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【MBTI】ENTJ・INTJ 違い・比較・見分け方

シゴデキだけど怖い人ともっぱら思われがちなENTJ・INTJについて。その本質は「無駄が嫌いな人」だった。



1.共通点

 ENTJとINTJの共通点は強い目的達成意識と合理主義だ。一言でいうと「無駄」が嫌いな人という印象がある。オラオラ系がSTPなら、無駄無駄系はNTJというところか。

①目標達成意識

 ENTJ・INTJは目標達成意識が高く自他共に高い目標を課す。一見ビッグマウスな印象もあるが、パフォーマンスではなく本当に達成するので有言実行となってしまう。彼らは自己評価が高く実際に努力家でもある。やってできないことはなく、達成できない目標はないと信じている。

彼らはTJ型の例に漏れず競争を好む。そしてその競争に置いて自分が負けるとは全く思っていない。自身の能力を信頼しているためだ。しかし同時に負ける戦いはしない主義でもある。この点は勝ち目がなくともスポーツマンシップに則り最後まで戦うことを美徳するSTJ型と違っている点だ。


NTJにとって戦いは手段でしかない。無謀な勝負を仕掛けるメリットはないし正々堂々やる必要もない。逆に卑怯な戦い方も支持を得られないから駄目だ。彼らが求めるものはあくまで結果と効率である。STJ型と異なり戦うことを目的化せず美化する発想もない。そういう愚直さはNTJ型にはない。

彼らがしばしば冷酷と恐れられるのは、そうしたスタンスを他人にも求めるからだ。高い目標を掲げず、結果も出さない怠惰な者が嫌いなのだ。能力の高い低いではなく単に意欲の問題であって、目標に対して意欲的に取り組まない者に対して厳しくあるのだ。

②合理主義

 ENTJ・INTJは根っからの合理主義者である。某DIO様を見ればわかる通り、無駄なことを極端に嫌うのだ。情緒がないわけでない。情によって合理的判断が損なわれたり、面倒くさい説得や調整で時間を取られることが単純にイヤなのだろう。

ESTJやISTJとの違いは組織や上司に対する反骨精神だろうか。彼らは組織や上司に飼い慣らされることを嫌うし、無能であればリスペクトもしない。組織のあるべき姿として旧態依然のやり方は不満だし、上に立つ者として能力を示さない者は許せないのである。


ENTJやINTJはしばしば「怒り」がモチベーションになっていることがある。会社の体制に対する不満、自身の仕事に対する不自由感、部下や同僚の無能、自分自身の至らなさ‥‥。そういった怒りをやる気に変えて仕事にぶつけている印象がある。

非常におっかないのだが、仕事ができる人には仕事が集まってくるのが常で、実際に彼らは他の3倍くらいの仕事をしたり、売上稼いだりすることも少なくない。彼らを怒らせているのは他ならぬ我々なのかもしれない。


2.違う点

 ENTJとINTJの共通点は戦略的視点を持っている点だろう。一方で外交・内向の別は出やすいので区別は容易だ。

ENTJは16タイプのニックネームは指揮官だが、前線指揮官が似合うのはむしろESTJで、その実態は軍全体を率いる将軍といった方が正しい。対してINTJは軍師といったところで、全体を見渡して戦略を練るブレーンとしての立ち位置がハマり役だろう。

銀河英雄伝説でいえばENTJはラインハルトで、INTJはオーベルシュタインだ。キングダムならENTJは王騎将軍で、INTJは昌平君だろう。どちらも自身が帥(すい)を執るのが特徴で、この点は中間管理職のESTJ、役人気質のISTJとの違いになるだろうか。


ゲームのジョブでたとえるとENTJは「魔法も使える騎士」で、物理攻撃主体で攻めつつ魔法の搦め手も使えるという感じだろうか。ESTJは正統派のナイトで根っからの前線指揮官なので、比べるとややひねった印象はある。

INTJは「剣も使える魔法使い」といった感じだろうか。INTJの理系気質・研究志向がありながらも、組織人という点は割と魔法戦士感がある。INTPほど好奇心に傾倒していておらず、突き抜けていない分バランスが取れている。最前線に置くと頼りないのはINFJと同じだ。

①STJ型との違い

 xNTJは攻め口がxSTJとは異なる。ポイントは戦略的視点だ。ファンタジー世界でいえば、剣がダメなら魔法で攻めるし、剣で届かなければ弓や投石機で攻めるし、門が固ければ兵糧攻めやスパイを送って内側から崩す、といった感じに攻め口を柔軟に変える。勝つためならば退却も辞さないだろう。

もし彼らが軍人なら、本隊を陽動作戦に回し、別動隊で兵站基地や伝令中継所を破壊して前線部隊を孤立させる、港を占拠して経済封鎖を行って継戦能力を削ぐ、国際社会に訴えて政治的に追い込む、といった手段も用いるだろう。xNTJはそういう意表を突く戦い方や盤外戦術を好む。


一方で、個人の戦闘力を問われる場面、あるいは物量作戦や人海戦術といった単純な力攻めになるとxSTJの方が強い。やれば両者に犠牲が伴う突撃を断行する力はコチラの方が強いだろう。ドロドロの死闘を制する力、消耗戦を戦い抜く力はxSTJの方が強い。そしてそれが問われる場面は実際多い。

現代社会でそれに近いのは営業職になるが、xNTJは資格を取る、マーケティングを用いる、プル戦略を導入するという形で戦う方が強い。テレアポ・飛び込み・プッシュ戦略といった直球の営業力の強さはやはりxSTJだろう。ESTJ・ISTJは生粋の戦士だが、ENTJ・INTJの本質は策士なのである。

①将軍ポジションのENTJ

 ENTJは将軍という表現がぴったり当てはまる。その本質は支配だ。競争や交渉で勝利し、手柄や実績を重ね、出世や権力を得て自らの支配領域(テリトリー)を広げることで、合理的思考を反映させていくという戦略を取る。生まれながらのリーダーといってよい。

また実力を誇示することから文武両道であることにこだわるきらいがあり、本人が前線指揮官をこなすこともある。指揮官自らが剣を振るい、自ら先頭に立って突撃することでチームや部下の士気を保つような部分もあり、この点はESTJとも似ている。


現代社会でいえば大企業総合職だろうか。デベロッパー、ゼネコン、システム開発といった大規模プロジェクトの推進役として彼らの右に出るものはいないだろう。マネージャー・プレーヤーの両面において辣腕を振るい、持ち前の制圧力と統率力で難題をバリバリ解決していく姿は非常に頼もしい。

そんなENTJの欠点は野心だろう。劣勢機能Fiからしばしばエゴイストになりやすく、疑心暗鬼にとらわれて内部粛清のような熾烈な態度を取ってしまうと人心が離れて支持を失ってしまう。こうなるとENTJは弱い。彼の元にはもはやイエスマンしか残らず、裸の王様同然となってしまう。

②軍師ポジションのINTJ

 INTJは典型的な軍師タイプだろう。自身が支配者として君臨をするよりも、軍師やブレーンとしてリーダーに入れ知恵しながら合理的環境を作り、目標を達成するスタイルが向いていそうだ。自らが矢面に立ったり、プレーヤーとして前線に駆り出されるのは向いていない。

補助機能Teがあるので営業職のような職種も行けそうだが、やはり劣勢機能Seが足を引っ張るため向いていない。INTJ本人も「間違っても俺をその辺の兵士と一緒の扱いはするなよ」と言わんばかりの態度を示していることが多く、実際にその通りの評価になるだろう。


高学歴者にはINTJが多いらしく、官僚や医師といった伝統的エリート以外にも、外資系投資銀行やコンサルタントファームに就職する人もいるそうだ。生き馬の目を抜く世界だが適職ではあると思う。相当有能かつ野心が強くないと生き残るのが難しいが‥‥。

あとは研究者適性も高そうだ。INTPと比べると狂気や探索志向が抑え目な分、常識力や目標達成意識に振っており、探求者としての素質や天才性は劣るが、研究者という「ビジネス」ではこちらが上かもしれない。バイオハザードでいえばバーキン博士とウェスカーみたいな対比イメージだ。


3.他者からの見え方

①圧の強いENTJ

 ENTJの典型的なイメージは少年ジャンプ黄金期の悪役だろう。ラオウ、フリーザ、ディオ=ブランドー、志々雄真実といった錚々たるメンツが浮かぶ。いずれも言わずと知れた悪のカリスマである。味方サイドだと鋼の錬金術士のロイ=マスタングが代表的だろうか。

実際のENTJは当然悪人とは限らないが、圧が強い印象はある。機嫌が悪いとき、特に目標を達成しなかったときは非常におっかない。本人としては仕事はできるパターンが多いので畏怖と尊敬といった感じになる。


しかし気分がいいときは存外フランクで、ESTJのようなルールに対する細かさや縦社会的な序列意識はあまり見られない。また自身も反骨精神があり、会社の体制に対する不満をぼやいていることが多い。こうした態度もESTJではあまり見られないだろう。

そのほかとしては断言口調が多い。あまり説明をせず結論だけを述べて言い切るケースが多く、その意図や真意はこちらで汲む必要があるのだが、威圧感もあって声をかけづらいのでなかなか緊張感を伴うかもしれない。

②気難しいINTJ

 INTJは圧の強さはさほどないが、気難しさはあるだろう。漫画でいえば夜神月、ルルーシュ、ロイド=フォージャー、星野アクアとかあの感じで、なんていうか拗らせた人・ひねくれた人というイメージが強いのだ。腐女子が好きそうなキャラは大体INTJ説

そのため第一印象はよくなく、持ち前の反骨精神から辛辣な表現も多いので、特にSF型の人からすると印象が悪いかもしれない。ただし言っていることは割とまともで、Niユーザーらしい本質をとらえた発言も多い。そしてなぜ?と聞くと律儀に答えてくれることが多い。

INTJはスルメっぽい性格だ。外面や態度が一見とっつきにくいだけで、本質を理解するとこれほどわかりやすいタイプもない。INFJ目線だと意図や考えがある程度わかるのでやりやすく、代替機能Fiで謎の愛嬌もあり、喋らせると機嫌も良くなるので意外と面白いことが多い。


4.戦略の取り方

 ENTJとINFJは共に戦略家だが、注目するポイントが少し異なっている。これは外向と内向、あるいはTeとNiのどちらを優先するかを反映したものとなっている。

①拡大志向のENTJ

 ENTJは外向型なこともあり拡大志向を持っている。そのため上昇志向は高く、出世は自らの興味事となっている。お金や人員を大々的に動員するためには、まずは権力を得ないことには始まらないからだ。

ENTJはさしずめ「動く領地」といったところで、主機能Teによって競争や交渉を勝ち抜き、相手に利益や権利を認めさせ、会社組織に手柄や実績をアピールすることで、自身の領地(支配領域)を拡大していく路線を採る。そのため外部に対して積極的に打って出ることを優先する。

制圧がある程度完了すると統治フェイズに移る。獲得した支配領域を合理的に運営するための方法を、補助機能Niの法則性やパターンで導き出す形になる。そのためENTJの戦略は拡大路線が先で組織化が後になる。そのため一定のリスクを負うものとなる。

②緻密化志向のINTJ

 INTJは内向型なのであまり拡大志向は持たない。ENTJと違って権力性の獲得はあまり固執しない。ブレーンのポジションがあればそれで十分だ。逆にそのポジションになかなか就けないときつくなる。

INTJは緻密化志向があり、自らの支配領域や組織体系をクモの巣のように作り込む傾向がある。これは主機能Niの習性で体系化・標準化を優先するためだろう。パターンや法則性で対応できる状況をINTJは好む。仕掛ける際にはあらかじめ仕込みや準備は万端にしたがるのだ。

これが確立できるとINTJは拡大フェイズに移るだろう。一旦確立したパターンや法則性をコピーすれば同様の組織や体制を作っていけるからだ。組織化を優先し、それが完了次第拡大路線にシフトするのはINTJの戦略となる。そのためリスクは少ないが出遅れやすい。


まとめ

 今回はENTJとINTJについて述べてみた。ファイアーエムブレムをプレイしながら書いたので若干内容がつられてソレっぽくなってしまっているが、彼らの脳内はまさにそんな感じで地を行っていると思う。

NFJ型が博愛主義者ならNTJは合理主義者である。NJ型は理想主義なところがあって内向直観Niのビジョンに引っ張られがちなところがあるのだが、理想を成すためには割り切りが必要である。そこで割り切れないのがNFJ、割り切ろうとするのがNTJといえる。

どうにも怖い印象のある人たちだが、行動原理はシンプルなので理解するとわかりやすい。特にINTJは可愛いまである。コミュニケーション面での不器用さが目立ち、劣勢機能Seという明確な弱点もあるので、意外とファンが多いタイプではないかな。

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