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#30 うつ病は心の弱さが原因ではない: ウイルス原因説から見えるうつ病治療の未来 疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた 乾癬自己実験

2024年(7)


疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた (ブルーバックス)

 まず、これに興味を持ったきっかけは、日本経済新聞にかなりの頻度で広告が出ていたからです。私は、肝臓、ミトコンドリアのATP産生仮説だったので、それによって、疲れも出るし、免疫力の低下とウイルスが優位になると思っていました。扁桃腺摘出手術をしたときに、耳鼻咽喉科の先生から、人の体にはウイルスや菌が元々いて、健康で免疫力が保たれているとそれらを抑えているが、落ちると優位になって悪さをし始めると教えていただいたので、それだと思っていました。なので、どういう説なのかな?と思って軽く読んでみることにしました。

うつ病の原因はウイルスだった! 心の病の最新知見Q&A

 最初に漫画で概要をつかもうと思って検索して、これが一番新しいし、タイトルも新書に合っているので、選びました。全体的におもしろかったのですが、うつ病は心の弱さが原因ではない: ウイルス原因説から見えるうつ病治療の未来の方が簡単にわかりやすくまとまっていたので、詳細はそちらに回して、こちらはざっとまとめます。


・うつ病は、2030年には、世界的に最も多くの“命の年数”が失われる疾患、すなわち健康に過ごせる期間が最も失われる病気となると予測されている。(P2)

・うつ病の経済損失は、年間2兆円を超えると言われている。(P8)

・うつ病は心の弱さとは何の関係もなし。(P11)

・昔の文学者や芸術家にはうつ病の人は多くいたが、日本人はどこかでそう認めるのを嫌がっている節がある。「文豪は病気で死んだのではなく、高尚で文学的な思索の末に何らかの結論に達し、自ら死を選んだのだ」できることなら、そう思いたい。(P12)
もう最初からおもしろい。これは私も昔からそう思っていたので、納得してしまいました。これは「うつ病」というのが現在のように認識されていなかった時代だったからかなと思っていましたが、今もそうなんだと思いました。ドラマやアニメのキャラなど、私からしたらどう見てもうつ病だよなと思われるのも、そういう個性であり、病気とは描かれていないんですよね。それで共感させるから、当人も病気とはわからないみたいな状況になっていると思われます。

・うつ病 認知のゆがみ ぐるぐる思考 希死念慮(P20)
これはわかる。生理周期によって、マイナス思考のスパイラルに陥ることがある。なので、それがずっと続いていて、強いのがうつ病なのかなと思っていました。

P21



・うつ病の原因は、セロトニン不足説は30年前に終わった。(P24)
これびっくりしたんですが、ネットで調べると常識みたいですね。でも、セロトニンって未だによく聞きますよね。

P24


・SSRIには、脳内のドーパミンなどの働きを活性化することで、「全体的に気分を高揚させる働きがある。(P31)
「うつ病を治す薬」ではなく、「万人の気分を上げる薬」として作用していて、抗うつ薬による患者の治癒率は約5割と言われている。
私が見つけた方法ですごく上がりますよ。

P33


・神経炎症説 「うつ病とは脳の炎症である」(P45)

P44


リウマチ性関節炎やがんの患者が抑うつ症状に陥ることは、以前から知られていた。しかし、医者はそんな重い病気にかかれば、誰でも気分くらい落ち込むだろうと考えて、抑うつ症状の方は重視してこなかった。でも、ある学者が、そうではなくて、リウマチやがんの症状のひとつではないかと考えた。
え、そのレベルなの?私はもっと前から根っこが一緒の病気だと思っていました。未だに乾癬になると、うつ病を発症するケースが多いなどと専門家やメディアは言っていますが、ミトコンドリアにアプローチすると両方が消えてしまうし。でも、今は腸内細菌叢が流行っているから、わかる人はわかると思います。ここにアプローチすれば不調が消えてしまいますよね。繋がっているということです。

これも官僚制の逆機能かな。たぶん、専門家も患者じゃないからわからないか、自分が患者でも既存の医学に引っ張られるんだろうな。実際に、乾癬やアトピーだけでなく他の病気もありますが、自分が患者で医師になって病気を治そうと思って実際に専門家になった人は多くいますが、治せませんよね。たぶん、医学という「宗教」にとらわれ過ぎて、認識が変えられないんだろうなと思いました。だから、私は患者の視点をいかそうと心がけました。

・炎症性サイトカインが脳の炎症を起こす。(P47)

P49


・レミケード・ハイ(P51)
リウマチ患者には抑うつ症状のある人が多い(全患者の40%と言われている)が、この薬を点滴することで、みるみる明るくなる患者が続出。

・ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)(P58)
共生ウイルス。うん、やっぱり扁桃腺摘出手術の時に聞いたやつでしょ。

・ヒトゲノム(血液を調べる)計画で、うつ病の疾病関連遺伝子(その病気へのかかりやすさに影響がある遺伝子)は見つからなかった。(P65)
その後に残された膨大な機材と人材が次の仕事を求めていたために、腸内細菌(便を調べる)と病気の関係を探る大規模な遺伝子解析が始まった。

P62

しかし、結果として、病気の原因はほとんど見つからなかった。腸内細菌のバランスが崩れると、太りやすかったり、花粉症などのアレルギーを起こしやすかったり…そんなことがわかった程度。うつ病の原因となる細菌も見つからず。
でも、今腸活・菌活バブルですよね。ある病気と腸内細菌叢(腸内フローラ)が関係ある!みたいなニュースや本がかなり出ているじゃないですか。腸内細菌叢の検査サービスもあるし。このことを知らないのかな?何が起こっているの?便を調べてもわからないですよね。前に書きましたが、腸内細菌は従属変数のはず。そもそも、排出された便を調べても、腸内環境を推測する材料の一つでしかないと思うんですが。
ここで新たに出てきたのがメタゲノム。マイクロバイオームの研究を一歩前の押し進めて、人体に寄生する微生物の遺伝子を、ヒトの遺伝子の一部として扱おうという、新しい次元の考え方。ここに共生ウイルスも含まれる。血液や便とは違って、脳や心臓といった簡単にサンプルを集められない重要な臓器に存在しているのも大きな問題。まぁ、あまり進んでないと。


・HHV-6は嗅球(鼻の奥にあって匂いを感じる脳の領域であり、免疫組織)に潜伏感染している。(P74)
ここが気になりました。あの生理周期で急に上咽頭が渇いて空咳が出るのと関係しているのかなと思いました。疲れて免疫力が落ちるとウイルスが出てくるという、本の内容は大体予想通りでした。セロトニン不足説が30年前に終わったものというのと、ヒトゲノムと腸内細菌叢の箇所がおもしろかったのと、ここが気になったので、次の本も読んでみようと思いました。

P76


・抗体検査を考え出した。(P78)

P81


・HHV-6はうつ病の巨大なリスクファクター(P82)

P84


・再活性化(P94)

P96


・個人的にとてもいい視点だと思う。(P102)

P105


・うん、患者からしたら効けばいいですよね。(P113)

P112


・「過度の疲労はうつ病に直結する」(P124)
これが正しいとすれば、ミトコンドリアのATPが有効範囲内にないことで起こってると思う。

P125


・薬の製品化にはどんなに早くても10年はかかる。(P137)
私が発見したのは既存薬の組み合わせなので、そのまますぐできますよね?

・肝臓は炎症性サイトカインを最も多く生み出す。(P152)


疲労ちゃんとストレスさん

疲労とストレスの関係をより詳しく書いた本。

・そういえば、この頃からメディアで「慢性疲労症候群」という言葉が使われ出した気がする。(P26)
私は2003年くらいに朝日新聞か何かで初めて見た記憶があります。やっぱりそういう病気はあるんだと思いました。
これもミトコンドリア先制医療みたいな国家プロジェクトなのか…
AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)で調べてみましたが、結構あるんですね。

P26


・今後の課題は疲労回復因子を増やす物質・食品などを探していくこと😊
ドリンク剤には意味がない。(P112)
少なくとも、これに当てはまるのかな?ミトコンドリアのATP産生が増える物質・医薬品の新規組み合わせ。最初に疲れが取れると思います。なので、疲れる→免疫力が落ちる→乾癬などが出るの流れにならない。

P112


・疲労もうつ病もバイオマーカーがないから、甘えや自己責任とか言われるんだと思います。この本に書いてあるメカニズムが下の階層のたぶんミトコンドリアのATPが有効範囲内にないことで起こってると思います。なので、それがバイオマーカーになるんじゃないかと思います。本当にずっとだるかったんですが、わかってもらえませんでした。
最初にだるさがとれて気分がすっきりして、そのあとに乾癬が消えてくるので、皮膚科よりもこちらからアプローチした方がいいのかなと思いました。

うつ病は心の弱さが原因ではない: ウイルス原因説から見えるうつ病治療の未来

 うつ病の原因はウイルスだった! 心の病の最新知見Q&Aの漫画を増やした版みたいなかんじです。これを一番最初に読んで概要をつかむのがいいと思います。

・セロトニン説は「うつ病界の天動説」(P7)
これネットで調べてみると普通みたいですね。これだけじゃ説明しきれないと。

P7


・ミトコンドリアと肝臓の機能異常だからわからなかったのだと思う。(P25)
素人が大雑把に言うと、器質的疾患ではなく機能的疾患なのかなと思います。脳に損傷とかがあるのではなくて、接続や調整(アバターみたいなやつ)が上手くいっていないのではないかと思いました。そうすると、セロトニンなどの神経伝達物質を調整する薬が奏功したり一部に影響を及ぼすのも説明できます。

P25


・そうそう。刷り込みですよね。私も思ってました。特に90年代のテレビみたいな大衆コンテンツはこういう押し付けが本当に酷かった。なんか詩的?ドラマ的?なファッションにしてるんだけど、物理的な病気でしょとうすうす思っていました。(P27)

P27


・セロトニン説(P37)

P37


P38


P39


うん。だからたぶんアバターの接続が悪くて、その中の要素のうちの一つでしかないのでは?かすってるだけ。

P40


・ヒトゲノム関連解析でもダメだった。(P70)

P70


・マイクロバイオームもダメだった。(P72)

P72


P73


P74


・半ばやけそくのメタゲノム解析計画。(P78)
私が言ってるんじゃないですよ。本に書いてあるんです。うすうす、おかしいとは思っていました。私が研究で発見したから腸内細菌叢、腸活、菌活等、なんか強引に作った流行感がありました。この経緯はどういう属性の人がどのくらい知っているのだろう?

P78-P79


・リスクファクター。
ATPの不足はリスクファクターの中で大きいはず。階層が下なのです。これも官僚制の逆機能で、研究者の先生方の専門分野ありきで研究が進むので、所謂ポジショントークみたいになってしまい、こういう局所的な治療法や薬がたくさん出てくるのだと思います。私はそういうのがない素人患者で純粋に乾癬に効く薬を探したので、ここにたどり着きました。

P100


・過労死の日本と違って、欧米は疲労に対する関心が薄い。(P142)
医学は欧米が主流だし、ミトコンドリアのATPで疲労が回復するというのも余計わからないんだろうな。でも投与してみればわかるので、やってみればいいと思います。特許切れの安い既存薬だし。

P142


・「教科書に書いてあることは100パーセント間違い」(P158)
これ、たぶん本庶先生のことですよね。1979年に大阪大学医学部の教授に就任だし。

P158-P159


疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた (ブルーバックス B 2248)

 一応、読んでみましたが、とりあえず、うつ病は心の弱さが原因ではない: ウイルス原因説から見えるうつ病治療の未来を読めばいいかなと思います。簡単によくまとまっているし。公式HPだと若干難しいので。


・こういう症状が消えますね。正にこんな感じでした。

P80

 というわけで、近藤 一博先生は研究に真摯に取り組んでいらっしゃるし、漫画好きだし、おもしろかったし、私の研究に関係あったので、紹介させていただきました。この辺も、たぶん、ミトコンドリアのアプローチでいけると思います。
 本の引用はかなり多かったと思いますが、研究目的ですし、たぶん先生はより多くの人に知ってほしいと思っていると思ったので、このようにさせていただきました。詳細を知りたい方は、ぜひ本や公式サイトをチェックしてみてください。

2024年(7)おわり まとめ就職氷河期世代ひきこもりでもできるイノベーション につづく


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