子どもの探求とマーケティング
私はWebマーケティングを学び始めたばかりで、まだまだ知らないことばかりです。
「相手のことを知ることが大切」「誰に届けるのかを考えることが大切」という話を聞くたびに、保育や療育現場で見てきた子どもたちや保護者の姿が思い浮かぶようになりました。
「あれ?これって、子どもたちは遊びの中で自然にやっていることかもしれない。」
そんな気づきが、少しずつ増えています。
例えば、お店屋さんごっこ。
「ママはキラキラが好きだから、これにしよう。」
「こっちのほうがいいかな」
私は以前、それを「子どもの純粋さ」だと思って見ていました。
でも今は、その優しさの中には「相手の立場になって考える力」があることに気づきました。
さらに、思うように相手に届かなかったときには、
「違う色にしてみよう。」
「もっと見やすく並べてみよう。」
「こうしたら喜んでもらえるかな?」
と、自分たちで工夫を始めます。
子どもたちは「マーケティング」を学んでいるわけではありません。
でも、「相手に喜んでもらいたい」という気持ちから、考え、試し、工夫する姿は、私が今学んでいることと重なるように感じています。
この気づきは、私にとってとても大きな発見でした。
そして、この発見が、今企画を進めている「子ども起業ラボ」の原点になっています。
最初は、「子どもたちが楽しめるイベントを作りたい」という思いから始まりました。
でも今は、それだけではありません。
「どうしたら相手のことを考えられるだろう?」
「どうしたら”売る”ではなく、“喜んでもらう”ことを感じられるだろう?」
そんなことを考えながら、プログラムを組み立てています。
子ども起業ラボでは、商品を作ることが目的ではありません。
誰に届けたいのかを考える。
相手に喜んでもらうために工夫する。
実際に届けてみて、相手の反応を知る。
そんな体験を通して、「考えることって楽しい」「工夫すると伝わるんだ」という喜びを感じてもらえたらと思っています。
まだ企画の真っ最中ですが、Webデザインやマーケティングを学び始めた今だからこそ、保育士として積み重ねてきた経験と新しい学びが、少しずつつながってきている感覚があります。
きっと、このイベントも完成形ではありません。
子どもたちと一緒に挑戦し、私自身も学びながら育てていくイベントになると思っています。
どんなアイデアが生まれるのか。
どんな「ありがとう」が飛び交うのか。
今からとても楽しみです。
そして、この小さな気づきが、子どもたちの未来につながる体験になったら嬉しいなと思っています。

