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②自己管理の話

「20代後半~30代前半の話です。」

👉「なぜ破綻するのか?違いは何なのか?
そういったことが、キャリアを再構築する上で役立ちました。」


仕事を通して、自己管理ができていない人を何人も見てきた。
それは年収の多さでも、職種でも決まらない。
どんな人にも起こりうることだと感じている。

その認識がはっきりしたのは、
毎月の収入が7桁を超える人が競売にかかったときだった。

正直、予想外だった。
その人は真面目に仕事をしてきたし、人間性に問題があったわけでもない。
周囲からの評価も、決して低くはなかった。

ただ一つだけ、できていなかったことがある。
書類の管理だった。

それだけだった。

もし書類を整理し、期限を把握し、必要な対応をしていれば、
競売は防げたはずだった。
無駄な出費も、避けられたと思う。

債権者の立場から見れば、
差押えはただの事務作業の一つにすぎない。
そこに感情はない。
同情の余地も、ほとんどない。

その現実を前にして、
自分自身のことを考えるようになった。

「自分は、自己管理ができているだろうか」

そう問い直してみると、
胸を張ってそう言える気はしなかった。

だから、この問題を他人事として扱うのをやめた。
自分のこととして当てはめて考えるようになった。

では、自己管理ができているとは、どういう状態なのか。
自分の現状と照らし合わせながら、考え続けた。

まず始めたのは、給与明細を取っておくことだった。
最初は、クリアファイルに入れて保管するだけだった。

それだけでは不十分だと気づき、
家計簿をつけるようになった。
そこから、書類を分類し、整理する習慣が生まれた。

次第に、自分を一つの会社として捉えるようになった。

収入と支出を把握し、
記録を残し、
管理する。

それは特別なことではない。
ただ、逃げずに現実を見るための、最低限の作業だった。


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