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時の帳がそっとめくられ、

忘却の向こうから記憶が手を伸ばした——

昨日、父の短冊は現れた。


「無用の費えを去るは

聖王の道にして天下の大利なり」。

墨子の言葉、影のように沈黙しながら、

確かな支えとなる哲学。


長い時の流れの中で、

見えないものこそが力となる。

父の筆跡は、静かに私を導いていた。






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