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星へのはしご|詩と絵

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指先から、光のしずくがこぼれる。

銀の鎖を編んで、星へと続くはしごをつくる──
そんな白昼夢を見ました。

この詩は、その夢の続きを書いたものです。


💎



仰ぎ見る星はいつも遠くて
手が届かない

細くて長い
夢のはしごがあったなら
星にはしっこを
ひっかけて
すいすいとのぼっていけるのに

見えないくらい細くて
怪我をするほどこわ
針金があったなら

それを編み上げて

指先に紅いしずく
目には透明なしずくを浮かべながら
星へのはしごをつくる

その道のりの途上で
登れもせず
下りることもできなくなった

そんな気がする日もあるけれど


星に手を伸ばして
手のひらに載せてみたら
「わたしはあなたの星じゃないのよ」

なんて言われてしまうよね


だって
私が生み出したのは
その星じゃなくて
かたく編み上げた
硝子ガラス繊維の
そのはしごなんだもの


いまはもう
それらの星々に
指先でふれる距離に
近づけたと思うことにして

私はわたしでしかないという
永遠の孤独のうちに
はしごを編み続けましょう


Gemini  による生成画像。Snapseedで加工しました。




 今回は、AI生成画像を加工した経緯をメモしようと思います。

 まず、いつものように、詩の本文をGeminiに読んでもらい、「水彩画風に」とだけ、追加の指示を出します。


①nano banana 第一弾


 GeminiのようなLLM(大規模言語モデル)を入り口として画像生成すると、

Gemini の世界観(=学習データ)
 +
nano banana の世界観(言葉⇄ピクセル紐づけ学習データ)

・・・両者のフィルターを通すことになります。「世界観」は人間で言うところの「美意識」かしら。

 ですので、Midjourney(使ったことないけど)など他の画像生成モデルでは、同じプロンプトから別のテイストの画像が生成されるわけです。(Midjourneyは表現主義的でアートっぽく、たとえば夢幻といっても神話的叙事詩的なんですって🤔)

 Geminiは、現在のところ、ふんわりした作風なのだそうです🤗
 これはこれで絵本の挿絵のようで素敵なのですが、人物が描写されすぎていると、違和感が先に立つのです。

 そもそも私、自分で思うより象徴性が高い詩を書いているみたいで、その感覚からすると、個人的に一番フィットするのはパステル系の抽象画なんです。

 ですので、物語性と抽象性を両立したくなり・・・。主役になり過ぎる人物像をどうにかしてみようと、こんな注文を出しました。

「人物のみシルエット画にしてください」

②人物のみシルエットに変更


 少し前までは、Geminiで画像の一部を変更することはできず、全体が描き変わってしまっていました。一期一会だったの。
 でも、nano banana になったからか、一部変更が可能となり、より自分の好みに合わせたチューニングができるようになりました。

 ですが、ここまでベースを作ってもらえたら、あとは自分で加工したくなるのが悪い癖…ウズウズ️✨️


③ここからはSnapseedで手作業。
手許のしずくを目立たなくして・・・


 血液というリアルでかなりインパクトの強いものから色を抜き、淡くすることで、具象から抽象/象徴へ変換していきます。それによって、血のようでもあり、光や夢のしずくかも? ・・・といった多義的解釈が可能となります。これが、「象徴」の持つ多義性、多層性。
 AIが迷って「あらゆる可能性を検討しないと💦️」と、演算を大量に始める引き金となるわけです💦️


④女性の色を淡くします

 人物をシルエットにした時点で、見る側の私たちは、女性に自己投影しやすくなります。想像をめぐらせる余地が増えるからです。(これがまさに「影絵の魅力」の核ですね✨)

 シルエットを淡くすると、より抽象化が進みますので、「はしごを編む努力」そのものから、「編むという作業」→「作業に籠められた思い」→「願い」→「祈り」と、次第に純化されていきます。


⑤最終形(再掲)



 「儚さ」って、抽象化、象徴化によって産まれてくるものなのかもしれませんね。


 今宵もまた、銀のしずくを編みながら、星を見上げてみようかな──✨️


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