すばらしい空の世界 【040 米原→彦根】
また今年も2月に入って早々、節分の2日に関東地方で雪が降るとの予報。 昨年の立春過ぎに東京で7センチ積もったので、シビアな状況も想定していたが…そこまでは降らなかった。
その数日後、今度は帯広で一気に1メートルを超える積雪があったという。 雪が降らない時と、降る時の差があまりにも大き過ぎる。 特に普段から雪に慣れていない地域では、積もる予報が出る直前でホームセンターに駆け込むことの無い様、除雪用具はすぐに取り出せる場所に用意しておきたい。
2024年問題が取り沙汰されて以降、『バス路線の廃止・休止』のニュースが多くなった。
その他にも『航路の営業終了』や『クルーズ船の運航終了』…以前にこちらでも取り上げた。
そして今度は『駅弁販売の終了』…それも東京から金沢〜敦賀に向かう旅客の流れが、北陸新幹線にシフトしたのが理由の一つか。
それまでは東京から福井・金沢方面に向かうルートの、乗り換え地点であった米原(まいばら)駅に東海道新幹線で向かう。 関ヶ原界隈を、今シーズン初めて通過したのだが…まさかの積雪ゼロ!
毎年の様にここでの積雪が原因で遅れが発生するのに…と思っていたのだが、この地域も2月に入ってまさかのドカ雪。 東京ゆきの『のぞみ』は、豊橋に臨時停車して車両の雪を除去したという。

多かったホーム。 特急車内も半分近く、空席がある。

いれば、販売は継続されていたかもしれないのだが…。
北陸新幹線の金沢開業前、乗客の流れはもっとあった筈だ。 かつては在来線ホームに立ち食いのうどん・そばのスタンドも営業していた。 世の中便利になるのは良いが、それと引き換えに『旅情』が失われてゆく。
米原駅西口すぐの駅弁販売業者の建物の中に、かつての立ち食いうどん・そばを味わえる場所があるということで…行ってみることにした。

待機している。 歩く人の姿もまばらで寂しい。

イートインスペースも、用意されている。

ラインナップを紹介するショーケース。

正面入口の事務所でオーダーし、出来上がりを待つ。

事務所の隣りにある。 外からは直接入れない。

立ち食いのスタンドとは違い、ゆったりと過ごせる。

やさしい関西風…旅の途中には、沁みる味。
調理室で作り、イートインスペースまで運んで下さる。 駅のスタンドの様に調理する過程は観察できないが、構造上致し方無い。
ちなみに販売されている駅弁を、そのイートインスペースで頂くことも可能。 往時を振り返る資料も、展示されている。

ものの、包まれたお弁当という高級感を演出する。

容器であったが…紙の箱に変わってしまった。

地元の名物の詰まった『おかず』は守られている。

パッケージ。 旅情を誘うイラストは欠かせない。

名物に出会えるのは、駅弁ならでは…最大の魅力。
これだけ食べ応えのある駅弁に、もう出会うことは出来ないのか…思うことは色々あるが、JR琵琶湖線で次の駅の彦根に向かう。

毎年秋に、この場所で顕彰式が開催される。
特定日には、市内観光に便利な『彦根ご城下巡回バス』が走る。
またレンタサイクルは、普通車であればJRの駅に併設の『駅リンくん』を…電動アシストもしくはスポーツバイク、子ども用自転車であればアルプラザ1階の『ひこちゃり』をお勧めしたい。

出発する。 1日乗車券は、おとな400円。

降りた停留所で必ずチェックしておこう。
彦根城周辺だけを集中して回りたいという場合は、駅より徒歩でもアプローチは可能。 彦根城・玄宮園と夢京橋キャッスルロードの散策だけでも、時間をかければまる一日楽しめる。

歩いていると、『ひこにゃん』の石像が…。

この歌を詠んだ100年後の1960年に建てられた。
いよいよ彦根城に到着…いざ天守へ!と言いたいところではあるが、訪問当日は防災設備整備工事のため入場料を支払っても天守には入れない。
それならばということで、周辺の無料エリアをどれだけ散策できるか試してみることにした。 バス停近くの二の丸駐車場内にお手洗いがある。 用を済ませた後、表門より左回りで大手門に向かう。

見学の際は、違う門に出ない様事前に把握しておこう。

登場時刻が…間に合う様、周辺を散策したい。
1回目が彦根城天守前(入場料が必要)となる場合があるので、可能であれば来訪前にホームページなどでチェックしておきたい。 『博物館(冠木門)』と表示されている時間は、無料での観覧が可能となる。

見える。 その先左側に、保存用地(更地)がある。

位置以外の内堀沿いは、天守が木々の向こうで見えない。
そのまま左回りで進行したいところであるが…学校の敷地の向こうに彦根城という位置関係になるので、折り返し右回りに…表門を経由し反対側の黒門に向かう。

券売所があり…その反対側に、博物館がある。

井伊直弼大老像は、旧彦根藩士により明治時代に建立。

春季に咲く。 1972年4月に、水戸市より寄贈された。

土曜・日曜・祝日の11時〜14時に1時間おきの運行。
玄宮園は有料エリアのため、東券売所前の門のみ撮影。 冬季でも雪が残っているなら、園内の風景も絵になるのだが…ちなみに園内の池の向こうに彦根城の天守が見えるという位置関係となる。

彦根城入場料に含むが、玄宮園単独の入場券もある。

天守につながる黒門山道は通行止めとなる。
黒門で再び折り返し、表門に戻る。 橋を渡り表門券売所の向かいにある、博物館の入口近くで待機…門が開くと、『ひこにゃん』のパフォーマンス実施会場に案内される。

年末などの休館日のみ、表門券売所での販売となる。

観衆のスマホのカメラが、一斉に向けられる。

サポートもあり動きも快調…いよいよステージへ。

『赤備え』の甲冑を身につけて『ひこにゃん』が誕生。

しまったらしい。 それだけ反応が良かったのか…。
天守の内部には入れなかったが、『ひこにゃん』に会えただけで充分満足…そのまま表門より馬屋→開国記念館に立ち寄り、歩いて彦根駅に向かう。

いる。 L字形の建物の中に、21頭の馬を収容できる。

構成される。 ブロック造りの彦根城も要チェック。

いる彦根城の『御城印』…開国記念館の入口にて販売。

無かったが、雪が降ったり止んだりの一日であった。
天守・博物館・玄宮園の有料エリアを外した今回のコースでも、開国記念館を出発するまでの所要時間は4時間。 次に有料エリアも含め散策する時は、時間配分を考え計画的に行動したい。
◆『ひこにゃん』の猫は『招き猫伝説』の猫…ということで、その『招き猫伝説』についてご紹介します。(諸説あるうちの一つです。)
鷹狩りに出ていた井伊直孝公が、あるお寺の山門に一匹の白猫がしきりに招く仕草をしているのを発見。 そのお寺は当時、大名が訪ねることは滅多に無い。 住職が『何のご用事でしょうか』と尋ねると、直孝公は『猫に招かれた』と答える…住職は『確かにその猫は当寺で飼っているが、今までその様なことをしたことは…しかし折角のご縁ですので、粗茶でも…』と一行を寺に上げた。
すると一同が客殿に上がって間もなく、激しい雷雨となった。 『猫はこの雷雨に遭わぬよう、寺に上がっていけと言っていたのか…』と直孝公。
この出来事をきっかけに、お寺は井伊家の菩提寺となり…直孝の法名より『豪徳寺』と改められました。 現在も東京都世田谷区にあり、有名な招き猫(招福猫児)はその時の手招きの姿ともいわれております。
招き猫の起源については、台東区の今戸神社など諸説ありますが…『ひこにゃん』の起源については、彦根市のホームページにも記載があります。
世田谷・豪徳寺周辺は、今年の『大型連休の過ごし方』としてご紹介する予定です。
株式会社井筒屋 公式ホームページ
彦根市 公式ホームページ
国宝彦根城 公式ホームページ
公益社団法人彦根観光協会 公式ホームページ
国宝・彦根城築城410年祭 公式ホームページ
滋賀びわ湖観光情報 ホームページ
ひこにゃん出陣スケジュール ホームページ
『続く日本の猫ブーム、そのルーツは古代にあり?』
(時事ドットコム)
