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ジョドレルバンク、ジーティーサクラが話題沸騰…騎手の温度で強さを図る

今年の新馬戦も先週からスタート。一口馬主やPOG界隈で大きな盛り上がりを見せている。

そして6月の新馬戦で圧倒的な勝率を誇るのがダミアン君。特に東京で新馬に騎乗する際は絶大な信頼性がある。

近3年の6月に行われた新馬戦でもルメール相手に勝率で大きく上回った。翌年のクラシックを意識するには、早い時期に素質馬とコンビを組んでおきたいところだ。

2023年以降6月の新馬

断然レーン

ただ、ダミアン君は短期免許の出稼ぎで来日しているため、そのままコンビ続行するかはわからない。

彼が帰国した後におこぼれにありつけるかどうかも、他の騎手は気になるはずだ。

まあどうせG1級の馬は春に来日する外国人騎手に任されるケースが殆んどだけど……。

一昔前は伝説の新馬戦として秋の京都デビューなんかも取り沙汰されていたけれど、なんだか最近は夏場にデビューして休ませるケースもトレンドになりつつある。

かといってローカルの重賞とかには、それほど使われないんだけどね。

ちなみに今年の新馬も早速話題になった馬がいた。

そう、日曜東京のジョドレルバンク(牡2、美浦・武井亮厩舎)と土曜阪神のジーティーサクラ(牝2、栗東・吉岡辰弥厩舎)という2頭だ。

ジョドレルバンク

下馬評で圧倒的だったのはジョドレルバンク。同馬を管理する武井亮調教師が「負ける理由が見当たらない」と惚れ込んだ逸材。実際のレースでも好位から33秒7の末脚を披露して楽勝した。

ジョドレルバンク

上がりは2位に留まったが、なかなか強い勝ち方。2歳にして520キロと雄大な馬体を持ち、血統的にもエフフォーリア産駒で近親にクロワデュノールがいる良血馬。芝1800mでデビューさせたのもクラシックを見据えてのことだろう。

直線

トラッキングシステムを見た感じ。道中の最高速は勝ち馬が先頭に立ったタイミングに計測された65.8km。

ラップ構成

12.9 - 11.5 - 12.1 - 12.4 - 12.6(1000m通過61秒5)
12.5 - 11.6 - 11.2 - 11.3(4F46秒6、3F34秒1)

レース上がり34秒1に対して33秒7(0秒4差)で駆け抜けた。ゴール前は流して走っていたので余裕綽々といった感じ。確かに強かった。

騎乗したダミアン君は「乗りやすくて折り合いはつきましたし、いい手応えでした。今後ステップアップできると思います。距離も問題なかったです」とまずまずのジャッジ。確かに調教師から必勝宣言も出るか。

ジーティーサクラ

こちらはロジクラウンが1番人気に支持され、ジーティーサクラは2番人気の評価。それでもレースではモノの違いを見せつける大楽勝を飾った。32秒4の上がりを叩き出したことにはヤバいという声も出た。

ジーティーサクラ

道中で12秒9-13秒3-12秒9という中弛みのラップも発生したが、L2で10秒5-10秒8は驚異的な数字。超スローで全馬に脚が溜まっている状況下で1馬身3/4と決定的な差をつけてしまった。

直線

こちらもトラッキングシステムを見た確認すると、道中の最高速は同じく勝ち馬が先頭に立ったタイミングに計測された71.0km。ジョドレルバンクを大幅に上回った。

ラップ構成

12.9 - 11.6 - 12.9 - 13.3(3F37秒4、4F50秒7)
12.9 - 11.4 - 10.5 - 10.8(4F45秒6、3F32秒7)

確かに超スローのレースで速い上がりが出るのは当然の理屈なのだが、余力残しでも1F10秒台はなかなか出せない上に2ハロン連続でマーク。そりゃ強かったのも分かる。

メディアの記事でも2歳馬が上がり3ハロン32秒4をマークしたのは、1986年以降の阪神新馬戦で最速。例によって1986年で区切られているのは、JRA-VANのデータ提供が1986年以降しかないためだ(豆知識)。

かといって、そんな話を聞いたら調べたくなるのがデータおじさん。2歳馬以外ならどうだったのよと。

はいこれ。

着順関係なし
勝ち馬限定

着順関係なしなら31秒9が最速。勝ち馬限定なら最速32秒3だから、32秒4の優秀さが分かるよね。しかも2歳馬はただ1頭だったんだからさ。

リバティアイランドが上がりの出やすい新潟で31秒4をマークした際も話題になったが、ジーティーサクラも相当な逸材じゃないかな。

視点を変えてみると?

1着ジーティーサクラ 北村友一
「とても良い内容でした。チャンスのある馬に乗せていただけることが感謝の気持ちですし、結果で出て良かったです」

2着ロジクラウン 川田将雅
「後ろとの着差が示す通り、普通なら勝っていると思う内容なんですが、勝ち馬があまりにも強かったです。この馬も良い走りをしています」

ダミアン君のコメントに比べて温度差があるね。まあ通訳の関係もあるから一概には言えないけれど、少なくとも生姜君のコメントには説得力があったと思う。

名は体を表すじゃないけど「桜」が馬名に含まれているジーティーサクラ。

近親にこれといった活躍馬は出ていないが、キタサンブラック産駒で距離の融通も利きそうな雰囲気。今年のスターアニスと違って優駿牝馬(G1)も問題なさそう。

これだけのスローで折り合えたのも乗りやすさの証明。欠点らしい欠点があるなら北村友一くらいかもしれない。なぜ彼にこんないい馬ばかり回ってくるのかは正直よくわからないが……。

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