東ハト「ALL AZUKI」は誤字なのか?
東ハトの「オールあずきあんバター仕立て」を食べた。おいしかった。
思っていたよりしっかりあずきの味がした。
原材料にパン粉が入っているのが珍しい、面白いと思った。
ところで、
パッケージに「AZUKI」と書かれているのが気になった。
あずきは英単語だと「adzuki」と「d」が入るからだ。
これは誤字なのか? 単純にローマ字表記と受け取っていいのか?
「オール」の部分は「ALL」で英語表記なのに?
オールおさつとの関係から考える
調べると、「オールおさつ」という商品が見つかった。
こちらは「OSATSU」と書かれており、ローマ字表記だ。
そういうわけで、オールあずきもオールおさつと同じカテゴリーで、ローマ字表記シリーズなのだ。なるほどね。
……と、納得して終わり、のはずだったが、
どうやらオールあずきはオールおさつより先に発売されているようだ。
そうすると、発売当初は誤字だった可能性はないだろうか?(しつこいな)
メーカーに直接問い合わせてもいいが、まぁ誤字だったとして本当のことは教えてくれないだろうし、私は平日会社員なのでお客様相談窓口に電話することは不可能(ではないけど不可能ということにするね)だ。
オールシリーズの発売順
そこで、オールシリーズの発売年をできる範囲で調べてみた。
オールレーズンは1972年発売。文句なしで最初に登場し、
あずき2004年、アップル2005年、プルーン2007年(?)、おさつ2009年
という順番になった。ちなみに、当時あずきはココア生地だったそうだ。
最初の味(レーズン)を発売し、2つ目の味の発売まで30年以上空くというのは考え難いが……まぁ、そういうことにしよう。
※パインとクランベリーもあるが、あずき・おさつとそれ以外の横文字商品の順番が分かればいいので省略
しかし、あずきが2番目の商品となると、「AZUKI」表記は誤字、
という疑惑が高まってしまう。
井村屋のスローガン「あずきをAZUKIに!」
ここで、気になる情報を見つけた。
「あずきバー」で有名な井村屋の公式HPだ。
「あずきを世界へ」というタブの中で、
"日本文化を世界へ発信「あずきをAZUKIに!」"という見出しがある。
その中で「日本の食文化や和菓子の魅力を世界に発信しています。」という記述があるので、この見出しが言う「あずき」は恐らく「甘いあずき」を指す、と私は解釈した。
※「あずきをAZUKIに!」を見たときにまず私が思ったこと
「adzukiをazukiにするのか? もう西欧なまりで「adzuki」なんて呼ばせない、日本人が長年親しんできた「あずき=azuki」を、「tsunami」や「sake」のように、日本固有のものとして、日本語で通じるように発信・普及・布教していくのだ! という思いか?」
さすがにそこまで言っておらず、植物としての「小豆」は「adzuki」でもちろんokだが、日本人がよく知る小豆の在り方、つまり甘く煮た小豆を指しがちな「あずき=azuki」を世界に発信する、ということなのだろう。
という解釈で落ち着いた。
さて。そういうわけで、
この井村屋の甘い「azuki」に関するスローガンがオールあずきの発売年より先に立てられていれば、東ハトはこの共感して「AZUKI」という表記を用いたと考えられるのではないか。(追及が必死すぎるよ)
引き続き、井村屋の公式HPを探索したところ、
井村屋の海外事業の展開は2000年に始まったことが分かった。
オールあずきの発売年は2004年だ。
結論:「ALL AZUKI」は誤字じゃない。
オールあずきがローマ字表記の道を作ったことで、オールおさつは安心して「OSATSU」表記ができたのではないかと私は思った。
(アップル、プルーン、クランベリー等々ときて急に「OSATSU」は何かちょっとおもろいもの。"オールシリーズの風雲児"とか呼ばれて人気者になりそうな気もするけど)
オールおさつが「OSATSU」表記の時点で終了してよかった気がするが、
井村屋の海外展開のスローガンも知ることができたし、何より楽しかった。
※井村屋と東ハトの関係は存じ上げないし、誤字説も共感説もただの想像です。と一応申し添えます!
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