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連覇狙うパンジャタワーに注目…好メンバー揃ったキーンランドCの展望

パンジャタワーを信じるかどうかだね

お盆休みも終わり、8月もはや下旬に差し掛かる今週末。WIN5対象レースの重賞は札幌のキーンランドC(G3)と新潟2歳S(G3)が行われる。

新潟2歳S登録馬

ただ、フルゲート16頭に18頭が登録した前者に対し、登録段階で10頭しか集まらなかった後者の過疎化は少々深刻。メンバーの成績を見てもこれといって目を引く馬もいなければ、未勝利戦で惨敗している馬もいる。

過去10年

夏の2歳重賞ということもあって、元々頭数の揃わないレースではあるのだが今年は例年以上に低調。あまりに淋し過ぎるのでキーンランドCの展望のみで済ませようと思う。

そんな2歳重賞に比して、キーンランドCはそれなりに楽しめそうなメンバー構成。パンジャタワーやウインカーネリアンといったG1馬2頭も参戦を予定している。

札幌11RキーンランドC(G3)芝1200

イツモニコニコ   牝5 ナレド  55
ウインカーネリアン 牡9  三浦皇成 59
エイシンディード  牡3  川又賢治 55
エーティーマクフィ 牡7  富田暁  57
カルプスペルシュ  牝4  横山武史 55
サウンドモリアーナ 牝4  武豊   55
ジョーメッドヴィン 牡5  横山琉人 57
ゾンニッヒ     牡8 ロイド  57
ダノンマッキンリー 牡5  池添謙一 57
ティニア      牡6  古川吉洋 57
ナムラクララ    牝4  浜中俊  55
パンジャタワー   牡4  松山弘平 58
マイネルジェロディ 牡8 未定   57
リラエンブレム   牡4 未定   57
ルシード      牡4  レーン  57
レッドアヴァンティ 牡7 未定   57
ロジケープ     牡3  丹内祐次 55
ロードフォアエース 牡5  岩田望来 57

キーンランドC登録馬
近走成績

過去10年の結果

過去10年

軽ハンデを味方にイキのいい3歳馬が穴を開けることもあるが、この手の激走は大抵が牝馬。牡馬で制した去年のパンジャタワーはG1馬という「規格外要素」を含んでいた。今年のロジケープはどこまで通用するだろうか。

例によって某基地外掲示板の予想オッズを参考に各馬の戦績を振り返っていく。

予想オッズ

予想オッズ

やはり下馬評はパンジャタワーが一歩リード。昨年の57キロから1キロ増える58キロでの出走となるが、59キロを背負わされるウインカーネリアンに比べれば楽だ。

過酷な海外遠征の経験もあり、春の高松宮記念(G1)4着、安田記念(G1)5着の実力は威張っていい。

では各馬の紹介に移ろう。

パンジャタワー(牡4、栗東・橋口慎介厩舎)

パンジャタワー

デビューから2連勝で京王杯2歳S(G2)を制した実力馬。その後の2戦で凡走した結果、NHKマイルC(G1)で9番人気まで下がったが、ファンの軽視を嘲笑うかのように快勝した。

9番人気での勝利に懐疑的な見方もあったが、昨年のキーンランドC制覇で改めて実力を証明。近走も勝てなかったとはいえ安定した成績を残している。

現役最強クラスとはいえないものの、夏のスプリントG3程度ならお釣りがあるだろう。押しも押されもせぬ堂々の主役候補だ。

ロジケープ(牡3、美浦・尾形和幸厩舎)

ロジケープ

クラシックや重賞に無縁だった馬が4月から破竹の3連勝。ついに重賞初挑戦まで到達した。

あまり馴染みのない馬ではあるのだが、最近のWIN5で見掛けるようになったため、夏の上がり馬として注目の存在となった。

やる気のない馬名をつけることで有名な久米田正平氏の所有馬らしく、冠名の「ロジ」にケープクロスの「ケープ」を足しただけ。血統だけ見ると完全に中距離タイプの印象だが……。

なるほど

愛があるのかないのかは他人がどうこういうことでもないが、ダービー馬ロジユニヴァースにしてもネオユニヴァースから取っただけというシンプルな命名である(笑)

ただ前走のTVh賞(3勝)は割と優秀。今夏の札幌で行われた芝1200mにおいて最速をマークしている。

札幌芝1200

時計だけならUHB賞(OP)のナムラクララを上回っており軽視は禁物かもしれない。

ナムラクララ(牝4、栗東・長谷川浩大厩舎)

ナムラクララ

ついこの前にWIN5対象レースのUHB賞を勝利したばかり。ロジケープとの比較にちょうどいいので軽くチェックしてみる。

TVh賞
  • 前後半3F33秒8-34秒5(前傾0秒7)

  • 勝ち馬ラップは34秒8-33秒3(後傾1秒5)

  • 7月25日のクッション値は「7.6」

UHB賞
  • 前後半3F33秒3-35秒1(前傾1秒8)

  • 勝ち馬ラップは34秒3-34秒1(後傾1秒3)

  • 8月9日のクッション値は「8.0」

前後半のラップ構成を考慮すると、前後半のラップ的に展開の恩恵が大きかったのはナムラクララの方かもしれない。

そしてクッション値もロジケープの方が低い。

こういう調べ方をしてようやく想定人気に納得した訳だが、事前に察していた競馬ファンは侮れないね。

個人的には奈村睦弘オーナーが変わらず浜中俊を起用していることを評価したい。姉ナムラクレアは浜中の騎乗が物議を醸した経緯もあった。心情的に応援したくもなる。

ルシード(牡4、美浦・田島俊明厩舎)

ルシード

ゲートの出が悪かった函館スプリントS(G3)は3番人気で12着に惨敗したが、予想記事で話した使い詰めの影響も少なからずあったはずだ。

そのため、少し間隔を空けて14キロ増と馬体を戻した前走で巻き返したことに驚きはない。札幌は1勝2着1回3着1回と馬券圏外の凡走はなし。得意舞台で再度の好走に期待できるだろう。

ロジケープと同じく本馬も純粋なスプリンターとは言い難い血統。ダートから芝への転向に成功したくらいだから元々スピードがあるのも当然か。

エーティーマクフィ(牡7、栗東・武英智厩舎)

エーティーマクフィ

昨年のキーンランドCは7番人気で7着に敗れたが、当時も散々騎乗を批判したように戸崎圭太のミスが敗因。一瞬の切れで勝負するタイプではない馬を勝負どころで詰まらせて脚を余してしまった。

まあとにかく不思議な馬というのが最大の印象だ。

何しろ本馬のWIN5初登場は、23年5月の高瀬川S(3勝)。今から3年以上も昔のことである。大山崎S(3勝)の勝利を見届けてから約1年8ヶ月も善戦マンの走りを見守ってきた。

1着になる馬を当てるWIN5で無縁の存在に思われたが、芝に転向した昨年6月の青函S(OP)を12番人気で勝利して存在感を発揮。転向3戦目の京阪杯(G3)で重賞初制覇まで遂げてしまった。

デビュー当初は札幌2歳S(G3)に出走していたくらいだから芝への転向自体に問題がないのは分かっていた。それでも詰めの甘さを払拭するためにダートへ転じて、再び戻ってきた芝で勝てるようになったのは面白い。

ハゲとるやないか!

その他の有力馬

今年のWIN5で注目している58.0キロ問題は脳裏に浮かぶが、あれはハンデ戦がメイン。別定戦なら気にするほどもない。

おそらく大多数がパンジャタワーを支持するだろう。

青函SやUHB賞を考えればTVh賞のロジケープを評価したくはなる。

また、昨年の結果も頭に入れておきたい。

昨年の結果

3着カルプスペルシュ、4着ナムラクララ、5着ウインカーネリアン、7着エーティーマクフィらが該当する。

穴で面白そうなのはエイシンディード、ティニアあたりか。

函館2歳S

キングネキの手腕が際立ったレースだが、ブラックチャリス相手に2馬身差の完勝だった。

青函S

エーティーマクフィ相手にクビ差なら展開次第でチャンスも。

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