インバスケット演習サンプルその1:メール
こんにちわ、チーズの飼い主です。
本日からはインバスケット演習中に提示される案件(問題)がどのようなものか、具体的なサンプルをお見せしていこうと思います。
※2024/7/7 別記事にしていた解説を、こちらの記事に統合しました。
案件の形態はいくつかありますが、まずは一番数の多いメールからご紹介します。
【問題サンプル】
貴方の役割は、オフィス用品卸売りをしている金田商事㈱の大阪営業所長に急遽抜擢された松下さんです。
6/8(土)10時に一人で営業所へ出社しており、同日午後から6/11(火)まで宿泊研修に参加する為、12時にはPCを置いて営業所を出る予定です。
松下さんの前任:吉田さん宛に、以下のようなメールが届いているのを発見しました。
From:大阪営業所 黒松(貴方の部下)
To:大阪営業所長 吉田
発信日:6/2 10:28
件名:関西化学大学向け提案の件
吉田所長
お疲れ様です。
標題の件、ついに先方の〇〇学部からAプラン(販売価格20万円)の受注を頂く事が出来ました。
更に他の3学部へも提案の機会を頂く事が出来ましたが、受注条件として現プラン販売価格から20%の割引が提示されました。このまま進めて宜しいでしょうか。
このメールを読んでみて、どんな風に思われたでしょうか。Aプランってそもそも何?黒松さんは担当としてどうしたいの?等、疑問やら指摘したい事が沢山浮かぶはず。残念ながら本人と話す事が出来ないので、今このタイミングで次のアクションを判断する必要があります。
【次のアクションの例】
①許可(何も聞かない、条件を付けて許可する等)
②保留(出社後に詳細を報告させて判断、よく知らないから上司の判断をあおぐ等)
③却下(報告の体をなしていないのでダメ、割引なんていかん!と叱る等)
私の場合は、判断材料があまりにも少ないので②保留を選択します。
私も昔営業だったので、自分が黒松さんならプランの中身や利益率といった数値や、今後の拡売方針といったお客様に対する想いをきちんと聞いてからマネージャーに判断して貰いたいかなぁ、、と思ってしまいます。
またマネージャーの目線ですと「このような報告ではきちんとした判断は下せない、詳細な数字と貴方の考えを聞かせて欲しい」というコメントも付けて指導し、今後の成長に期待したいですね。
一方で黒松さんのメールに書かれてはいませんが、もしかすると6/10(月)に判断をしなければ失注する可能性もあります。
なのでその可能性も考慮し、①上記のような必要情報をまとめ、自分の上位者(営業部長?)をCCに入れてメール報告すること、②6/10に判断が必要な場合のみ、上司から代理決裁を貰うことと指示します。また上司にはそのメールを転送し、緊急時には代理決裁して欲しい旨を伝えておきましょう。
あくまで全ての判断を委ねる訳ではなく、緊急時のみ代理対応して貰いたいと意思表示をお忘れなく。全ての判断を上司に委ねてしまうようでは、良いマネージャーと言えません。
あくまで保留が良いと思うのは私の意見であり、許可や却下でも加点に繋がる可能性はあります。
どのような判断をすれば組織の利益に繋がるかを念頭に、是非皆さんも回答を考えてみてください。
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