【舞台】ル・コントの前に

 小林賢太郎作品は私にとって愛である。笑って笑って楽しくて癒してくれる、一緒にいたら時間を忘れしまう、そして一度その世界観に触れてしまったら二度と離れられなくなる。
私もそんなファンの1人である。
 そんな作り手であり演者でもあった小林賢太郎がいろいろあって引退して久しい。そこまで依存していたつもりもなかったけど当時の喪失感が大きかった。それに加えて個人的に事情もあり、劇場に行く機会が少なくなった。
 そんな「コバケン」の第二章が始まる。しかもパルコで。
 去年パルコプロデュースで劇団サンシャインボーイズの復活公演を見た。それを含めたいろんな作品の8K映画の上映会告知投稿を見てトークショー目当てに見に行った。買ったばかりのケラさんの還暦ライブのトートバッグを持って行った。隣の人が同じのを持ってて気まずいから慌ててコッソリしまって電気がついたら箭内さんだった。そうかラジオ終わりね、と思う。他にもコバさん(コバさんは2回目のトークゲストで1回目を見にきてた)と宮地さん(別日のゲストかな?)とか有名人が何人かいてびっくりする。舞台は生で見に行ったし、その後のトークは楽しかったけど一番びっくりしたのはその映像技術だ。舞台映像を上映といっても通常の映画仕様ではなく舞台丸ごとほぼ同サイズの映像を流している。映像の画質も良く、上映中私は何度も生の舞台を見ているような錯覚をして、違う違うこれは映像だ、と思い直す事の連続だった。とんでもないものを見てしまったと思った。パルコ劇場恐るべし。パルコは長年何度となく足を運んだ大好きな劇場だ。人によっては興味なくてもパルコの企画なら行ってみよう、そんなファンも少なくないはず。
 その時ふと、あの人の事を思い出す、映像を巧みに使いこなす魔法使いみたいにカッコイイあの人、小林賢太郎。パルコでポツネンを見たい!7月の暑い夏の頃の事だ。

 その頃の私は仕事が安定し節約したりして少し予算が出来てやっと念願の小林賢太郎さんのnoteのサブスクを契約し始めた。
 そうだ、あそこにコメントに書いてみよう!何回か配信の感想しか書いた事なかったけど。
 いざ書こうと思うとムズイ。急に関係ないパルコの話を書くのは浮いてしまう気がしてきた。コメントを書いてるみなさんも節度があり、品がある上でのユーモアでそんなアホみたいな空気の読めないような話は決して書いていない。書けない。
 その時はこのル・コントの話はまだ発表になっていないから当然何の関係もない話だ。私もこんな話がすすんでいるなんて知らないし。あまりにも関係ない話である上に、既に引退した賢太郎さんに「パルコでポツネンどうですか」的な一方的な思いをぶつけるのはあまりにも場違い過ぎる。
 結局、無理やりこじつけでパルコの8K映像の話を書いただけ、17〜8歳の若い子でもないのに「カッコイイ〜」はノリノリで書けるのに「パルコでポツネン見たいです」はウザいファンだと思われたくないからどうしても書けなかった。たかがコメント位で、何度も修正した上でなんか自分が恥ずかしくなりお腹が痛くなった。
 その後しばらくして今回の『ル・コント』が発表になった。感動した。当然賢太郎さんは出ないけど、賢太郎さんのコントがパルコプロデュースなんてすごい〜。
 その後のオークラさんとの対談は何度も何度も読んだ。いつかポツネン発言にはリップサービスかもしれない。ただの気まぐれかもしれないけど、嬉しくて微熱が出た。頭が痛いけど、布団の中で幸せで昼間からゴロゴロしていて、狭い家なので母を飛び越えようとした娘に踏まれた。
 あんなにすごい技術だもんね、見た私ですら興奮したんだからパルコの人が賢太郎さんの事思い出さない訳がない。いや、映像だけじゃない様々な技術の進歩は凄まじい。技術の問題だけじゃなく、最近のお笑いコンテンツの充実で配信サービスでもずいぶんお笑いの放送も増えてきた。舞台の企画でも笑いをと言う話も自然な流れなんだろう。
 みんなが放っておかないんだな。さすがスターだもんね(いじってはいません)また遠い存在になっていく。いやいや近い存在だったことなんて一度もないんだから。でル・コントですよ。上質な笑いをたっぷりと。こんなんやったら自分でもやりたくなっちゃうでしょ。

 賢太郎さんの作ったコント見て待ってます。
感想は、笑いは面白い以上何を書いたらわかんないし、聖地巡礼的な事も出来そうにない。面白かったしか書けないかも。
 でも、見に行きます。笑いに行きます。

ル・コント | PARCO STAGE -パルコさステージ-
パルコ・プロデュース2026 ル・コント 『この世界に19文字の文章など存在しない』の作品ページです。
stage.parco.jp
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