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世界史名将ランキング100 40〜36位

前回はこちらから。

みなさま、ごきげんよう。ランクA帯もいよいよ後半戦に入る。ではさっそく本編へどうぞ。

40位 ヌルハチ(AD1559〜1626)

【戦略】A【戦術】S【政治】S【天運】S
【魅力】A【成長】A【影響力】A【総合】A⁺

名前が可愛らしいことでお馴染み、満州の帝王ヌルハチである。

彼は女真族を制し、後金を建国する。その強さはまさしく百戦錬磨といった具合だ。若き日からも多くの苦難に苛まれながらも無敗を通し、至強に到達したのはまさに英雄の所業である。戦場での勝利も、鮮やかである。特にサルフの戦いは素晴らしい戦果だ。

ただし、最後の最後に袁崇煥に敗れたのは残念である。このランク帯は、敗北一回でもかなり評価に尾を引くことになる。

39位 バトゥ(AD1207〜1256)

【戦略】S【戦術】S【政治】A【天運】A
【魅力】A【成長】A【影響力】S【総合】A⁺

歴史上、最強クラスの戦闘集団モンゴルを率いた有能な指揮官の1人。ジュチ・ウルスの二代ハンにして、偉大なる大征服者。

彼については多くを語るまでもないだろう。中央アジア、コーカサスやヨーロッパへの遠征で見せたその将才はモンゴル軍の中でも、突出したものと言っていい。特に、モヒの戦いは、戦術の手本ともいうような素晴らしい機動戦術を見せている。

ただ、モンゴル軍はそもそも組織として強力なため、その創設に関わるわけでない彼は若干評価を厳しめにしなければならないだろう。また、中華の帝国や、イスラームの諸国、さらに遊牧民連合と死闘を繰り広げたことに比べて、この時期の欧州(特にルーシ諸侯)が優れていたとは思わないため、加点も少なくこの順位。なにより彼の配下には怪物がいた。それはもう少し後に紹介することになるだろう。

38位 アウレリアヌス帝(AD214〜274)

【戦略】S【戦術】S⁺【政治】S【天運】C
【魅力】C【成長】A【影響力】S【総合】A⁺

ローマ帝国の分裂を再統一した最良の軍人皇帝。唯一無二の称号「Restitutor Orbis」の添え名を持つ。
彼の生きた時代のローマ帝国は危機に陥っていた。侵入するゲルマン人やアラン人、新興勢力サーサーン朝や、経済危機などありとあらゆる苦難を抱えていたし、なにより、それを解決できる皇帝が無能揃いという政治危機まで抱える始末である。挙句、ローマ帝国は東方ではパルミュラが、西方ではガリアがそれぞれ皇帝を僭称し、独立を図る事態にまで陥った。

それを全て解決したのが彼だ。たった3年の在位期間で、彼はゲルマン人を殺戮し、パルミュラの女王ゼノビア(以前紹介)に圧勝し、経済を立て直した。

しかし、彼は極めて威圧感のある人物だったようである。些細なことから秘書が命の危機を感じ、彼を暗殺してしまった。サーサーン朝への遠征の途上であった。もし、彼がこれまで成し遂げていたなら順位はさらに上がっただろう。

37位 白起(BC332〜257)

【戦略】S【戦術】SS【政治】C【天運】D
【魅力】A【成長】S【影響力】S【総合】A⁺

春秋戦国時代における最強の男。秦に仕え、周辺国を蹂躙した。もし、王が大器であったら、彼の時代に統一はなされただろう。それほどまでに彼は凄まじい強さを誇る。元が兵卒とはとても信じ難い。

彼はイカれた強さを持っている。敵首都は陥とすわ、敵軍は殲滅するわ、もうメチャクチャである。そして、彼の登場により、秦はかなり他国より有利という状況から、勝ち確の状態になった。他国から言えば、詰みである。特に、趙、魏、楚あたりは人口ごと消し飛ばされたため、回復不能なダメージを彼1人に与えられた。

惜しむらくは君主の愚鈍だ。もし、天下の器たる王が得られたなら、白起はより高く飛べただろう。長平の災禍を、彼一人の悪逆に陥れられることもなかったかもしれない。

36位 スティリコ(AD359〜408)

右側がスティリコ

【戦略】S【戦術】S⁺【政治】B【天運】C
【魅力】A【成長】A【影響力】S【総合】A⁺

アエティウスとならび、ローマ帝国最後の名将と評される英雄。彼は父がゲルマン人で、母がローマ人の半ローマ人であった。

彼は古代末期に入っていく地中海世界を象徴するような存在だ。混濁するアイデンティティ、一神教への解釈、侵入する遊牧民、変質するローマ軍、これらを一身に凝縮している。そして、そんな時代の中で東奔西走した彼は、間違いなく一流の指揮官であった。

彼は地味に映るが、その戦歴は凄まじい。何より、アラリック(西ゴート)に全勝しているのは彼が、いかに卓越した軍人であったかを教えてくれる。

謀略や政治的立ち回りも、彼は決して疎かにはしていない。だが、宗教を巡って妻と対立してしまい、それが破滅の一端となった。しかし、それ以上に、彼もまた君主に恵まれなかった。ホノリウスのような暗愚でさえなければ、彼はカエサルになれただろう。

まとめ

ここら辺に来ると、惜しくもSランクに届かず、という人物が多く目立つ。能力的に完璧であってさえ、栄光の道を歩み続けることは難しい。最終的には、天が人のゆく道を決めるものだ。逆に言えば、Sランク帯は完璧かつ、天すら味方にした英雄たちが到達できるところとも言える。そう思うとAランク帯は惜しい人たちの宝庫だ。そんなランク帯も本編は次で最後となる。お楽しみを。
では、ごきげんよう。

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