#646 「手っ取り早く」でテイカーにならによう注意する

澤円さんのVoicy澤円の深夜の福音ラジオ 【第867回】「「手っ取り早くXXできるようになりたい」人へ。」を聴いたアウトプット。
手っ取り早く身につけたい、知りたいというときの注意点の話。

皆さんは、何かを手っ取り早く身につけたい、資格を手っ取り早く獲得したいとか、思ったことはありますでしょうか?
僕はあります。常そう思ってるんですね。
(中略)
手っ取り早く何か身につくっていうのは、大いに結構なんだけれども、それを誰かに求めるとなってくると、ちょっとこれ話が違ってくるんですね。
「私は何何を手っ取り早く身につけたいから教えてくれ」「手っ取り早く知りたいからそのノウハウを分けてほしい」と頼まれる場合です。
もちろん、相手との関係性がすごく良くて、その人に何か提供することも自分にとって喜びであるとなると、本当に心の底から喜んで協力するわけなんですけれども。得てして、そういうことを言ってくる人は、あまり親しくなかったり、もっと言うと、本来だったら有償のものを無料で手に入れようという魂胆がめっちゃ見える人が、一定数混じっているんですね。
考えてみたら、僕も同じようなこと言ってるかもしれないなと思って、自戒も込めてという感じもあるんですけれども。場合によってはこういうオーダー「手っ取り早く何々したいから教えてほしい、コツを知りたい」というのは、いわゆるブレインピッキング、つまりその人のノウハウを盗む、ということを直接やるという考え方に通じるんじゃないかと思うんですね。
誰かのノウハウを盗むというのは、何か上達する上では必須のスキルというかマインドセットの部分もなくはないんですよね。これは、YouTubeで山口周さんとの対談でも話題にでたんですけれども、ピカソなんかもそんなこと言ってるんですね。「一流になりきれない人は、模倣するで止まっちゃうけれども、超一流になる人は他の人のノウハウ技術を見事に盗んでいくものだ」とそんな話をしてたんですが。
ここでポイントになってくるのは、盗むという盗み方なんですね。ひたすらひたすら観察をして、更に自分で一生懸命考えて、自分なりにトライアンドエラーを繰り返して、そして身に付けていく。これは、盗んでるんだけれども、プロセスというのは自分の中で一周ぐるっと回しているような感じになるので、本当の意味で身につくんですね。ですけど、先ほど言ったように「手っ取り早見つけたいから教えろ」と言った場合に、その人がどれぐらい努力をするつもりがあるのか、その盗む相手に対して、どういういいことがあるのかを全然定義してない場合は、ただのカツアゲなんですよね。
これが残念ながら、何かのスキルや技術に関して言うと、平気で言う人が多くて、それがその人との人間関係を一方的に楽観してる場合にこういったことが起きやすいんですね。
教えてもらうのであれば、その分の見返りを何らか返せるというのであればフェアなんですけれども、そうじゃないのに「手っ取り早く見つけたら教えてよ」と言うと、「すごく苦労して身につけた技術、苦労して手に入れた資格が、すごく軽く見られている」と思われることもあるんじゃないかなと考えるわけですね。
とにかくコツを聞きたがる人は、本質的な部分をスキップする人というのが、一定数いるんですけれども、その割合が決して低くないっていうのが。僕のちょっと気になるところなんですね。
ノウハウだけを知ったところで、本質を理解してないと身につきませんよ、モノにできませんよ、というのが、僕の基本のスタンスになります。
まずは、何でそういったスキルを身に付けたいのか、資格が欲しいのか、と言うことを言語化できること、ちゃんと説明ができる状態になってることというのが、すごく重要なんじゃないかと思いますし、そのストーリーにおいて説得力があったり、共感が得られるようなものだと、本当に多くの人が協力してくれるようになるんじゃないかなと思います。

澤円の深夜の福音ラジオ
【第867回】「「手っ取り早くXXできるようになりたい」人へ。」

この話は、澤さんがよく言っている「ギバー、テイカー、マッチャー」の「テイカー」のことでもあると思います。
自分の興味や成長のため、効率よく成長するために、他人のスキルやノウハウを気軽に聞いて、得ようとするのは、誰しもありがちかと思うので、注意が必要と思いました。
例えば、私がスノーボードインストラクターの経験があり、親しい人と一緒に滑っている中でアドバイスをするくらいはよいのですが、まったくの初心者の人から、気軽に「今度、教えてよ」と言われたとすると、貴重な休日にスキー場へ行って、自分はほとんど滑れずに教えるだけで一日が終わる、というのには抵抗感があります。
相手が有しているスキルや資格に対して、それを教えてもらった先に想像力を働かせ、まずはこちらからギブしたり、ギブできているものがある前提で、教えてもらったりノウハウを提供してもらうよう、あらためてGiveFirstが大事だと思いました。

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