4回目なので「成功」を目指したい! 本が売れるブース作りの準備を始めました【文学フリマ東京41】
今日は、自分で本やZINEを作る人にとって、文学フリマの「成功とは?」というテーマで、過去の反省や先輩方の素敵なブースを参考して、文学フリマ東京41(2025年11月23日(祝)/東京ビッグサイト)のブース計画を立てました。
文フリに初挑戦する人は、参考になるかもしれませんのどうぞ!
こんにちわweb上のテンプレートで本が作れるアプリBookoです。
文学フリマ東京41のブースが確定しましたね。
Bookoは南3・4/ち27・28でした。
カタログはこちらです
今回が4度目の参戦です。
東京39→京都9→東京40→今回。
ようやく雰囲気がつかめてきて、課題が見えてきました(遅い!)
いつもバタバタ、間際になってとりあえず突撃!というノリだったのですが、さすがに4回目になると心の余裕が出てきたのか「成功したい!」という欲望がメラメラと。
文フリにおける「成功」とは?
「成功させよう!」と意気込んだのはいいのですが、そもそも「成功」って何?
とまあ、少し立ち止まって考えてみました。
このままだと、なんだか盛り上がって終わる可能性が高いので、目標を決めないと、KPIも設定できない(焦)。
メンバーで考えた「成功」とは
① 本を売る
② 宣伝・告知
③ 読者とのコミュニケーション
「本を売りまくって、稼ぎたい!」というよこしまな気持ちもないと言えば嘘になりますが、過去3回の経験値から、ハードル高めの欲望だと気づきました。
ということで、「なるべく本を売って、次の本の資源にする」くらいの謙虚かつ現実路線を選びました。
参加メンバー4人で戦略MTGを先日開催。
Bookoはブランド力もなく、初めて本を出す人ばかりなので、影響力・戦力は低め。でも、それぞれ本に対する熱量だけは高い🔥
過去3回の参加から諸先輩方のディスプレイやさまざまな工夫を参考にさせていただき、Bookoらしさを新たに加えたブース作りの準備をわちゃわちゃ進めています。
①本を売る
一部の人気作家さんを除いては、「期待したほど売れない」が実情だと思います。過去3回の参戦ではタイトルによってばらつきはありますが、多くて20冊超、少ないタイトルでは数冊・・・です。
購入パターンは概ね以下の4つ
1.友人・知人・親族が購入
2.本仲間が購入
3.ファンが購入
4.来場者が一期一会で購入
一つずつ検証したいと思います。
1.友人・知人・親族が購入
文フリ東京は一般来場が有料(前売り:1000円、当日: スマチケ 1,350円・現地窓口 1,500円)になったので、
・特に自分の作った本に関心がない
・そもそも同人誌に興味がない
・友達とはいえ入場料を払ってまで買いに行くモチベーションがない
場合、お願いするのが難しいかもしれません。
2.本仲間が購入
となると、本仲間が会場でお互いに購入し合うというケース。興味のベクトルが同じな上に、「頑張って1冊書き上げたね!」とお互いの健闘を讃えあう意味でも本を購入し合う喜びがあります。
しかし、今回Bookoのメンバーは初めて本を出す人ばかり。ブースを出す仲間がまだ醸成されていないというハンデが。
「販促のために仲間作り」というと、怪しげなネットワークビジネスのコミュニティっぽくなってげんなりしますが、健全な本好き仲間はいたほうがイベントの楽しみも増えるから、やっぱり仲間は欲しいなと思います!
3.ファンが購入
次は「ファンが購入」。「いつもSNS見てます」「新刊楽しみにしていました」とか言われたら、著者冥利に尽きる。
文フリ京都9で、目の当たりにしました。隣のブースのイケメンがまさにそれ。noteでずっと日記を書いてるそうです。そして8月の横浜のZINフェスで見かけてびっくり。情報発信と継続的な出店もファンを増やす秘策なのかもしれません。
千里の道も一歩から・・・。Bookoはまだまだ修行が足りませぬ。
4.来場者が一期一会で購入
ということで、Bookoメンバーが狙える(言い方笑)のは、4の来場者との一期一会!
なんといっても本好きが集まる祭典。一期一会の出会いがあってもおかしくない。実際、これまでの4回は、イベント会場で初めて本をみて気に入って購入にてくれた人ばかり。1日に1万人が来場する文学フリマ東京。1万人いたら1人や2人くらいは出会えるはず!
そこで、次は、出会いの確率をいかに高めるか?になります。
②本を見つけてもらう
ここではイベント会場での認知活動に特化しています。
いくら来場者が多いからといっても、4000弱ものブースが出る中で見つけてもらうのは困難極まりない。
ということで「いかにして目立たせるか?」に全振りしました。
ディスプレイは高さを出す
遠くから見ても目立つように高さを出すことで、見つけてもらう。幸いなことに今回のメンバーの中にはカメラマンが!
撮影用のT字ポールにポスターを貼ることにしました。

本のテーマはみんなバラバラなので、Bookoを使って本を作ったよ!という私たちの共通点を猫で表現しました。制作はCanvaです。ねっこはBookoの中の人の猫です。
あ、Bookoはウェブ上のテンプレートで本が作れるサービスです。紙の本が1冊からAmazonで出版できます(さりげなく宣伝)。
ブースの下地づくりには布を
ブースは会議用の長机です。
1ブース:90㎝幅×奥行き45㎝。
私たちは2ブースなので180㎝幅となります。
会議用の長机といえば、ダークカラーの木目調。本を目立たせる必要があるので、木目を隠す布などは必須!
本のテーマによって素材や色を選ぶ
リネン:ナチュラル感
サテン:高級感
などを出すのがよきかと思います。
オフホワイトやホワイトは並べた本が目立ちますが、黒い布で引き締め効果を狙うのもいいかもしれません。
注意点はシワ。筒などに巻いて運搬する、ポリエステルなどシワになりにくい素材を選ぶといいかもしれません。
布幅は110㎝幅がおすすめ
というのも、机の下には荷物や段ボールを置くので、足元が丸見えに。布でを前に垂らすことで足元のバックヤードが隠れるので、迷わずに110センチ幅の布を購入しましょう。
布をテーブルに固定するガムテープも忘れずに。
Bookoは今回、検討の結果、布ではない方法で出店します!
当日、見物がてら、ふらっと遊びにきてもらえると嬉しいです。
後日、どんなディスプレイをしたか報告しますね。
ディスプレイは楽しく派手に
ブースとブースの間隔が広いと来場者とブースとの間に距離ができるので、そのまま素通りされてしまいます。
(運営にお願いしたいのですが、背中合わせのブースとの間隔を広めにして、通路は少し狭いくらいのほうがコミュニケーション取りやすい)
必須アイテム
・ブックスタンド(100円ショップ)
・小さな金庫とおつり(100円ショップ)
・値札
・見本1冊(まずは手に取ってパラパラめくってもらう)
・見本とわかる派手な見本札
・見本にも値札
・見本には透明のブックカバー(100円ショップ)






ちょっと変わったアイテム
こちらは前回の文フリ東京40の時の写真です。せいろのレシピ本を出した本澤知美さんはせいろを、バケツ稲本の中村純子さんは稲で作ったしめ飾りをディスプレイ。
「え?なに?」ってなるみたいで、たくさんの人がブースに来てくれました。
今回もいろいろ出し物をする予定です😆

ポスター
自宅のプリンターでA4サイズのチラシをポスター風にしました。プリンターがなくてもA3までならコンビニでもやすくでプリントできるので、ブースを通る人に見てもらう工夫をした方がいいと思います。
今回はちょっと奮発してA2のポスターを印刷所で印刷してもらうことにしました。ちなみにA2サイズ(カラー)が500円という激安の印刷所を見つけました。実際に印刷してもらって仕上がりが良ければ、改めて報告したいと思います。
「荷造り」が設営の勝敗を決める
ちなみに、設営時間は1時間30分。
12:00 一般来場者入場
10:30 出店者入場
設営時間は1時間半ですが、実質は1時間弱。
おそらく長蛇の列に並んで会場内に入った、即、設営開始。
スーツケースやコンテナ、事前搬入した段ボールなどで、ブース内はごった返します。
さらに、背中合わせのブースの間隔が狭く、スーツケースを開けて荷ほどきするのも大変です。
荷造りのコツは、設営の順番を逆再生で。つまり、スーツケースを開けて取り出す順番に設営できるのがベスト。
布とガムテープ
→パネルやポスター
→ブックスタンド
→本
→金庫や値札など
*お金を最初に取り出したまま、バタバタ作業するのを避けるため
ここまでが当日の開場時間までにできること。
最後に、イベント当日までの宣伝・告知ももちろん大切ということは言うまでもありません!
③ 読者とのコミュニケーション
はあ、終わった!完璧!
と言ってる場合ではありません。ここからが本番です。
自分のブースを目がけて本を買いに来てくれるのは、ほんの一握りの大手さんや人気作家さん。
Bookoのような弱小チームは、通りすがりの人にいかに振り向いてもらうか生命線。
コミュ力があってもなくても、魂込めて作った本を知ってもらうために、積極的に来場者とコミュニケーションを取る必要があります。
しかし、文フリの利用規約では、強引な客引きや大声での呼び込みは禁止されています。あくまで品よく、相手に不快な思いをさせない細心の注意が必要です。
以心伝心を見逃さない
人は興味のあるものにしか反応しません。ここでディスプレイが効いてきます。自分の関心領域のアイテムがあると一瞬見る・立ち止まるものです。
せっかくのチャンスを「興味あるならどうぞ。スンッ」では、コミュニケーションがはじまりません。ここで登場するのが
チラシ、名刺、ポストカード

目が合ったら、スッと差し出します。本のことが1行でわかる名刺や10秒でわかるチラシなどを用意して、興味の深度を下げたいところ。チラシに目を通し終わった頃を見計らって、見本を差し出します。手に取ってくれたらさっそく会話するのがいいと思います。
もしかしたら読者になってくれるかもしれません。ここでの注意点は本の宣伝をしすぎないこと。「買ってオーラ」全開だとドン引きするので、未来の読者と楽しくコミュニケーションする場と思ってください。
困った時のアメちゃん

また、一人の来場が呼び水となって、わらわらと人が集まってくるケースがあります。客さばきになれてない私たちはあたふた。こんなとき、アメちゃんでも舐めてもらって待ってもらうこともできますし、一瞬緊張状態がほぐれますよ!
SNS交換

本の購入の有無に関わらず、一期一会の時間を将来に繋げるために、SNSをフォローしてもらうことをお勧めします。
そのためにもQRコードを印刷した名刺やチラシが役に立ちます。もし買ってくれたなら、感想をお願いすることもできるし、新刊の案内もできます。
まとめ
よく「文フリで本は売れるの?」と聞かれますが「売れる人もいるけど、売れない人もいる」という、なんだか生ぬるい返しになってしまいます。
ただ、すごい人気作家以外の人が売れることだけを目的にすると、費用対効果は非常に悪いと思います。むしろ、noteの有料記事を売ってる方がコスパはいいのではないかと思います。
準備も大変ですし、交通費もかかります。紙の本を印刷してもっていくと印刷コストもかかって、さらに売れ残りリスクもある。疲れた帰り道、スーツケースの中の売れ残った本を引きずって人で溢れ返ったりんかい線に乗るのは心折れそうになるかもしれません。
だから「成功」をどこに設定するかはとても大事だと思います。1冊でも、自分の本を買ってくれる人に出会える喜びは、体験してみないとわかりません。
Bookoもお祭りを楽しみます!
*ブース作り頑張りますので、機会があったら遊びにきてください。

参加メンバーと持っていく本
発端はゴツゴツとロイヤルのスコーン戦争?

スコーン愛が強すぎる藤川温子さんの『ロイヤルスコーンパーディーへようこそ』。最近、ゴツゴツスコーンが幅をきかせてきて、本来の繊細なスコーンが肩身の狭い思いをしている状況を危惧した藤川さんが、ロイヤルスコーン復活を目論む本です。というのは冗談で、正統派アフタヌーンティーに欠かせないロイヤルスコーンの歴史を紐解いた本です。
双子が京大合格。ちょっと変わった子育て体験記

偏差値教育に頼らない子育てで、双子の男子がそろって京都大学に合格した田部信子さん。いきなり双子の母になった田部さんが、早期教育の沼にハマりそうになりながらも、カメラマン視点ならではの「見る」ことに徹底した子育て奮闘記。
図書館司書が選んだ英語児童書120冊のベストセレクション

元インターナショナルスクールの図書館司書・なかなかこさん。ニューヨークタイムズお墨付き、映画化本など、今を代表する英語児童書ばかり120冊を集めました。テーマは「家族・友情」。レベルも絵本からヤングアダルトまで網羅! 大人の英語の学び直しにも🙆♀️
黒猫にまみれたい!SNSで募集して集まった黒猫ばっかり52匹

Booko中の人が作りました。黒猫のみー子ちゃんを失った悲しみから、いつか猫の写真集を作りたいと思っていたのですが作り始めると、せっかくならたくさんの黒猫さんと繋がりたいと思いSNSで募集。応募者の我が子への想いに愛が溢れます。
