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世界史名将ランキング100 80〜76位

みなさま、ごきげんよう。Cランク帯も後半戦となる。

80位 ズィヤード・イブン=サーリフ(AD8世紀生没年不明)

※画像はなし

【戦略】A【戦術】A【政治】C【天運】D
【魅力】D【成長】D【影響力】A【総合】B⁺

アッバース革命にも参加していたであろう彼の詳細は、あまり分かっていない。しかし、一つ絶対的な軍事功績がある。タラス河畔における勝利だ。敵である唐の指揮官、高仙芝は極めて優れた軍事指揮官として中央アジアを攻略した。その男をいとも容易く打ち破ったのはまさしく名将のなせる技だろう。ただし、彼の上司の方が化け物であったがゆえか、彼本人の功績はその前後合わせてもあまり残されていない。

79位 バヤズィト1世(AD1360〜1403)

【戦略】A【戦術】A【政治】B【天運】E
【魅力】E【成長】C【影響力】A【総合】B⁺

稲妻公ことオスマン帝国の俊英。トルコ諸侯との戦い、東ローマとの戦いはその恐るべき実力を示唆する。さらに、ニコポリスでの戦いはその名を欧州に轟かせた。意外にも、じっくりと都市攻略をしたり、攻城戦もそこそこ上手くこなす。ただし、彼は父ムラトのように老練な指導者となることはできなかった。それは彼の不幸である。峻烈に過ぎる彼の性格は、ヨーロッパ、トルコに関わらず諸侯に反発された。彼はそれを叩き潰せる力を持っていたが故に柔軟さを持ち合わせることが叶わなかった。そして、そんな彼の性分が彼の栄光ある生涯を恥辱と破滅の道へ導いた。

オスマン帝国の東に、一つの大帝国が生まれていた。かつてのモンゴル帝国を復興したかのような、史上最大にして同時代最強の帝国とそれを生み出した恐るべき帝王に、バヤズィトは喧嘩を売った。さる帝王は軽々と、欧州で最強と謳われたオスマン帝国軍をアンカラにて撃破した。バヤズィトは捕虜となり、軍は全滅することになる。

78位 項羽(BC232〜202)

【戦略】D【戦術】SS【政治】E【天運】D
【魅力】C【成長】E【影響力】A【総合】B⁺

言わずと知れた西楚の覇王。旗上げから死を遂げるまで、恐るべき戦術家であり多くの不利極まる戦いを勝利に導いた。特に秦帝国最後の名将たる章邯を叩き潰した鉅鹿の戦いと、数倍の劉邦軍を完全な奇襲を受けた上で、完膚なきまでに殲滅した彭城の戦いは、人後に及ばない。

しかし、彼には敵を撃ち破ることはできたが、人を治める脳みそはなかった。その統治は酷い以前に稚拙を極め、たちまちに破綻していった。また、その苛烈な性格も問題しかない。そして内面は人を疑う猜疑心で満ち満ちていた。

頼みの綱の戦争の才も、本質を捉えていたわけでなく、本能的なものだった。彭越のゲリラ戦には最後まで苦しめられ、張良、陳平の奇策にはまるで歯が立たず、最後の城たる戦術まで、韓信を仕留めるには足りなかった。まさしく韓信の言う通り、彼の能力は匹夫の勇に過ぎなかった。

77位 ヨハネス2世コムネノス(AD1087〜1143)

画像左の男性がヨハネス。筆者撮影

【戦略】B【戦術】A【政治】A【天運】C
【魅力】C【成長】C【影響力】B【総合】B⁺

東ローマ帝国コムネノス王朝期の名君。その寛容さと美しさからカロヨハネスと呼ばれた。父も中々の名君であったが、彼はそれを上回るといっていいだろう。

ヴェネチアとの戦いのみ、不覚を取ったが、基本的にそのほかの対外戦争は素晴らしい成果を出している。それも冒険的な軍事行動ではなく、現実的な目標を掲げた各地での遠征は、賞賛に値するだろう。ただし、セルジュークもハンガリーもペチェネグも凄まじい国力を持つというほどでもないためこの順位。

76位 セレウコス1世(BC358〜281)

【戦略】A【戦術】B【政治】A【天運】B
【魅力】D【成長】C【影響力】B【総合】B⁺

ディアドコイの最有力者。セレウコス朝の創始者にして最もうまくやった男。というのは、アレクサンドロス大王の存命中には目立った働きをしていない。その死後に、強かに権力を得ていき、最後には最大の帝国を築き上げることになる。

この男の恐ろしいところは、イプソス、コルペディオンにて厄介な敵将を戦死に追い込んでいることだ。それも搦手にも長け、攻守隙のないアンティゴノスとリュシマコスが相手なのだから凄まじいものがある。生涯で目立った敗北はエウメネスとチャンドラグプタのみ。まさにディアドコイ中の第一人者、最大の出世人である。何もなく豊臣秀吉にも似たところがあると感じる。

まとめ

なんか最後にはダメになった人が今回のパートは多い気もする。そんなに大した実績でないけど、最後まで生き抜いた方が偉いか、デカいのを上げ続けた後華々しく散るのが良いのか、いまだにどうすればいいか悩ましくもある。李世民的には前者の方が評価高そうだが、まあ私の独断と偏見でどちらも織り交ぜてある。次回もお楽しみに。では、ごきげんよう。

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