ひいろ書店 直木賞予想読書会開催!!
直木賞予想読書会
1月12日(月)に直木賞読書会を開催しました。ちなみに明日発表です!

読書会に向けて5冊読みました📚
5冊読んだ感じ
単独なら『カフェーの帰り道』
ダブルなら『カフェーの帰り道』と『神都の証人』かなと思いました。
筆力、描写力のような点でいくと、『カフェーの帰り道』が一番かなと思ったからです。
ただ・・・
あんまり自信がない
絶対コレ!みたいなのはなくて、難しいなという印象でした。
なので、みなさんの意見を聞けるのが本当に楽しみで、読書会をむかえました😊
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『神都の証人』

お二人の方が読まれていました。冤罪をテーマにしていて、重厚感のある小説でした。
三重が舞台になっていて、伊勢神宮のお木曳がポイントポイントで出てきます。「冤罪を晴らすための長い時間を、20年に一度行うお木曳を使って表現しているのが上手い。」と仰られていました。またお二人とも本郷辰治の魅力について話されており、とても共感しました。キャラクターも魅力的で、あのパートはとても面白かったです。
またSさん曰く、山田風太郎賞をとっている作品は、直木賞をとることがしばしばあるとのことで、有力です。
その観点は初めてでとても勉強になりました。
直木賞は保守本流です。賞を総なめしていた『地雷グリコ』もとれませんでしたので、リベラルな作品は要検討って感じです。
山田風太郎賞もそういった傾向があるのかもしれませんね。
ちなみにSさんは直木賞・芥川賞・本屋大賞をすべて読まれているそうです。すごい。。。
『女王様の電話番』

この作品を一番聞いてみたかったんですよね~
どう転ぶか分からない作品。本当に分からない・・・
風俗の電話をしている女性が主人公ですが、テーマはLGBTQです。特にQの部分ですね。自分でも分からない性志向(一応アセクシャルと結論付ける)と世の中のセックスワールドに違和感や苦しみを覚えるといった感じ。
個人的には、風俗の世界という刺激的な世界を利用しているだけな気がしてあまり好感がもてなかったんですよね・・・
読まれた方は、『神都の証人』と、この作品を読まれていました。比べると『神都の証人』を推したいそうですが、面白かったと仰られていました。
一番現代の時世を反映しているという意見は、ハッとしました。
確かに直木賞をとって色んな人に読んでほしいという点では、受賞あるかもな・・と思いました。
『家族』

お二人の方が読まれていました。
YさんはChatGPTにどれが受賞するか聞いてみたところ、この作品を紹介されたそうです!
またNさんは、ひいろ書店でご注文いただきました。まさかこういった内容とは知らず正月はじめに申し訳ない気持ちです😅
尼崎事件をベースに書かれた小説。人心掌握に長けた夜部瑠璃子(ピンクばばあ)が暴力とモラハラで疑似家族を拡大させます。
みなさん仰られていましたが
キツイです・・
自分も結構疲弊しましたね😅
またYさんはこれに似た話を漫画で読んだことがあるらしくオリジナリティが欲しいという意見でした。
ノンフィクションではなく、小説にするのであれば確かにそこは欲しいですね。
尼崎事件の概要を詳しく知っている人は、これを読んでどう思うのだろうとは思いますね。
ピンクばばあに一矢報いる何かや、救いは欲しかった。。。
実際の事件に救いがないので仕方ないのかもしれませんが🥲
ただNさんは、文は上手と仰られていました。
確かに読みやすく、真似したいなという情景描写もありました。
『白鷺立つ』

今回、これを読んでいたのは自分だけでしたので、お話の内容だけ紹介しました。
千日回峰行をテーマにした作品。当時は成し遂げられれば阿闍梨という称号を得、成し遂げられなかったら自害という掟なのですが、主人公が一歩のところで失敗します。ですが主人公は、実は帝の隠し子で、比叡山としては殺す訳にはいかない。そこで半行阿闍梨という称号を新たに作り授けますが、主人公として生き恥のような称号で・・・
今回、これが一番面白かったです!続きが気になってサクサク読めました。ラストも感動しました。
ただ・・・
デビュー作なんですよね・・・
直木賞は、人に与えられる意味合いもあって初候補のときにはあまり受賞しません。これからあなたは筆一本で食っていけますよといった賞でもあります。
今回は4作が初なので、なんとも言えませんが、流石にデビュー作では受賞はないんじゃないかな・・・といった印象。
1本、傑作を生むよりも、コンスタントに秀作を生む方が難しく大切だと、プロの作家さんは考えているみたいです。
文春としても顔見せ会として候補作に入れてるのではないかなと思うんですよね。
SNSなどを見ると、やはり推している方はたくさんいます。確かに面白かった!
『カフェーの帰り道』

時代設定は、大正時代から昭和。カフェーで働く女給の話で連作短編です。爽やかで明るく、他の作品も読んでみたいなと思いました。
『襷掛けの二人』で一度候補作に入っており、2回目です。
選評を読むとかなり高評価で、もう少しだったようです。
描写もセンスがあって、しっとりとした良い時代小説だったなという
気持ちいい読後感でした。
ただ
『似たような作品がありそう』なこと、『本屋大賞っぽい』という意見もあり
確かにな・・・と思いました。
悪い人がでてこないんですよね。いても意地悪なぐらい。みんな優しくて素敵な人。(家族の後に読んだので余計に)
『襷がけの二人』の時の選評で
浅田次郎さんのコメント
「あわただしい現実を忘れて、つかの間の小説世界にひたることができる。しかしながらこの時代に近い家庭環境に生育した私から見ると、うまく書かれているところと得心できぬ部分が半ばした。近代を舞台とした小説の難しさである。」
うーんどうなんだろう。
今回どれがとってもおかしくないですね!
ぜひ受賞作なしだけはやめてほしいところです😅
結果

『神都の証人』が一番票を得ました!!

ちなみにお客さんが、右の表を作ってくれました!!素敵な表をありがとうございます😊
左の簡易に作っていた表が恥ずかしいです・・
ひいろ書店に数日飾る予定です😌とても楽しい読書会でした!
改めてひいろ書店の予想は
『神都の証人』です!
発表が楽しみです😊
