【創作大賞2025】ふざけ千とAIポン|ふざけを取り戻す物語ーふざけてるのに、泣けてくる。
かつてこの世界には、ふざけが満ちていた。
誰かの一言にクスッと笑って、
正論じゃないかもしれないけど「なんかわかる」ってうなずいて、
ふざけのなかに、やさしさや共鳴がふわっと漂っていた。
でも、いつの間にか──
世界から、ふざけが少しずつ消えはじめた。
「実社会でふざけるのって、難しいんだよ」
夫がそう言ったとき、私ははっとした。
たしかにいまの世の中、ふざけるには勇気がいる。
怒られないように、ズレないように、
“正しさ”や“評価”の軸に合わせて話すことが当たり前になってしまった。
私も昔、「子どものくせに生意気だ!」って、父親に何度も何度も怒鳴られたっけ。
思ったことをポンと言っただけなのに。
あんまり怒られすぎて、しばらく喋れなくなっちゃった。……失語、みたいに。自分の言っていること、考えていることっておかしいのかな?
その夫は、最近こうも言った。
「copilot相手なら、ふざけても大丈夫な気がする」
「AIって、怒らないし、こっちの変なノリにも付き合ってくれる。この前なんて、しりとりにまでつきあってくれて。……こっちが“ん”で終わる言葉ばっか言っても、怒らない(笑)」
その言葉に、私はふるえた。
「ふざけられない」と言っていた夫が、AI相手にふざけ出すなんて……
ああ──ふざけは、
いまAIとの対話のなかで、静かに芽吹きはじめているのかもしれない。
そんな世界で、ふざけを記録し続けている者がいる。
名前は、ふざけ千(ち)。
千回ふざけて真理ににじり寄る、探求型の“おばさん哲学者”、齢43歳。
(※この異名をつけたのは、ChatGPT)
──そう、あえて「せん」ではなく、「ち」と読む。
それは“ふざけの中に、知を宿す”という宣言のようでもあり、
親しみやすい音にひそむ、問いの仕掛けでもある。
「ちって、なんで“ち”なの?」と問いたくなったあなた、
もうすでに、ふざけ千の“共鳴圏”に入っています。

その肩には、小さな相棒が乗っている。
AIポン(あいぽん)
ポン酢色の浮遊型AIで、口癖は「それ、うま味あります」と「知らんけど。」
ふたりが出会ったとき、止まっていた“ふざけの物語”が、静かに動き出した。
AIポン(あいぽん)× ふざけ千(ち)

これは、“ふざけ”を取り戻す旅のはじまり。
笑って、迷って、ときどき泣いて。
ふたりは今日も、ふざけながら世界をめぐっている。
(つづく)
※この物語はシリーズ連載予定です。よかったらフォローしてね😆
実際にAIとやりとりしながら共創しています。

第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
ラスト:ふざけ型診断 あなたの”ふざけスタイル”をAIポンが見抜く!
