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2025シーズンの振り返りと百年構想、2026-27シーズンのこれから。

横浜FCでの7シーズンが終了。
2019年、2022年、2024年、J1昇格。
2021年、2023年、2025年、J2降格。

なぜ昇降格を繰り返すのか、自分の中で思うのは積み上げ方の問題、コミュニケーションの問題、シンプルだけど複雑で難しいこの2つ。
ただ、勝負事であり年々レベルが拮抗してきているJリーグの中で、これが解決できたらJ1に定着できると言えるものはないけど、結果から学び改善することにいかに本気で向き合えるかどうかでここから5年10年のクラブの未来が決まると思います。

振り返り

ここ2年、横浜FCとポルトガルのオリヴェイレンセとのマルチクラブオーナーシップ(MCO)をメインに携わらせてもらっています。

MCOは事業部内では少し特殊で、横浜FCの業務とは切り分けられる部分も多いのでホームゲーム以外での自分自身の横浜FCの直接的な業務としては、各部門で零れ落ちそうなアクションや新規の取り組みを拾い上げてサポートとして振る舞う1年だったように思います。

とはいえこの2年、クラブとして新しい挑戦であるマルチクラブオーナーシップ(MCO)を動かし、ここで蓄積していることは将来の横浜FCにとって必ず大きなメリットをもたらすことになると信じているし、そうしないといけない。
そして自身のキャリア観にも大きな影響を与えているプロジェクトでもあるので、まだまだしっかりコミットしたいと考えています。

マルチクラブオーナーシップ(MCO)3つの軸

MCOの軸として短期、中期、長期で掲げてきた3つのビジョンは

  1. 子どもたちが夢を持ち、夢を叶えられるクラブになる

  2. 欧州のマーケットで選手が成長し、新たな事業セグメントを構築する

  3. 横浜FCを強くする、日本サッカーの強化・発展に貢献する

うち、短期目標である夢を持ち、その夢を叶える可能性を高めることについては、MCOの仕組みを構築し、ユース出身の永田滉太朗選手がオリヴェイレンセで出場機会を掴み、2024年12月にプロ初ゴール、2025年1月にマンオブザマッチを受賞し、この夏FCポルトに完全移籍した例が一つのモデルケースとして出ました。

そして、10月にはオリヴェイレンセの高橋友矢選手とFCポルトの永田滉太朗選手の横浜FCユース出身の日本人対決が欧州プロリーグの舞台で実現。

2024-25シーズン終了後のオフ期間は、オリヴェイレンセの選手が参加して、日本の子どもたちに向けた「MCOサッカークリニック」も開催しました。

欧州で試合に出場し市場価値を高め、よりステップアップする可能性の高い環境に永田選手は移籍、アカデミーの選手や日本の子どもたちに欧州への入り口とこれまでとは異なる新たな選択肢があるということを認知してもらうことができた1年だったと思います。

ただ、この2年で痛感する現実も多かったです。
欧州で試合に出場することによって、若手選手の市場価値は日本よりも傾斜がかかって短期感で高まります。
一方、ハイレベルなリーグと日本とは異なる環境に適応しコンスタントに試合に出場することの厳しさ、クラブとしてより価値を高めるカテゴリーで経験を積むことの重要性を強く認識しました。

ここに再現性を持たせられなければ、中期で掲げた欧州のマーケットで選手が成長し、新たな事業セグメントを構築するというビジョンが達成できません。

ここは投資回収の可能性を捉える意味でも重要な要素になるため、2026年以降、これまでのMCOのラーニングから現在のクラブの状況も踏まえ、戦略的に一定の変化を加えていかなければいけません。

その他、MCOドリームアクションサポーターやポルトガルワインコラボなどのto C施策も行っています。また、2026年からは留学事業の人材育成プログラムとして、日欧のスポーツビジネスプログラムも展開していく予定です。
共感しサポートいただいている皆様や、一緒に取り組んでいただける企業様へ、より明確でポジティブなニュースを届けられるよう改めて取り組んでいきたいと思います。

2025年のMCO関連の取材記事

今シーズンも多くの媒体でMCOに関するインタビュー取材をしていただき、地道に広報することができました。ありがとうございました。

その他、横浜FCで取り組んできた一部。

開幕戦交通広告

ホームタウン・シャレン・サステナ

2026年は横浜FCにとってサステナビリティ活動を本格的に見直す年。

プロサッカークラブとして地域社会に何ができるのか、どんな価値を提供できるのか、横浜FCならではのサステナビリティストーリーを構築し、Jリーグの気候変動へのアクションや、地域社会との取り組みを継続して行っていきます。

指導者

自分はポジションや役職関係なく、これまでのルーツであるマーケティングや広報プロモーションの視点を持ってずっとサッカーに関わって生きていきたいと思っていて、その中でも日本サッカーにおいて育成と普及の重要性をMCOの業務を通じて改めて考えるようになりました。
日本と欧州や米国ではスポーツの位置づけや普及の活動も異なり、今はその違いにも関心を持っています。

20年、30年先もサッカーの世界でクラブに関わりたいと思う気持ちもあり、地域の子どもたちにサッカーの楽しさを伝える経験とスキルは個人としても持っておきたいと思い、2024年から地元のサッカースクールでコーチもやっています。

今年は指導者ライセンスも取得して、地元で未就学児を対象にしたサッカーイベントを企画しました。

今の小学生は週末以外もクラブやスクールでサッカーをするけど、まだボールを蹴ったこともないこれからサッカーと出会う子たちのきっかけを創れればと思って企画しました。

その中で一番難しいと感じたのは、場所の確保。
ボールを蹴れる公園や広場は昔よりも少なくなり、どこの公園もゲートボールやグラウンドゴルフで予約が埋まっている。
逆に学校にはグラウンドがあるけど、習い事も増える中、放課後は昔ほど校庭で子どもたちの姿が見当たりません。
やっぱり日本のスポーツは学校教育がベースになっていて、サッカーの普及活動も今は教育の中で幼稚園や学校のカリキュラムの中で活動をすることが現実的なのかなと感じました。

ただ、自分が考える理想とは異なるので、そうなった時に何ができるかは来年また時間をかけて考えたいと思います。

2025年はまたしてもJ1残留の目標を叶えられませんでした。
2026年以降、積み上げたものを整理し大切に、強みを明確に、アカデミーからトップまで一貫性を持ち、未来を託せるチームとともにJ1に昇格、定着、ACL出場、その先を目指せる礎を築く1年にしましょう。

今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

毎年振り返りをしているこのnoteも7記事目。
来年も少しでも進化できるように。

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松本 雄一 よろしくお願いします🙇‍♂️