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「あじさいの小径」で、考えたこと

「あじさい」の咲くころ、になりました。漢字だと、「紫陽花」。でも、その花の色は、梅雨空に架かる「虹」の七色にも負けず劣らず、多彩です。そしてまた、花言葉も、よりどりみどり。

🌈花の色
花の色は、植えられている土の性質によって、多彩に変化します。酸性土壌では「ブルー系」に、アルカリ性土壌では「ピンク系」に。「白系」など、色が変わらないように改良された品種は、土の性質に影響されません。次第に、色を変えていくタイプもあります。日本は酸性土壌が多いため、「ブルー系」をよく見かけるようです。

🌈花言葉
「花言葉」も、多彩です。色によらない「全体的な花言葉」と、「色別の花言葉」があります。

(全体的な花言葉)
全体的な花言葉は、「家族だんらん」や「和気あいあい」。小さな花々が寄り添って咲く姿に由来しているそう。一方で、「移り気」や「浮気」といったネガティブな花言葉も。育つ土壌や咲き具合で花の色を変える。そんな特徴にちなんでいるようです。

(色別の花言葉)
色別の花言葉は、もっと彩り豊かです。青・ブルー系は「辛抱強い愛情」「冷酷」「知的」。ピンク系は「元気な女性」「強い愛情」。白は「寛容」「一途な愛情」。グリーン系は「ひたむきな愛」。紫は「神秘的」「謙虚」「高貴」。「冷酷」「辛抱強さ」は、あじさいが梅雨の肌寒い雨の中でも咲き続ける姿から、連想されたようです。

「LOVEGREEN」Webサイトを参考に

「今を盛りに」。そんな言葉が、ふさわしいくらいに、咲き誇るあじさい。桜とはまた違った形で、心を寄せる人も多いようです。noteでも、全国各地のあじさいの、さまざまな表情を見てとることができます。

街角で、あじさいを見つけるたび、思い出すのが、数年前、1年間通った福祉系専門学校への通学路です。

早めに家を出て、ひと駅手前で降り、散歩がてら、少し遠回りしながら、通っていました。

途中から、神社の参道に入ります。その道沿いが、この時期、まさに「あじさいの小径」でした。「小径」というには、少し道幅が広く、でも、うっそうとしたケヤキ並木が続くその空間は、別世界に入り込んだ感覚に包まれます。シイやエノキ、スギなどの樹木も立ち並び、その新緑の足元を、あじさいたちが彩ります。

「あじさいの小径」。勝手に、そう呼んでいました。

参道に入ると、周辺の街並みとは一線を画し、少し空気が変わります。思わず深呼吸したくなります。視界の先を、あじさいの、文字通り「色とりどり」の花々が彩ってくれるのです。

日々の道すがら、いろんなことを考えました。

専門学校へは、長年働いた勤め先を退職後に、思うところあって、通い始めました。そこで学んで、当時、目標にしていた社会福祉士の資格が取れるのかな。仮に資格が取れても、ソーシャルワーカーとして、それを生かす就職先が見つかるのかな。心の片隅に、漠然とした不安がありました。

でも、それ以上に、そのころ学んでいた一つ一つに、日々、発見と気づきと驚きがあって、ワクワクする気持ちが上回っていました。

社会人になって、仕事の上で必要に迫られ、学ぶ機会は、たくさんありました。でも、今は違う。こうして、「学ぶため」に学校に通うのは、学生以来。あのころも楽しかったけど、ここまで純粋に、学ぶことが楽しいという気持ちになったっけ? そう、かみしめました。

専門学校で、そのころ学んでいた一つに、「多様性」がありました。

「多様性は大切」。頭では理解しているつもりでした。けれど、ひと言で説明するのは難しい。でも、あらためて体系的に学んでみると、その意味が一つ一つ、解きほぐされ、心にすとんと収まっていくようでした。

通学の途中、あじさいを見ながら感じました。まさに「多様性の花だな」と。

咲く場所の、その土壌に合わせ、その色を変化させていく。

自分では決めず、でも、「自分の色」を持っている。その色の「可否」や「良しあし」を、誰かに評価されようとも、気にしない。気にして、色を変えたりしない。

なぜ、これほど、多くの人が、あじさいに、ひかれるのか。

こじつけかもしれませんが、あじさいの持つ魅力は、その姿形や色合いの美しさだけでなく、その自由自在な「変化(へんげ)」の魅力でもあるのかもしれません。どんな色に染まっても、自分の魅力を失わないー。

また、「あじさいの小径」を歩いてみたくなりました。あのころと違う色になったかもしれない自分を、確かめるために。

あじさいについて、このサイトを参考にさせていただきました。

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