インデックス投資が暇な人へ。7年で1億作った効率厨の「新NISA」【資産運用・資産形成】
私もずっと退屈でした。
インデックス投資を7年続けて、
困ったのは暴落でも暴騰でもありませんでした。
退屈です。
毎月S&P500に積み立てて、
値動きを見ても何もしない。
「お金を働かせてる自分は寝てしまっているんじゃないか(笑)」と思う日もありました。
インデックス投資を続けながら、
心のどこかでずっと思ってませんでしたか。
「毎月同じ銘柄に同じ金額を入れるだけ。
これ、本当にやってることになるの?」
「半導体とかAIとか、あっちの方が上がってない?」って。
少なくとも私はそう思っていました。
でも7年続けた結果、資産は1億円を超えました。
退屈に耐えたから増えたのか、
というとそれも少し違う。
退屈が続く仕組みを作ったから増えた、
というのが正確なところです。
今日はその話をします。
私の年間投資行動、全部書きます。
まず現実を共有させてください。
私の年間投資行動(効率厨の極致)
年始:新NISA枠に一括投資(ボタンを押すだけ)
毎月:クレカで自動積立(メール来るだけ)
以上。
364日は「無」です。
本当にそれだけです。
「何もしない」というか、
することが物理的に存在しない。
ボタンを押す場所すらない。
積み立て設定をした自分と、
1年後の自分の行動量が完全に同じ。
何もしていないの極みです。
投資をやっている会社仲間とたまに飲む機会があります。
そこで「今月もオルカン3万円積み立てました」と言っても、誰も食いつかない。
「あ、そう」で終わる。
でも「〇〇の銘柄、決算でぶっ飛んで一時+15%になったんだけど、翌日には半分戻って、でも今日また上がって」みたいな話になると、
急にみんな前のめりになる。
ストーリーがあるから盛り上がる。
オルカンの積み立てにはストーリーがない。
「買って、ほっといた」しか言うことがない。
そして含み益が大きく増えた日に、
ふと思うんです。
「……私、何かした?」
何もしていない。
増えた理由を人に聞かれても
「世界が成長したから」としか言えない。
効率厨としては、ここが微妙なラインです。
考えた結果が成果に出てほしい。
最適な判断をした自分に報酬がほしい(笑)。
でもインデックス投資の正解は「考えないこと」です。
結果は正解。
でもその正解のプロセスが、
効率厨の仕様と根本的に合っていない。
世界が成長した。
私はそこにいた。それだけです。
この気持ち悪さに負けそうになると、人は動き始めます。
退屈に負けた日のこと。
2023年ごろ、AIと半導体の話題が爆発的に増えた時期がありました。
毎日ニュースに出てくる。
SNSで見かける。
「あの投資信託、今年◯◯%上がってる」という数字が目に入ってくる。
気づいたら、比較表を作り始めていました。
自分のオルカン・S&P500と、
テーマ型投資信託のリターン比較。
ついでに信託報酬の差も調べはじめて、
「移す理由」を探していた。
比較表を作り始めた時点で、もう負けていた(笑)。
それだけじゃありません。
別の日には、生成AIに
「最新の半導体サイクルの底はどこらへん?」
「エヌビディアの次の決算を予測して」
「それって市場は織り込み済みなの?」
一見それっぽくみえるだけのやり取りを1時間。
時給を考えたら数千円の損失です。
それで出た結論が「S&P500持っとけ」。
……生成AIに諭される46歳、効率厨として一番効率が悪い時間を過ごしました(笑)。
ここで気づいたことがあります。
退屈を感じているのは、設計が壊れているからじゃない。
退屈に感じるのは、
何も起きていないからではありません。
何もしなくていい状態が続いているから、です。
そしてこれは、欠点ではありません。
効率厨として一度真剣に考えたことがあります。
「最適な売買タイミングを計算できれば、
リターンを最大化できるんじゃないか」と。
何度計算しても、答えはいつも同じでした。
「何もするな」。
売買のたびに手数料がかかる。
タイミングを図るたびにミスが生まれる。
感情が入るほど、そのミスは大きくなる。
数字で考えれば考えるほど、
「動かない」が最適解に近づいていく。
何度やっても同じ結論が出るので、
さすがに認めることにしました。
効率を追求した結果、
何もしないことが一番効率的だった。
我ながら、報われない結論です(笑)。
やっている感と実際のリターンは比例しない。
むしろ逆のことの方が多い。
退屈は異常ではありません。
投資で一番コストが高いのは、
手数料でも税金でもありません。
「判断ミス」です。
退屈という状態は、
そのミスが発生していない状態の結果です。
「耐える」をやめたら、7年続いた。
「退屈に耐えながら続ける」
という言い方をよく見かけます。
でもこれ、最初から設計が弱い。
耐えるには意志力が要る。
意志力は有限で、消耗する。
疲れたタイミングで暴落が来たら、負ける。
「耐える」を前提にした設計は、
どこかで必ず綻びます。
私が7年続けられたのも、
耐えたからじゃないと思っています。
積み立ては自動で動く。
リバランスは基本しない。
乗り換えたい衝動が出てきたら、
ガス抜き枠の個別株に逃がす。
退屈を感じる場面を、
ひとつひとつ「動かなくていい仕組み」に
変換していった結果、
耐える場面がほぼなくなっていた。
もっというと、耐えるという概念がなくなる。
退屈を「克服すべき敵」ではなく、
「設計の材料」として扱ったら、7年続きました。
続いたから増えた。これだけの話です。
退屈が続いているなら、あなたの設計は機能しています。
退屈に感じているあなた。
乗り換えたくなって比較表を作り始めたことがあるあなた。
生成AIに「どのテーマが伸びそうか」を聞いて、
1時間後に現状維持を選んだあなた。
その退屈、設計通りです。
何もしていない感覚。
話題にならない。
達成感がない。
全部そのままでいい。
それが機能している証拠だから。
続けてください。
次回は、3つの後悔している話
資産運用を始めると、後悔することだらけです。
少なくとも私は(笑)。
一番は「なぜもっと早く始めなかったのか。」
これは、多くの方に共感してもらえるんじゃないでしょうか。
私の場合、もっと後悔していることがあります。
その話をしたいと思います。
凡人太郎
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