【MBTI】FXトレードに向いている16タイプ(心理機能)
今回はトレードと心理機能の話です。トレードに向いている人、向いていない人とは何なのかという話。
某メガバンクの貸金庫窃盗事件
某メガバンクでの貸金庫金品窃盗事件が世間を騒がせている。しかしこの元行員の容疑者はタダものではない。支店長代理(女性・46歳)なのである。就職活動をした人ならわかると思うが、とんでもないエリートなのだ。
まず46歳という点。就職氷河期世代ド真ん中だ。メガバンに入社できたこと自体がスゴイ。しかも短大卒であり大卒ではない。この環境・経歴で支店長代理まで出世しているのは普通あり得ない。とんでもなく営業ができるということだ。
①FXトレードで約10億円の損失
聞いた話ではこの容疑者は実家or旦那の実家が太く、大口受注案件を引っ張ってこれたという事情も聞く。これは大手広告代理店の営業職でコネ入社が多いのと同じことで、金持ちという時点でやはり普通ではない。
その容疑者いわく、海外FXトレードでスッてしまったと供述している。
コレは資産隠しの方便だろうが、割とあり得なくもない話でリアルなウソだ。既に散財したお金は返さなくても良いし、足が残らないからなのもあるが、何よりこうした営業が強いタイプがいかにもやりそうな失敗だ。
FXについては自己流であり、MBTIと違ってお金(命)のやり取りになってしまうため普段言及を避けているのだが、興味深い時事ネタでもあったので、今回はトレードに向いている性格タイプ・向いていないMBTI性格タイプを見ていきたい。
FX戦士blueちゃん(10年目くらい?)
さて筆者はサラリーマンの傍らFX戦士をやっている。FXとは外貨為替証拠金取引というもので、2国間の通貨を売買してその為替差益や金利差益(スワップポイント)で利益を上げるというものだ。基本ルールは以下の通りになる。
たとえば米ドル(USD)の場合、1ドル150円で1ロット(10,000通貨)をロング(購入)し、これが後で1ドル151円になった場合、その含み益は10,000円となり、ここで利益確定するとその含み益は現実のものになる。
逆に1ドル148円になった場合、その含み損は20,000円となり、ここで損切を行うとその含み損は現実のものになる。FXはこれを繰り返して為替差益を目指すというものだ。トレードは株、貴金属、先物いずれもそうで、レート変動を利用して、安く買って高く売るという構図になっている。
①FXのレバレッジ
当然ながら、裁量トレード(手動)になるので元本保証はない。投資信託と違って預けて待つのではなく、自身の判断で売買や利確をしていくのでリスクはすべて自分が被ることになる。
そしてFXはレバレッジといって、FX会社からお金を借りてトレードができるシステムがある。株の信用取引と同じだ。このレバレッジ倍率は法定で決まっていて国内FX業者の場合は25倍となっている。
たとえばレートが1ドル150円なら、1ロット取引するのに必要な証拠金は1,500,000÷25=60,000となる。つまり証拠金として1,000,000円拠出した場合は理論上25,000,000円まで取引ができることになる。
②強制ロスカットのリスク
しかしレバレッジは25倍一杯までは使えない。強制ロスカットがあるからだ。これがFXが危険と言われる所以で、ハイレバレッジトレードで破滅するトレーダーが実に多いのだ。
たとえば1ドル150円で10ロット(10,000,000通貨)をロングして、これが1ドル151円になると、1×20=100,000円の含み益となって大勝ちできる。逆に1ドル148円になると、2×20=200,000円の含み益となり大負けだ。
このまま円高方向に触れれば、1ドル146円のところで含み損は400,000円に達し、証拠金維持率が100のラインに割り込んでしまうため強制決済される。強制的に損失が確定されるのでこの400,000円は虚空に吸い込まれたまま雲散霧消してしまい返ってこない。
1.トレード適性とMBTIタイプ
トレード適性とMBTIタイプはある程度傾向が出ると考えている。これは性格傾向そのものというよりも心理機能によるところが大きいだろう。
筆者目線では、Te、Se、Si ユーザーはあまり向いていない。逆にNe、Ni、Ti ユーザーは向いていると思っている。Fe・Fiユーザーは人によるだろう。
トレードは少し特殊な世界で、こう見るとお分かりなのだが一般社会で受けるタイプ、社会適応力が高いタイプ程トレード適性が低いのだ。今回はその理由をなんとなく綴ってみようかと思う。
2.トレードに向いてない心理機能
①Teユーザー(TJ型)
Teユーザーは営業職ができる筆頭であるが、意外にもトレードにはあまり向いていない。なぜならトレードは思い通りにはならないからである。
Teユーザーはルールやデータ、確定的事実や客観的根拠を用いて、相手や環境に対して自身の優位性や正当性を主張して、あるいは競争や交渉で勝利し、場合によっては紛争を制圧して手柄や実績を上げる。自分の力で物事を成すことにこだわる一方で、負けず嫌いで失敗すると悔しがる。
その手柄を会社や上司にアピールしたり権利主張を行うことで、出世を目指し、自身の裁量や権益を拡大していくという思考様式を持っている。だからTeの本能は一言でいえば領地拡大という感じで、Teユーザーは言うならば「動く領地」といった感じになる。
この点でトレードはセオリー通りにはいかないし、自身の影響力を市場に及ぼすこともできない。交渉力や制圧力が役に立たないのだ。そして目標達成意識や負けず嫌いという点はトレードでは欠点となる。強気の姿勢や、負けを取り返すという闘争心が原因で、さらに負けが込んでしまいやすい。
ただし長所もあり、比較的セオリーやテクニカルに則った運用を行うため方針自体は手堅い。損失が発生した状況で「間違えを認めるか」(損切り・方針転換できるか)という部分が課題になってくるだろう。
②Seユーザー(SP型)
Seユーザーも営業職ができる筆頭だが、やはりトレードには向いていない。理由としては「待てない」からである。
Seユーザーは五感や反射に対する意識の占有率が高く、アドリブやマルチタスクといった即応性や即興対応を強みとすることが多い。反射神経を活かすスポーツ選手やアスリート、空間把握能力を生かす重機オペレーターやバスの運転手、建築職人など多くの環境で見られる。
反面Seユーザーは報酬刺激に惹かれやすい性質があるため、待てない・ハイレバになりやすいという点でトレードに向いていない。トレードの大半は大きな値動きのないレンジ相場で、トレンドも読めない状態では待つことが必要なのだが、Seユーザーはいわゆるポジポジ病になりやすい。
また多動性・衝動性も弱点で、為替変動によって損失が拡大した際に、勢いでナンピン・ドテンなどをやりがちで、大なり小なり損失がかさみやすい。闘争心が強いのもTeユーザーと同じで、強気の姿勢や、負けを取り戻したい悔しさから、さらに負けが込んでしまいやすい。
一方でSeユーザーは博打(ギャンブル)には強い。たとえば指標発表直後、FOMC、大統領選挙などの追従力は見事で、ショートポジションで大きく稼ぐ人もいる。またレンジ相場でもスキャルピングなど極短期取引を繰り返して稼ぐ人もいて、即応性や勝負強さを活かしたスタイルには強い。
③Siユーザー(SJ型)
Siユーザーはトレードにあまり向いていない。リスクを嫌い確実を求めてしまうからである。トレードでは想定外の事態が頻繁に発生するため、Ne劣勢という部分がネックになりやすい。
Siユーザーはエピソード記憶が鮮明に残りやすいと言われていて、それゆえ事実性や経験則を重視する人が多いように思う。自らの体験談、伝統や常識、権力者や権威者の発言といった「確かなもの」を信頼する傾向が強く、逆にこれらのない「不確かなもの」を排除しようとするところがある。
それゆえ注意力に優れており仕事上ではミスが起こりにくい。これは筆者の憶測になるが、日本の新卒就職活動の面接官はSiユーザーが多く、よってSiユーザーは大企業や官公庁に受かりやすい。そして実際にミスしないので、出世して管理職や間接部門に収まりやすいというループはあると思う。
ところがトレードの世界は逆で不確実性しかない。だから事実性や経験則は限定的だし、テクニカルもあまり当てにならない。不確実性を織り込む(リスクを取る)ということを適宜行わないと難しい。
Siユーザーの「リスクを取らない」性質自体はトレード向きだが、「リスクを取れない」という性格面がトレード向きではない。だからここは先のTe・Seユーザーと同様に本能に逆らうことが時に必要になる。これができない人は投資信託や積立NISAなど貯蓄性の高い運用の方がいいだろう。
3.トレードに向いている心理機能
①Neユーザー(NP型)
Neユーザーはトレードに向いている。理由としては未来志向が強く、あらゆる可能性に対して肯定的だからだ。
Neユーザーは想像力や発想力が高いとされている。具体的には、あるひとつの事実・情報から複数の可能性を想起する能力に優れている。頭の中で思いつく選択肢が他タイプよりも多いのである。その頭の中は様々な思考や情報が渦巻いていて、ブレインストーミングとも称される。
またNeユーザーはしばしば閃きがある。筆者はセンスがないのでピンとこないのだが、おそらくブレインストーミングで思考が渦巻いている中で、たまに凪(なぎ)が起こるのだと思う。これは台風一過のようなもので、荒れていた空がスカッと晴れてアイデアがスルスル降りてくる感じだろうか。
話はそれたが、Neユーザーの特性はトレードに強い。浮かぶ可能性が多いということはどのような展開も受け入れるということだし、取れる選択肢が多いということはリスクを効果的に取れるということだからだ。様子見も、利確も、損切りも、それはNeユーザーにとっての想定の範囲内になる。
特にNTPユーザー特有の「観測者」としてのスタンスはトレードと噛み合っている。自身の周囲環境や人間関係を非当事者的に見渡すクセがあるが、この目線はトレードでは大事になっている。なぜなら市場は自身の影響力を及ぼすことができないからで、無私で追従できるタイプが強くなる。
②Niユーザー(NJ型)
Niユーザーもトレード向きだろう。このタイプは未来から逆算して考える性質があり、しかもリアルタイムで軌道修正しながら着地点に落とし込むために致命傷を回避しやすい。筆者もFX歴10年くらいになるが強制ロスカットを食らった経験は1度もない。
Niユーザーはトレードの視点もかなり異質で、おそらく1回の取引の勝ち負けにはこだわっていない。それよりも資金管理(証拠金維持率)を優先して考えているだろう。安全率はどの程度か、どの程度のレート変動まで耐えられるのか、どこまでならリスクを取れるのかという着眼点で見ている。
ポジションを張る時も、トレンドやテクニカルよりもファンダメンタルを重視すると思われる。景気動向、政策ポリシー、地政学的リスク、長期金利といった大局を見て、可能性が高そうな方向に無理のない範囲でポジションを張る。当然外す場合も想定しているのでレバレッジは上げない。
だから積極的に勝つよりも、とりあえず負けない・生き残るという消極的な方向になりやすいのだが、これこそがトレードで一番大切な点なのだ。たとえば年利10%しか稼げない人でも、それを20年繰り返せば複利計算で672%に達する。原資100万円なら20年後は672万円になっている。
当然トレーダーとして研鑽を積めば年利率を上げることはできるし、給料を入金して増資すればその分安全率を増やしたりリスクを取ることもできる。トレードは資金が多ければ多い程有利なので、その本質を理解して盤外・戦略面から攻略しようとするのがNiユーザーなのである。
③Tiユーザー(TP型)
Tiユーザーもトレード向きだ。トレードは常識やセオリーが度々通用しないため、自分なりのトレードルールを確立していく必要があるためだ。
このタイプの強みは卓越した考察力・探索志向にある。なかにはテクニカルマニアがいてとんでもなく詳しい人もいる。MBTI界隈には物凄くマニアックな人がたまにいるが、トレードにもこういった人はいて、恐ろしく精緻かつ詳細な分析を行っている人をたまに見かける。
トレードを続けていると自身の予想は必ず外れるのだが、その際には市場レート変動やトレンド転換がなぜ生じたのかというチャート分析が必要になる。似た地合いや背景があれば次もそうなる可能性が高いからだ。そして、この思考は人間のみならず機械(AI)も当然使ってくる。
またTiユーザーは、それ単体ではTe・Seユーザーと異なり負けず嫌いというところがない。衝動性や目標達成意識もなく、結果に対するこだわりが薄いために、欲や焦りの感情が薄く、むしろ考察分析を楽しむコンテンツとしてライフワーク的に取り組んでいる人も多いようだ。
この点はNeユーザーにも似ている。両方の要素を兼ね備えるNTPユーザーの「観測者」としてのスタンスはTiにもよるのだろう。IT業界に多く分布するのもこういった理由からかもしれない。
まとめ
今回はMBTIとトレード適性について論じてみた。16タイプとなると難しいので心理機能で語ってみたわけだが、トレーダー適性と社会人適性は反比例するとかねてから思っていて、それをMBTIのスケールを借りて言語化してみた次第だ。Fe・Fiについてはわからなかった。
ただし心理機能やタイプのいかんを問わず、トレード(特にFX)はリスクが高いため、どうしてもお金がいるとか、新卒就職失敗したとか特段の事情が無い限りはやらない方がいい。大手企業正社員や公務員であれば、2025年現在でも普通に生活して貯金・結婚できる経済力は維持できるからだ。
それでもどうしてもトレードをやりたい人は「FX戦士くるみちゃん」という漫画があるので、これを必ず!必ず一読してからにしよう。必ず!!
※なお筆者
なお筆者はトレード歴がそこそこ長くはあるが貧乏人である。強制ロスカットはないし、赤字で終わった年もないので結果だけ見れば無敗なのだが、光り物オタクという残念な業を背負っているため常に金欠なのである。
カメラ・腕時計・モデルガン・模擬刀・宝石類などに散財せず、稼いだ給料を全部投資資金に回していれば29歳までフリーターやってたツケを取り返せた可能性はあるのだが、好奇心に勝てないあたりが筆者の限界なのだろう。
コレを見た家族からは「お前マジメにやってれば今頃結婚できたんじゃね?」という火の玉ストレートすぎる正論が見事脳天直撃し、アイエエエ!と奇声を発しながら爆発四散したことがある(1敗)
数年前に父親がなくなったこともあり、今はさすがに反省してマジメに節制しながら暮らしているのだが、それは傷つくからやめて!やめたげて!!
