【MBTI】ENFJ・INFJの違い・比較・見分け方
ENFJとINFJの違いについて、といいたいところですが、ENFJが身近にいない件。ENFJどこ‥‥?
1.共通点
ENFJとINFJの共通点としては、博愛主義と理想主義が挙げられる。イメージとしては騎士道で、弱い者の側に立ち、正々堂々かつ高潔なところは美点となるが、いささか現実にそぐわない部分もあるようだ。
①博愛主義(来る者拒まず)
ENFJとINFJの共通する点としては博愛主義だろう。この2タイプは内外の垣根がない。来るもの拒まず、去る者は負うのがこのタイプの基本スタンスといえる。
彼らが特に重視しているのが対話で、その前提として他者理解に重きを置くことが多い。行動の動機、置かれた立場、それに至った境遇、根底にある本質をとらえることで相手を深く理解しようとする。それは親しい者ばかりとは限らず、敵対する者においてもそうあろうとする。
これは結構異質な習性で、同質性の高い集団を組織し、同質性の低い者を拒絶、排除することで集団を守ろうとするSFJ型とは様相が異なる。ESFJによく見られる派閥形成力や攻性防壁ムーブがENFJはあまり見られない。xNFJは他者をあまり選別しないのである。
その代わり集団の同質性は低いので、NFJ型の集団は寄り合い所帯とか多国籍軍みたいな感じになる。これをENFJなら本人のカリスマでまとめるし、INFJなら個々との対話を深めて結びつくといった感じになる。
②理想主義(全体最適化)
もうひとつENFJ・INFJの特徴としては理想主義だろうか。このタイプは全体最適化を常に念頭に置いて行動するところがある。目標を達成する際に脱落者を出したくない思いが強く、捨て駒や犠牲も嫌う傾向がある。
この点はNFJ型の特異点で、実力主義を標榜し、競争を肯定するT型とは根本的に価値観が異なる。局所最適型であるST型とは弱者の淘汰を黙認するという点で合わず、洞察を使う点は同じでも肯定して捨て駒や犠牲を肯定する点でNTJ型とも違う。
「全員で達成できなければ意味がない」ということに強くこだわるのはNFJ特有の思想だろう。もし脱落しそうな人がいたらフォローは入れるし、犠牲者を前提とする方法は取らない。それが実現できるかはさておき、それを本気で目指そうとするのは彼らの特徴だろう。
2.違う点
ENFJとINFJは他人から見た時のスタンスは違うので、見分け方は比較的容易だろう。暑苦しい方がENFJ、割と冷めている方がINFJだ。リアルにENFJに遭ったことがないので、ゲームのジョブで表現するとENFJは勇者といった感じなのに対して、INFJは赤魔道士感がある。
ENFJは「回復もできるナイト」という感じだろうか。前衛を張れるがMPや魔力はあまり高くない。対してINFJは「剣も使えるヒーラー」といった感じになる。実用程度のMPや魔力に加えて剣での攻撃もできるが、前衛としては耐久が少々頼りなく最前線に置きっぱなしだと持たない。
この点S型のESFJは純粋なナイトで、ISFJは純粋なヒーラーなので、分業がはっきりしている強みがある。ENFJやINFJは若干そこの線引が曖昧で、兼業できる強みがある反面クセがあって使いにくい。どうもそんなイメージ。
①ENFJは熱血漢
ENFJはやはり外向型ということでパワフルな印象がある。自らが先頭に立って周りを鼓舞する感じはある。自身はリアルENFJに会ったことがないので想像になるが、新卒就活や同期会にいる意識が高いキャラといったところだろうか。
またENFJは暑苦しい(笑)主機能Feの社交性+補助機能Niのビジョンが相まって扇動力が強い。ESFJが派閥形成力、ESTJが業務遂行力、ENTJが統率力とするならENFJはコレだろう。自身が中心となって人心を惹きつけ動員をするスタイルになる。
フィクションだとジョジョ1部のジョナサンとか、ガンダムWのトレーズ閣下、鬼滅の刃の炭治郎、とある魔術シリーズの上条当麻みたいなキャラになりそうだ。立場上は戦うがそれはそれとして、やはり本質的には敵味方の垣根がない人の印象が強い。
②INFJは思慮深い人
INFJは一歩引いた印象がある。補助機能Feからフレンドリーかつ程々に社交的で、ともすれば一見外向型ぽくも見えるが、メールやSNSなどの返信が遅い、飲み会やカラオケのノリが悪いなど、外向型としてみると「あれ?」という違和感を感じる状況がある。
物の見方も理想主義でありながらも割と冷めていて、ENFJのような熱量がなく、INTJよろしく斜に構えたところも見られる。ともすればENFJよりもINTJの方が見分けがつきづらいかもしれない。ただしこれはカモフラージュで、本心ではやはり理想に燃えていることが多い。
フィクションでいえば、推しの子で黒川あかねがINFJと言われている。印象的なのは自室でブツブツつぶやきながら付箋をぺたぺた貼ってるあのシーンだろう。連載リアルタイム時にドン引きした人が多かったらしいが、あれはINFJなら誰に教わるでもなくやる人はいると思う。
他には衛宮切嗣(Fate Zero)、明美ほむら(魔法少女まどか☆マギカ)、鳥栖哲夫(マイホームヒーロー)は個人的にはINFJじゃないかと思っている。あれに近いことはINFJは考えるかもしれない。考えるまでならともかく実行してしまうのが彼らのヤバさだが。
3.積極性
①活動家気質のENFJ
ENFJの場合まずは活動(アクション)を伴うことが多い。まず活動や取り組みを始めてみて、その活動理念の自身に思想を乗せるという感じになる。
そのためENFJの活動は何らかの社会的意義を伴う。フィクション作品だと解放軍・レジスタンス・パルチザンといった抵抗勢力のリーダーに収まっているイメージが強い。現代日本ではとりあえず戦争はないので、サークル運営、ボランティア活動、NPO法人といった感じになるだろうか。
ただしその活動理念にENFJの思想が正しく反映されるとは限らない。ENFJから離れた末端のメンバーには理念が行きわたらない可能性は高いし、売名や金銭といった別の思惑に参加する者、スパイなど悪意を持って参加する者もいるからだ。
そしてそうなった際にENFJはあまり統制を取れない傾向がある。垣根を持たない来る者拒まずのスタンスと、主機能Feゆえに集団の総意=自身の意見と認識しやすいところから、自分の作った組織に振り回されたり、空中分解したりと予後があまりよろしくないようだ。
②思想家気質のINFJ
この点INFJは具体的な活動を伴うとは限らず、思想に終始することが多いかもしれない。人を巻き込むことが苦手なのと、実際に社会影響力を与えることに重視していないからだ。
そのため現実性を伴っていない、口だけ野郎になりがちなところはある。INFJは代替機能Tiが発達していることが多く、代替機能Tiゆえにその思想には一定の整合性は担保されているのだが、具体的なアクションを伴なわないことが批判の原因になりやすい。
そして挑発や批判に耐えかねて、INFJ自らが行動や活動を行おうとするとあまりうまくいかないことが多い。INFJが思想家として振るうためには、自身が実務実働においても高い実力や十分な経験を備えているか、信頼のおける実働役が手元にいることが必要で、少々ハードルが高いかもしれない。
4.リーダーシップの取り方
何かのリーダーを決めるとき、ENFJは他薦で上がってくるのに対し、INFJは自薦で上がってくることが多いかもしれない。イメージ的に逆な気がするが、これは所属する母集団が異なるためだ。
ENFJの場合は巻き込み力が強いので比較的よく目立ち、周りから押されてリーダー的立場に収まることが多い。そして実際に適性があるので常態型のリーダーになりやすい。途中からその集団に入った場合、目立ってた人がリーダーでENFJだったという感じになるだろう。
INFJの場合は巻き込み力が弱く自身もリーダーになりたがらないが、他になり手がいないときは仕方なく手を上げるという感じになる。そして主機能Niからそこそこ務まったりもするのだが、他にやりたい人がいればすぐに譲ることが多い。いわば暫定型のリーダーといったところに収まりやすい。
①自身がリーダーとなるENFJ
ENFJは自ら行動するので拡散性は伴う。相手に何かを強制したり、拒絶や排除をすることもないのでカリスマ性があり、調整型リーダーシップとして申し分のないタイプといえる。
理屈や損得よりも道義や倫理、人道的見地で動くタイプが多いようだ。実際に行動して手を差し伸べるため求心力が強い。ENFJはオピニオンリーダーとして自身が先頭に立って活動を続けていくのが持ち味で、それがカリスマの強さに一役買っている。
その一方で理論性はあまり伴わない。その集団のスタンス=自分の考えみたいなところがあるので、意外とぶれが大きい感もある。たとえば自身としてはA案で行きたいが、B案の方が多数決で多かった場合、押し切ってA案にすると人心が離れるし、B案だと主義一貫しなくなるしで難しい。
他のNJ型だと揉めそうな部分は割と独断で決めてしまうことが多い。SJ型なら多数決の結果を疑うこともない。調整型ゆえにボトムアップ型組織になることが多く、自身の考えと組織集団の意見の相違に苦しむ点はENFJならではといえるかもしれない。
②自身は参謀となるINFJ
INFJの場合、自ら行動を起こすことが少なく、助言やアドバイスをするのが本来の立ち位置となる。行動をするにしても入念に準備を行ってからだったり、あるいは水面下で動くケースが多いかもしれない。
そのためENFJに比べるとどうしても腰の重さが目立ち、強いカリスマは得づらいかもしれない。むしろその深淵な洞察力から得たビジョンを周りに働きかけることで、あるべき姿・望む状況(全体最適化)を目指していくという形になる。
またINFJは理論性を伴うが、内向型ゆえに単体だとさほど拡散性がない。ENTPなどのインフルエンサーやスピーカーがいると拡散しやすいかもしれない。SP型などの実働役がいると尚良い。こうしてトップダウン型組織が形成されるとINFJは強いが、条件が揃うことは稀だろう。
まとめ
今回はENFJとINFJの違いについて考察してみた。16タイプパーソナリティにおけるENFJのニックネームは主人公で、INFJは提唱者というのだが、これは言い得て妙と思う。アイコンもどことなくアラゴルンとガンドルフっぽい。
ENFJは文字通り主人公を張れるタイプである。フィクションではレジスタンスのリーダーとか、途中退場する兄貴などがハマリ役で、割と強い印象を残しやすい。
この点INFJは周りに働きかけるのがやっとでメインは張れない。サポートに回ると強いのだが、サポート枠は激戦なのでISTJ、ISFJなどに押されがちだ。ブレーン枠はINTJ、INFPというライバルがおり、愛嬌ではINFPに敵わないため、どうにも器用貧乏感が否めない。
フィクションとしてもINFJが主人公の作品は作りづらいだろう。もしできてもシリアスになってしまうのでそういう意味でも使いづらい。面白そうな性格ではあるので、こう何かハマる部分があるといいのだが‥‥。
