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世界のワインビジネスを知れば日本がもっと豊かになるかも?という話

「河童の目線で人世を読み解く」市井カッパ(仮名)です。
「すべての組織と人間関係の悩みを祓い癒し、自然態で生きる人を増やす」をミッションに社会学的視点から文章を書いております。

御覧いただき、ありがとうございます。水曜はしばらく、ワインの勉強についてまとめていましたが、そちらは日曜に移動して、今日はもう少し軽い話を書いていきたいと思っています。

個人的にワインを勉強していて思っていることは、当たり前ですが、ワインの世界って面白いな、ということです。

ワインというのはとてもシンプルなお酒で、ブドウを発酵させて作ります。起源はジョージアで紀元前6000年といいますから、かなりの昔です。その後、様々な国家や宗教が誕生し、その拡大に応じて、まずはブドウ作りが広まっていきます。キリスト教の修道院でもブドウを作っていたのは有名な話で、フランスなどではその畑が高級ワインを生み出すテロワールになったりしていますし、宣教師がブドウを各国に伝えた、なんて話もあります。その後、ヨーロッパに拡大したブドウ栽培ですが、様々な病気が発生し、そこで人間がアメリカ大陸のブドウを台木にする、というアイデアで復活させ、現在に至ります。

って、何を言いたいかと言えば、ブドウはもともとものすごい生命力の強い植物ですが、ワインを作るとなると、人間がブドウに仕え、育てている感がものすごいあるなぁ、ということです。さらにワインのテロワールというのは、要するブドウが土壌などの環境要因を受けて味が変わる、ということで、他にも水や風な日照など、様々な要因でブドウの味が変わってしまい、それをなんとかコントロールしようと人間が様々な知恵を編み出して来ました。

もともとブドウをワインにする酵母が、ワインの皮にくっついていると言われますが、実際には自然界にはどこでも存在しているそうです。そういう意味でも、ブドウはワインになるために出来たような果実で、また、それを期待して人間はブドウに様々に尽くすのです。その姿を俯瞰してみますと、なんとなくワインが宗教に使われる理由もわかる気がします。

さて、そんなワインのさらに面白いところは、ワインビジネスにあります。ワインビジネスには、農業技と職人技とブランディングが絶妙に絡まっています。

例えば、ある高級ワインがあったとして、そのテロワールが素晴らしい、と。では科学的に分析して、同じ味のワインを大量に作りましょう、となるかと言えば、ならない。

それは価値がなくなる、と考えるのが普通でしょう。

でも、これってとっても日本人が当たり前にビジネスの世界で考えそうなこと、な気がします。

どうして?美味しいものをたくさん作って安く売って何が悪いのさ?

というのが日本人の発想で、この発想は高度成長時代を支えてきた発想ですが、根本的に、ワインは違うのです。

何が違うかと言えば、こういうことを言うとワイン好きの人に怒られてしまうかもしれませんが、究極を言えば、ワインは別に人生にも世の中にも必需品ではない、ということです。

米が無くなったらほとんどの日本国民は大騒ぎするかと思いますが、ある日、ワインが無くなったら?

別にそれで生活に困る人は居ません。(ワインのお仕事をしている人以外は…。)

別にワインがなくても死なない、という意味では、もっと過激なことを言えば、無駄なものです。

無駄だから、良い。無駄だから尊い。

この発想があるからこそ、ワインは尊い、とも言えると思うのです。

遊び、とか、余裕とか、贅沢、という表現でも良いかもしれません。
アート、と表現しても良いかもしれません。

いずれにしても、無くても死なないものに、一生をかけて取り組んでいる人がいる。一族で伝統を受け継いでいる人がいる。

この感覚って、日本人のビジネス感覚に足りていなくて、しかし、あったらもう少し幸せになれる感覚ではないかな、と思うのです。

私が好きな話があって、どこまで本当かはわかりませんが、自動車の話なのですが、トヨタが世界に通じる高級車を作ろうとレクサスブランドを作って、一定の成功を収めましたが、ただし、レクサスは中古になると半値になってしまう。しかし、いわゆるフェラーリやランボルギーニなどの車は、中古でも値段が落ちない。なぜ?という話です。

確かフェラーリだったかと思うのですが、ある年に何台も車が売れて、売れすぎだ、と。だから販売台数を絞る、というような報道を見て、さすがだな、と思いました。

その片鱗は、アニメとかゲームとか、あるいはそのグッズとか、そういう世界にも認められます。消費者側から見れば、「尊い」という感覚です。ただ、価格帯が違いますね。

そういう意味では、バンダイさんが発売予定のこちらなど、もっともっとやれやれ、と思いました。

PERFECT GRADE UNLEASHED
1/60 νガンダム
2026.01 ROLL OUT
メーカー希望小売価格:66,000円(税10%込)

https://bandai-hobby.net/site/pgu-rx93/

だそうです。海外の人にはあまりプラモデルは(作るのが大変なので)受けが良くないそうですが、日本や中国のモデラ―さんが完成品をどこかに出品したりするのでしょうか?

でもまだ、アートというよりはクラフト(工芸品)の領域でしょうか。

ワインの話に戻りますと、自動車と比較してワインの素晴らしいところは、ワインには高いワインも安いワインもあり、その価格のバリエーションが広いところと、その価格差と美味しさが別に比例しているわけではない、という自由さです。

これも私が好きな話ですが、アメリカのオーパスワンというワインは美味しいのだけれども、味のバランスが良すぎて、ワインを飲みなれている人ではないとその美味しさがわからない、という話があります。ワインはどうやら飲む人を選ぶらしい、という話でもありますが、自分にとって美味しいワインは高いワインとは限らない、ということでもあります。

もちろん、投資目的の市場もあるでしょうし、保管することを目的としている人も居るでしょう。高いワインも安いワインもあって、それでも全体としては市場が伸びている。これがワインビジネスの面白いところです。

ワインの勉強をしていると、試験には出ませんが、このワインは今、いくらぐらいで売られているのかな?と調べることがあります。そのたびに、なぜその値段なのかを考えさせられてしまうのですが、こういうところが、ワインを学ぶことの面白さではないかな、と思うのです。

そしてこの学びは、今こそ、日本のビジネス界に欲しい発想ではないか、と思うのです。

現場からは以上です。お読みいただき、ありがとうございました。面白かった、参考になった、という方は是非、高評価いただけると嬉しいです。フォローも大歓迎です。

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