面接日時だけを伝えて、応募者は迷わず来られるだろうか。
対面面接の案内を、
日時と住所だけで
終えていないだろうか
「8月〇日、14時から面接を行います」
「当日は、弊社までお越しください」
日時と会社の住所を伝えれば、
面接案内としては成立する。
けれど、初めて訪れる応募者が
本当に知りたいのは、
日時と住所だけではない。
建物のどこから入ればよいのか。
車はどこへ停めればよいのか。
到着したら、
誰に声をかければよいのか。
何分前に着けばよいのか。
道に迷った時は、
どこへ連絡すればよいのか。
採用担当者には
当たり前の場所でも、
応募者が訪れるのは
初めてかもしれない。
対面面接では、
会社へ着くまでだけでなく、
担当者へ会うまでの行動を
具体的に想像できる案内が
必要だと思う。
建物に着いてから、
担当者へ会うまでを伝える
住所を地図で検索すれば、
建物の近くまでは来られる。
ただ、会社によっては、
店舗と事務所の入口が違う。
同じ敷地内に、
複数の会社や店舗が入っている。
受付が別の階にある。
看板が小さく、
道路から見つけにくい。
といったことがある。
採用担当者は毎日使っているため、
迷いやすい場所だと
気づいていないこともある。
さらに、建物へ着いた後も、
受付へ声をかけるのか。
店内のスタッフへ伝えるのか。
内線電話を使うのか。
その場で待ってよいのか。
応募者は次の行動に迷う。
例えば、
「正面入口からお入りいただき、
近くのスタッフへ
面接で来社した旨をお伝えください」
「受付に設置している内線電話から、
採用担当の〇〇をお呼び出しください」
と伝えておく。
入口の写真や、
近くにある建物を
目印として添える方法もある。
会社に着くまでではなく、
担当者へ会えるところまで伝える。
そこまでが、
面接案内だと思う。
持ち物や服装も、
決まっていることは先に伝える
面接当日の持ち物は、
会社によって違う。
履歴書を持参する。
資格証の写しが必要になる。
すでにWeb上で提出しているため、
応募書類は必要ない。
何も書かれていなければ、
応募者は念のために準備する。
服装についても、
スーツで行くべきか。
私服でよいのか。
仕事帰りの服装でも
問題ないのか。
迷うことがある。
特別な指定がない場合も、
「服装の指定はありません」
「普段着でお越しいただいて
問題ありません」
と書けば、
余計な不安を減らせる。
応募者に考えてもらうことと、
案内不足で迷わせることは違う。
会社側で決まっていることは、
先に伝えておきたい。
道に迷った時の連絡先も必要になる
応募者は、
遅れないように準備している。
それでも、
交通渋滞。
公共交通機関の遅れ。
駐車場が見つからない。
建物の入口が分からない。
予期しないことが
起きる場合もある。
その時に連絡先がなければ、
応募者はさらに焦ってしまう。
面接案内には、
担当者名。
当日に連絡できる電話番号。
遅れる場合の連絡方法。
を入れておきたい。
連絡先を案内することは、
遅刻を認めるためではない。
何か起きた時に、
状況を共有できるように
するためだと思う。
最低限伝えたいことと、
必要に応じて加えること
対面面接の案内で、
最低限伝えたいのは次の四つだと思う。
・面接日時と場所
・入口と受付方法
・持ち物
・当日の連絡先
必要に応じて、
・駐車場所
・服装
・所要時間
・到着時刻の目安
も加える。
例えば、
「面接開始時刻の5分前を目安に
お越しください」
と伝えておけば、
早く着きすぎた方がよいのか、
直前でよいのかという迷いも減らせる。
すべての会社が、
同じ内容を入れる必要はない。
大切なのは、
応募者が当日の行動を
具体的に想像できることだと思う。
面接案内メールには、
ここまで書いてみる
以下は一例です。
自社で必要な項目だけを残し、
実際の受付方法や連絡先に合わせて
調整して使いたい。
件名:面接日時のご案内/〇〇株式会社
〇〇様
このたびは、弊社求人へご応募いただき、
誠にありがとうございます。
面接につきまして、
下記のとおりご案内いたします。
【日時】
8月〇日(〇)14時から
面接開始時刻の5分前を目安に
お越しください。
【場所】
〇〇株式会社
熊本県〇〇市〇〇町〇番〇号
正面入口からお入りいただき、
近くのスタッフへ
面接で来社した旨をお伝えください。
お車でお越しの場合は、
建物横の来客用駐車場を
ご利用ください。
【持ち物】
履歴書
筆記用具
【服装】
服装の指定はありません。
【所要時間】
45分程度を予定しています。
道に迷った場合や、
到着が遅れる場合は、
下記までご連絡ください。
電話番号:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
担当:〇〇
当日はお気をつけてお越しください。
お会いできることを楽しみにしております。
〇〇株式会社
採用担当 〇〇
担当者へ会えるところまでが、
面接案内になる
会社にとっては、
何度も送っている
面接案内かもしれない。
けれど応募者にとっては、
初めて訪れる場所へ向かうための
一通になる。
住所を伝えるだけではなく、
担当者へ会えるところまで
案内できているだろうか。
面接前の不安を、
案内不足で増やさないようにしたい。
今日もまた、
現場で小さな違和感を見つけた。

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