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向島百花園を歩いて見つけた、ひとり時間の贅沢さ

週に一度は新しい場所に行ってみよう!と決めてから、一人で散策する時間が少しずつ好きになってきました。

今回は、向島百花園へ。

向島百花園は、頭部スカイツリーライン東向島駅から徒歩8分。隣の曳舟駅は急行が止まるのですが、東向島は各停しか止まらないからか、降りる人もまばらでした。

東向島駅で降りるのは初めて。
私はひどい方向音痴なので、知らない駅に降りるだけで少しドキドキします。

駅を出たところからすでに、どちらに行けばいいのかわからない。駅前で地図を見てもなぜだかいつも、反対の方向へいってしまうのです。

しかし、そんな方向音痴の私でも、すんなりたどり着いたほど、わかりやすい道でした。

せっかくのひとり散歩、あいにくの曇り空でしたが、この日は不思議と気持ちが軽かったんですよね。
ひとりで歩くことが、ちょっと贅沢に感じられたからかもしれません。

時間の使い方が自分の思い通り。誰のペースにも合わせなくていい。
曇り空でも、気分は晴れ晴れ。

小さな児童公園を突っ切って、入り口へ。入園料は、150円です。入り口にお花の入った手水鉢。

門から江戸情緒が漂ってきます。

向島百花園は、文人墨客たちが協力してつくった「庶民の庭園」。

小石川後楽園や六義園などの大名庭園のような壮大な池はないけれど、その代わりに句碑があちこちに佇み、まるで昔の誰かの息遣いが残っているような、そんな静けさのある場所でした。

「梅は百花に魁けて咲く」または「四季百花の乱れ咲く園」という意味のある名前からもわかるように、たくさんの種類の植物が植えられていました。庭園というよりも、小さな植物園のよう。

芭蕉という植物を初めてみたかも。バナナの仲間らしい。
ミニ菊まつり。
白やピンクのサザンカが美しかった
スカイツリーも見える!曇り空だったのがちと残念でしたけど。
あちこちに句碑が。庭園でありながら、文化に触れられる場所でもある。
萩のトンネル。もう少し早くきていたら、美しかっただろうなあ。

植物の写真を撮りながら歩いていると、お茶屋さんの前でふと足が止まりました。
甘酒の文字に、心が引き寄せられたのです。

曇り空の下で飲む麹の甘酒は、想像以上にやさしい味でした。
写真を撮るのも楽しかったけれど、たぶん今日一番心がほぐれたのは、この一杯。

抹茶も美味しそうだなと思ったけれど、甘酒にして正解でした。

曇り空の下でも、気持ちがあったかくなるような、酒粕の甘酒とは違う、麹のやさしい甘さ。

あたたかい。こころもあったまる。
おなべで丁寧にあたためてくれていました。

このとき、テーブルにあったメニューに、コーヒーもあったのですが、そこに「東向島珈琲店協力」と書いてあったのがとても気になりまして。

このメニューに目が止まらなければ、素敵なカフェを見つけることもなかった!

調べてみると、ここから近いところにあるカフェらしい。コーヒーはもちろん、サンドイッチやフレンチトーストなんかもある。

写真を撮り終えたら、浅草に移動してランチをする予定だったけれど、予定変更。

こういう突然の方向転換ができるのも、ひとり時間の醍醐味です。

そうと決まったら、もう気持ちはカフェに向いてしまい…
お腹も空いたし、カフェへ向かうぞ。

「東向島珈琲店」は、レアチーズケーキが人気みたいで、おすすめの黒板メニューにもいろいろな種類があって、迷ってしまいましたが、とりあえずお昼ごはん。タマゴサンドにしました。

具がたっぷりタマゴサンド。粒マスタードがいい味出してる。

コーヒーは、数あるブレンドの中から、ブラージュブレンドを。とてもスッキリした味わいで、タマゴサンドにピッタリ。たぶん、スイーツにもよく合う。

すっきりした味わいのコーヒー。次はぜひデザートと一緒に。

タマゴサンドでお腹いっぱいになってしまったのが残念です。ひとりランチって、自分のペースで食べられるから楽しいけれど、一人だと食べられる量が限られてしまうのが惜しいところ。

誰かと来ていたら、サンドイッチも、レアチーズケーキも少しずつ楽しめたのになぁ…と、ちょっとだけ悔しい。

ひとりの自由と、誰かと過ごす楽しさって、両方ほしいものですね。

でも、今日の一番の収穫は
「ひとりで行動するって、すごく贅沢だ」
と気づけたこと。

散策も、甘酒も、カフェも。
すべて自分のペースで、自分の気分で選べる。

50代になってようやく、この贅沢さがじんわり胸に染みています。


ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
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