子どもの高校受験で、親は何をすればいいの?
1.なぜ親はこんなにも迷うのか
高校受験が近づいてくると、子ども本人だけでなく、親の心も落ち着かなくなります。
「うちの子、このままで大丈夫なのかな?」
多くの親が、まずここから始まります。
最近あまり勉強しているように見えない
成績は悪くないけれど、この先通用するのか分からない
周りの子が塾に通い始めて、なんとなく焦る
日常の何気ない瞬間に、こうした不安がふっと頭をよぎる。
そして気づけば、
「何かしなきゃいけない気がする」
そんな状態になっていきます。
2.でも何をすればいいのか分からない
いざ受験を意識すると、次のような悩みが次々に出てきます。
塾に行かせるべき?
志望校はどう決める?
親はどこまで関わるべき?
口を出すべき? 見守るべき?
今はネットで検索すれば、情報はいくらでも出てきます。
けれど実際には、調べるほど迷う人も多いはずです。
なぜなら、
言っていることが人によって違う
成功体験がバラバラ
自分の子に当てはまるか分からない
不安をあおる情報も多い
からです。
「この時期にこれをやっていないと遅い」
「この偏差値がないと厳しい」
そんな言葉を見るたびに、
「うちは大丈夫なのか?」
と、不安が大きくなっていきます。
3.私自身もかなり迷いました
子どもが中学3年の夏。模試の結果が返ってきました。
第一志望校の判定はC。
悪くはない。
でも良くもない。
そんな微妙なラインでした。
その結果を見て、私はかなり迷いました。
このままでいいのか
何か変えるべきなのか
もっと強く言うべきなのか
一方で、子ども本人はいつも通り。
特に気にしている様子もありません。
その姿を見て気づいたのです。
焦っているのは、親の私だけだった。
でも、何もしないのも不安。
結局いちばん困ったのは、
「何を基準に判断すればいいのか分からないこと」
情報はある。
選択肢もある。
でも、どう判断するかが分からない。
だから、調べるほど迷いが深くなる。
そんな状態に陥っていました。
4.親の経験はそのまま使えない
私自身、最初はこう思っていました。
「自分の受験経験が少しは役立つのでは?」
でもすぐに気づきました。
それは、あまり役に立たないということに。
私が高校受験をしたのは、かなり前です。今とは、
入試制度が違う
学習環境が違う
情報量がまったく違う
さらに、親と子どもは別の人間です。
性格も違う
得意不得意も違う
やる気のスイッチも違う
親に合った方法が、子どもにも合うとは限りません。
むしろ親の成功体験が、邪魔になることすらあります。
昔の苦労話や武勇伝を話しても、
うるさがられる
響かない
距離ができる
……ということも、珍しくありません。
5.必要なのは「正解探し」ではなく判断軸
私は教育系出版社で20年以上、教材制作に携わってきました。
日々、入試問題や学習教材に関わる中で感じることがあります。
それは、
受験で本当に大事なことは、意外とシンプルだということ。
ただ、そのシンプルさが見えにくい。
なぜなら、
情報が多すぎる
極端な意見が目立つ
断片的な成功例が拡散されやすい
からです。
その結果、
正解を探し続けて動けなくなる
不安から過剰に動いてしまう
このどちらかになりやすいのです。
6.このnoteで伝えたいこと
高校受験は、子どもが主役です。
けれど実際には、親の関わり方ひとつで、受験期の空気は大きく変わります。
本記事はここで終わりですが、これからの記事では、親が落ち着いて子どもを支えられるようになることをテーマに、主に以下の内容について発信していきます。
高校受験の全体像
親がやるべきこと
やってはいけないこと
塾・教材の選び方
子どもとの関わり方
よくある失敗とその対策
受験期の子を持つ親がぶつかりやすい悩みを、一つずつ整理していきます。
「何となく不安」だったものが、
「今やるべきことが分かる」に変わるような内容を目指します。
受験は長いようで、意外とあっという間です。
だからこそ、親まで消耗しすぎないことが大切です。
もし、お子さんの受験に少しでも不安があるなら、ぜひ次回以降も読みにきてください。
一緒に、迷いながらでも前に進んでいきましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
