてるのに翌日の予約を確認してしまった夜。

そういう場面のほうが、当時の気持ちごと戻ってきたりします。

その頃、何が分からなくて立ち止まっていたか

思い出したいのは、「何に悩んでたか」だけじゃありません。

「何が分からなかったか」まで戻ることです。

「売上が伸びなくて悩んでた」だけだと、まだ広いんですよね。

なぜ指名につながらないのかが分からない。

SNSで何を発信すればいいのかも分からない。

自分の接客のどこを直せばいいのか、聞ける相手もいなかった。

店長として、後輩にどこまで言っていいのかも手探りだった。

この「分からなかったところ」まで降りると、届ける相手が急に具体的になります。

今の自分には当たり前でも、当時は見えてなかった。

そこに、経験を発信する意味が混ざってるんです。

今の自分なら、その人に何を伝えられるか

その頃の自分が、目の前のセット面に座ってるとします。

今の自分なら、何を話すでしょうか。

立派なアドバイスじゃなくていいと思います。

「そこ、最初はみんな分からないよ」かもしれない。

「売上だけ見てたけど、振り返る場所はそこじゃなかった」でもいい。

「あのときは遠回りだと思ったけど、今考えると必要だった」かもしれません。

あなたが実際に通ってきた道だから言えることがあるんです。

誰かの人生を一気に変える答えではないと思います。

それでも、その人が今いる場所から次の一歩を見るための、小さな手がかりにはなるんです。

誰に向けるかを考えるとき、細かい年齢や肩書きは後回しで大丈夫です。

「昔の自分に近い人」を一人思い浮かべるだけでも、出てくる言葉はかなり変わります。

相手が少し見えてきたら、次は記事10「経験をテーマにする方法 美容師 コンテンツ化の切り口」で、その人に向けて自分の経験をどんなテーマにすると伝わりやすいのかを整理してみてください。


ステップ2|その人の「今困っていること」を一つにする

浮かんだ相手には、たぶん悩みが一つじゃありません。

仕事、お金、人間関係、将来。

そのあたりが、だいたい絡み合ってます。

それでも発信するときは、その中の「今いちばん困ってる瞬間」だけに焦点を合わせるんです。

全部を整理しようとしなくて大丈夫です。

悩みを増やしすぎると、発信の焦点がぼやける

昔の自分を思い出すと、悩みは一つじゃなかったはずです。

売上も不安。
体力も不安。
将来も不安。
後輩との関係にも悩む。
SNSも苦手。
給料も気になる。

全部、本当のことです。

だから全部書きたくなるんですよね。

その一方で、一つの記事で全部を扱おうとすると、読む側が迷っちゃう。

「結局、自分に何を伝えてくれてるんだろう」

ここで人生全体を解決しなくていいんです。

今日、その人がスマホを開いて検索するとしたら。

何と入力するだろう。

そのくらいまで小さくしてみます。

一番つらかった場面を具体的に思い出す

悩みが一つに絞れないときは、気持ちじゃなくて「場面」から戻ってみます。

営業終了後。

最後のお客様を見送って、セット面のタオルを片づける。

スタッフは帰り始めてる。

自分もそこそこ疲れてる。

ふと翌月の予約表を見ると、思ってたより埋まってない。

「このままで大丈夫なのかな」

こういう瞬間です。

あるいは休日の夜。

明日は仕事。

特別嫌なことがあるわけでもないのに、翌日の予定を考えると少し重い。

スマホを見ながら、「ほかの美容師って、この年齢で何を考えてるんだろう」と検索する。

その瞬間にその人が必要としてる言葉は、かなり具体的なんです。

「その瞬間に何を知りたかったか」まで言葉にする

場面が浮かんだら、もう一歩だけ降りてみましょう。

その瞬間の自分は、何を知りたかったのか。

「美容師の将来について知りたい」より、「現場以外でも自分の経験を活かせる方法があるのか知りたい」のほうが具体的です。

「SNSについて知りたい」より、「特別な実績がなくても発信していいのか知りたい」のほうが、気持ちに近い。

ここまで来ると、ターゲットは単なる「40代美容師」ではなくなります。

「40代になって現場だけで働き続けることに不安が出てきた。でも、自分には発信できるほど特別な経験はないと思ってる美容師」

年齢だけでは見えなかった、その人の内側が出てきたりします。

ターゲットを絞るとは、属性を増やすことより、困ってる瞬間を近くから見ることなんだと思います。


ステップ3|自分が渡せる経験を一つだけ選ぶ

相手と悩みが見えたら、最後は「自分から何を渡せるか」です。

ここで長年の美容師経験を全部棚卸しする必要はありません。

相手が今困ってる一つのことに対して、あなたが実感を持って話せる経験を一つ選ぶ。

最初の発信は、それだけで形になるんです。

全部の経験を一度に伝えようとしなくていい

10年、20年と続けていれば、経験はかなりあります。

技術。
接客。
集客。
後輩育成。
店長経験。
失敗。
転職。
独立。
お客様との関係。
体力の変化。
働き方への迷い。

それを「自分の強み」としてまとめようとすると、今度は多すぎて分からなくなるんです。

一度に全部を価値へ変える必要はありません。

想定した一人が「今これで困ってる」と言ったとき、「それなら、この話ができる」と思えるものを一つ選ぶ。

それで十分です。

一番実感を持って話せる経験から始める

選ぶ基準は、「一番すごい経験」じゃなくていいと思います。

むしろ、一番、自分の言葉で話せる経験のほうが発信には向いてたりします。

うまくいった話だけじゃなくていい。

失敗して気づいたことでもいい。

遠回りした経験でもいいんです。

新規のお客様に何を話せばいいか分からなくて、鏡越しに黙ってしまった時期でもいい。

当時は恥ずかしくて人に言えなかったことが、数年経った今なら「あの経験があったから分かった」に変わってたりします。

指名が伸びずに悩んだ経験があるなら、「指名を増やす方法10選」と無理にまとめなくていい。

「指名が増えなかった頃、ずっと勘違いしてたこと」なら、自分の言葉で話せるんです。

経験の価値は、いつも大きな成功の中にあるわけじゃないんです。

「この人に、これだけは伝えたい」で十分

ここまでを、一文にしてみます。

  1. 誰に:40代になって、今の働き方に不安が出てきた美容師。

  2. 今困っていること:現場以外で何ができるのか分からない。

  3. 渡せる経験:自分も同じように悩んで、経験を言葉にするところから始めたこと。

このくらいで構いません。

完璧なペルソナじゃない。

市場調査をしたわけでもない。

それでも、最初の発信を書くには十分なんです。

「この人に、これだけは伝えたい」

その一本の線が見えると、文章は少し書きやすくなります。


ターゲットが見えると、発信の迷いが減っていく

ターゲットを決めるのは、人を切り捨てるためじゃありません。

あなたの言葉を届ける場所を決めるためです。

相手がぼんやりしてると、何を書いても不安になる。

一人の状況が浮かぶようになると、「この言い方なら伝わりそう」「この話は今はいらないな」と自分で判断できるようになります。

言葉選びが「みんな向け」から「一人向け」に変わる

相手が見えると、出てくる言葉が変わるんです。

「美容師にはさまざまなキャリアの悩みがあります」

ではなく、

「40代になって、営業後の疲れが前より残るようになったとき、ふとこの先の働き方を考えることがあります」

と書けるようになる。

どっちが正しいという話ではありません。

そう考えると、後者には「誰に話してるのか」があるんです。

一人に話しかけると、説明する文章から、経験を渡す文章に少しずつ変わっていきます。

何を書くかより、何を届けたいかが見えやすくなる

発信を始めようとすると、「ネタを探さないと」と思いがちだったりします。

SNSを眺めて、ほかの美容師の投稿を見る。

伸びてる投稿を保存する。

「こういうことを書けばいいのかな」と考える。

それでも、自分が書こうとすると止まる。

そんなとき、足りないのはネタじゃなくて相手なんです。

一人が決まると、

「あの人なら、ここで困るだろうな」
「この失敗談は伝えておきたいな」

と、経験のほうからテーマが浮かんできたりします。

何を書くかを探し続ける状態から、「この人に何を渡そう」と考える状態へ変わる。

その変化だけでも、発信の重さは違ってきます。

相手が決まると、自分の経験も価値として見え始める

自分の経験だけを眺めてると、こう思います。

「こんなの普通だよな」

美容師なら知ってる。

誰でも経験してる。

わざわざ発信するほどじゃない。

そう感じやすいんです。

むしろ、相手を一人置いてみると見え方が変わってきます。

今の自分には当たり前でも、その人はまだ知らない。

自分が10年前に悩んで越えた場所に、その人は今立ってる。

そう考えたとき、「当たり前の経験」が「少し先を歩いた人から渡せる経験」に変わります。

価値が急に生まれたわけじゃありません。

届ける相手が見えたことで、もともと持ってた経験の使い道が見えただけなんです。


まず一人だけ、顔が浮かぶ相手を決めてみる

ここまで考えても、こう思うかもしれません。

「これで本当にターゲット設定になってるのかな」

最初は、細かいプロフィール表を埋めることより、一人の困ってる姿を想像できるほうが大事です。

年齢や肩書きだけじゃなく、その人が今どこで立ち止まってるのか。

そこまで見えれば、最初の発信を始めるには十分なんです。

年齢や職歴より「今どんなことで困っているか」を見る

「42歳・美容師歴20年・店長」

ここまで決めても、その人が何に困ってるのか分からなければ、話すことは見えてきません。

反対に、「長く続けてきたけど、最近、このまま現場だけで働き続けることに不安が出てきた人」なら、年齢が曖昧でも言葉を考えられるんです。

どんなタイミングで不安になるのか。

どんな言葉に反発したくなって、何を言われたら少し安心するのか。

そこまで想像できる相手のほうが、経験発信では話しかけやすいんです。

ペルソナを「プロフィール」だと考えると、急に難しくなっちゃう。

「今、どんな気持ちでスマホを見てる人なのか」と考えると、ぐっと身近になります。

その人が読んだあと、どう感じてほしいかを考える

もう一つ、役に立つ問いがあります。

その人が読み終えたあと、どう感じてほしいでしょうか。

すぐ行動してほしい。

商品を買ってほしい。

フォローしてほしい。

そういう目的も、いつかは出てくると思います。

ただ、最初はもっと小さくていいんです。

「自分だけじゃないんだ」と思ってほしい。

「この経験も無駄じゃなかったのかも」と感じてほしい。

「明日、ちょっとだけ自分の経験を書き出してみようかな」と思ってほしい。

そこが決まると、書かなくていいことも見えてきます。

相手を動かそうとしすぎなくなる。

その人が今いる場所から、ほんの少しだけ見える景色を変える。

経験発信は、そのくらいのところから始められます。

一人に届く言葉が、結果として似た人にも届いていく

一人に向けて書くのは、最初はちょっと怖いと思います。

読んでくれる人を、自分から狭めてるようにも感じたりします。

ただ、昔の自分に近い一人を思い浮かべて、その人が困ってる場面を思い出して、渡せる経験を一つ選ぶ。

そうすると、文章に具体的な温度が出てきます。

そして、その一人と似た場所にいる人が「これ、自分のことかもしれない」と感じたりするんです。

だから最初から、大勢に届けようとしなくて大丈夫です。

まず一人。

顔が浮かぶ人に話しかける。

ターゲット設定という言葉を、そこまで小さくしてもいいんじゃないかと思います。

「誰に向ければいいか分からない」と感じると、発信そのものが難しく見えてしまいます。

でも、最初から完璧なターゲットを決める必要はありません。

まずは、昔の自分に近い人を一人思い浮かべてみてください。

その人が今どんなことで困っていて、自分ならどんな経験を渡せるのか。

ここまで言葉にできれば、ターゲット設定としては十分なスタートです。

次は、記事10「経験をテーマにする方法 美容師 コンテンツ化の切り口」で、その一人に向けて、どんなテーマなら自分の経験が伝わりやすいのかを整理してみてください。

「誰に向けるか」が見えると、「何を発信するか」も少しずつ決めやすくなります。

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