今日の相場感:日経平均は6万7000円台へAI・半導体に資金集中、ただし全面高ではない
6月1日の東京市場は、かなり強いスタートになりました。
日経平均株価は前場終値で、前営業日比708円74銭高の 6万7038円24銭。
初めて6万7000円台に乗せました。
背景にあるのは、前週末の米国株高です。
NYダウ、ナスダック、S&P500がそろって最高値を更新し、日本株にもリスクオンの流れが波及しました。
ただし、見た目ほど全面高ではありません。
株探によると、前場のプライム市場では値上がり413銘柄に対し、値下がりは1129銘柄。
つまり、指数は強い一方で、個別株はむしろ下げている銘柄の方が多い相場でした。
今日のポイントは、
「日本株全体が買われた」というより、
「AI・半導体・電子部品の一部に資金が集中した」
と見るのが自然です。
話題株1:ノリタケ(5331)
ノリタケは前場でストップ高。
株探では、4,635円、前日比700円高、17.8%高と報じられています。
材料は大きく2つあります。
ひとつは、アクティビストによる株主提案。
もうひとつは、MLCC関連としての見直し買いです。
AIデータセンター向けにMLCCの需要拡大が意識されるなか、
MLCC用材料を手がけるノリタケに資金が向かいました。
「電子部品そのもの」だけでなく、
その周辺材料にも物色が広がっている点は、今日の相場を象徴しています。
話題株2:キオクシアHD(285A)
キオクシアも大幅高。
前場時点で72,800円、前日比6,950円高、10.6%高でした。
半導体メモリー価格の上昇期待に加え、
同業の米サンディスク株が強かったことも追い風になっています。
さらに、6月2日に予定されているインベスターデーへの期待も材料視されています。
足元の日本株では、
「AI」「メモリー」「データセンター」
という言葉に資金が反応しやすい地合いが続いています。
話題株3:ソフトバンクグループ(9984)
ソフトバンクグループも前場で10%超の上昇。
傘下のArm株が米国市場で強く、AI・半導体関連として改めて買われました。
また、フランスで最大14兆円規模のAIデータセンター建設計画が伝わっていることも注目材料です。
このニュースは期待と警戒が両方あります。
AIインフラ投資としては成長期待。
一方で、巨額投資による財務負担も意識されます。
それでも今日の市場では、
まずはポジティブに受け止める動きが優勢でした。
話題株4:トリケミカル研究所(4369)
トリケミカル研究所も強い動きでした。
5月29日に発表した第1四半期決算で、
経常利益は前年同期比51.5%増の24.8億円。
上期計画に対する進捗率は80.4%まで進みました。
半導体向け材料の需要が堅調で、
生成AI関連の設備投資拡大が追い風になっています。
決算で数字が確認できる銘柄には、
短期資金だけでなく中期目線の買いも入りやすい印象です。
今日の相場感まとめ
今日の相場は、指数だけ見るとかなり強いです。
ただし中身を見ると、
日経平均を押し上げているのは、
AI・半導体・電子部品・値がさ株の一部です。
値下がり銘柄数の方が多いことを考えると、
個人投資家の体感としては、
「日経平均ほど強くない」
と感じた人も多かったはずです。
ここから見るべきポイントは3つです。
1つ目は、AI・半導体物色がどこまで続くか。
2つ目は、TOPIXや中小型株に資金が広がるか。
3つ目は、急騰後の利益確定売りをこなせるか。
今日の強さは本物ですが、
「全面高」ではありません。
指数の強さに乗る相場なのか、
個別の材料株を選ぶ相場なのか。
今週はそこを見極める週になりそうです。
参考・ファクトチェック元:
株探:東京株式 前引け
株探:話題株ピックアップ 昼刊
株探:6月1日の相場見通し
株式新聞Web:6月1日寄り付き
FIG公式:R-7初出展
東京エレクトロン開示PDF
株探:トリケミカル決算
日経高いのに自分の株はガックリな相場です。
なかなか含み損きついですが、また勢いのある株を狙えるようがんばります。
いいなと思ったら応援しよう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事が「役立った」「また読んでみたい」と思ってもらえたら、サポートしていただけると、とても励みになります!

