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ナリタ先生の話

ペンネームを決めてから、なぜかフォローしてくださっている方が増えています。ペンネームを決めるとスタンスが決まりますね。もしかしたら、とっても大事なことかもしれません。(単にカッパという名前が珍しいから、かもしれませんが、ともかく、ありがとうございます。)

さて、昨日の投稿をして、ふと思い出したことがあったので、こちらも記録しておきます。

タイトルのナリタ先生というのは、中学校の2年のときの担任の先生でした。なにやら前年担任だった学級で不幸な事件があったらしく、いい先生なんだろうかどうなんだろうか、なんてウワサがありました。

そうそう、近所に住んでいたあるオバサンが、とにかく噂話が好き。まあ、だいたい人の良くないウワサをうちに来ては母に話していたのを思い出します。子どもながらに、性格歪んでるなーって思っていたのを思い出します。

それはさておき、中学2年生といえばあなた、ばりばりの厨二病です。この時代にどうすごすかって、実はとっても将来に影響すると思うのですが、理由も経緯もさっぱりわからないのですが、このナリタ先生が、私に、何かクラス内の広報的なことをやったら、と提案してくださったようなのです。

当時の通信簿を見ると、委員の欄に「文化委員」とありますので、おそらく先生に「文化委員って何をすればいいんですかねー」という流れで、なんかやってたんだと思います。

実際、学校にある輪転機っていうんですかね、先生方がプリントを印刷するときに使う奴。ガリ版刷り、ほどは古くないんですが、コピー機ほどは新しくない時代で、それの使用を許可してくださったんですねー。

で、どういう経緯かは覚えていないんですが、仲良くなった男子2人と、女子2人と一緒に、DCPTなんてチームを作って放課後に活動してたりしました。オリジナルでバッジなんかも作った記憶がありますが、つけてた記憶は無いw

DCPTって何の略なんでしょうねー。不確かな記憶では、Development Culture Project Team なんつってた記憶があります。厨二ですねー。

で、何が言いたいかと言うと、このとき、取材したり記事書いたり印刷したり配ったり、ということで、まあ、今の仕事に繋がっていると言いますか、今も似たようなことしとるなー、と。

久々に会ってリアルで飲んだ当時の友人に言わせると、当時、自分はめちゃめちゃ人気があった、モテてた、誰とでもつきあえた、という評だったのですが、まあ、厨二が厨二を評価していた話なので、どこまで本当かはわかりませんw

とりあえず、自分のモテ期が中学二年生で、気づいたときには終わっていた、という話は、機会があれば別の記事を書くとして、当時、好きだった女の子はいましたが、告白することもつき合うこともなく、何事もなく過ぎていきました。

でもまあ、当時、充実はしていたんだと思います。やりたいことを自由にやって、それで評価されている感があって、仲間が居て。で、その結果、そんな切ったり貼ったりすることをその後もやるような選択を重ねて、技も経験もレベルアップしていき、それが数十年後の今の自分のスキルにつながっているんだろうなーと思ったのです。

昔話が長くなりましたが、実はここまでは前置きで、ここからが本題ですw。

そこから数十年が経過し、世の中にSNSというものが普及し、たまたま、そのナリタ先生とつながったわけです。

こちらは感謝していますので、その時に、自由にやらせてくださったことをありがとうございます、とお伝えしたわけですよ。

そしたら、

何かしたっけ?

という反応w

あ、覚えていないんだw

ま、そうよね。毎年、何十人も生徒を迎え、送り出して、いちいち、どの生徒に何を言ったか、なんて覚えていないよねー、と。

で、振り返ってみて、自分もコーチとして、まあ、お試しというか、いろんな方にコーチングのデモなんかをしたりしてきてるわけですが、あのときの〇〇で人生変わりました、とか、あの機会のおかげで〇〇とか、感謝の言葉を後から言われることも、まあ、ままあるわけです。

で、そのとき、私の頭に浮かぶのは、

何かしたっけ?

だったりするのですw

あ、おんなじやん、って思ったのです。

昨日のILOの経営コンサルティングの定義のひとつめを思い出してみます。

コンサルタントは業務それ自体の遂行に責任はなく、実際の責任者を助力している

ILO『経営コンサルティング』P.3

そうそう、そうなんよ。
責任ないから、覚えていないんよw

これは無責任ということではありません。遂行に責任を持つわけではなく、助力に責任を持っているのです。

役割の違い、立場の違い、と言いますか。

コーチ・ユニバーシティというアメリカのコーチ養成団体のテキストの冒頭で、コーチングを定義しているのですが、これが、

Coaching is catalyzing relationship that accelerates the process of great performance; it's about individual and/or organizations' identifying purpose and living out of that purpose.

The Coach U Personal and Corporate Coach Training Hand Book P.10

となっています。

ここで注目したいのが、あまり見慣れない catalyzing という単語。これは、catalyze(触媒する)の現在分詞形です。ですので、catalyzing relationship は、触媒関係、という訳になりそうです。

と、言われましても、なんじゃそれ、となるかと思いますので、触媒も辞書で調べてみましょう。化学用語ですね。(ちなみにナリタ先生は社会科の先生でした。)

触媒(読み)しょくばい(英語表記)catalyst catalyser
精選版 日本国語大辞典 「触媒」の意味・読み・例文・類語
しょく‐ばい【触媒】〘名〙
① 化学反応の速度をはやめる作用をもち、反応後もそれ自身は変化しない物質。アンモニア合成の鉄触媒、硫酸製造の五酸化バナジウム、アンモニア酸化の白金など。酵素もまた有機の触媒である。〔稿本化学語彙(1900)〕
② 比喩的に、ある状態を変化させたり何かを生み出すための刺激となった人や物事などをいう。

コトバンク

「速度をはやめる作用をもち、反応後もそれ自身は変化しない」とありますが、これって、さっきのコンサルタントの定義の「業務それ自体の遂行に責任はなく、実際の責任者を助力している」と、割と同じようなスタンスじゃね?と思ったのですが、いかがでしょうかね?

ということで、今日の結論ですが、

優れた成果を提供するコーチや教師は、その効能が触媒効果であるがゆえに、クライアントや生徒に「あのときはありがとうございました」と言われても、「何かしたっけ?」となることが多い

ってのが、ファイナルアンサーでOKでしょうか?

現場からは以上です。

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