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「1990年のドリー・ファンク・ジュニア」&「打撃の怖さを感じた技」

子どもの頃に夢中になったレジェンドレスラーがまたひとり。

存在を知ったのは、当時テレビでたまに放送されていた「懐かしのプロレス名勝負」的な特番だった気がします。蔵前国技館でおこなわれたアブドーラ・ザ・ブッチャー&ザ・シークとの死闘が忘れ難い。スタン・ハンセンが乱入したブルーザー・ブロディ&ジミー・スヌーカとの世界最強タッグ決定リーグ戦も印象に残っています。

現在進行形のドリー・ファンク・ジュニアを初めて見たのは、1990年の秋に放送された日本テレビの「全日本プロレス中継」でした。弟・テリーとのザ・ファンクスでジョー&ディーンのマレンコ兄弟と対戦し、たしかドリーが逆さ押さえこみでディーンをフォールしたような。

ファンクスの代名詞といえば、入場曲のタイトルでもあるスピニング・トーホールド。あれも90年だったかな? 年末の最強タッグ最終戦でブッチャー&ジャイアント・キマラⅡと当たった際にドリーがこの技でキマラⅡからギブアップを奪ったのですが、畳み掛ける回転の速さにびっくりしました。

ただドリー個人だと、私の場合はまずエルボー・スマッシュが頭に浮かびます。アゴをかち上げる形で放つ人が多いけど、彼はサイドから削り取るように打っていました。昨年亡くなった弟子の西村修さんが継承していましたが、いまはあまり使い手がいないかもしれません。

現代プロレスでは、エルボー・バットを打ち合う攻防が多く見られます。あれはあれで熱くなるけど、互いに十発以上繰り出してファンが「オイッ!」「オイッ!」と煽る展開にもうひとつ乗れません。あくまでも個人的な印象ですが、鋭利な角度でアゴを抉り、数発でダウンさせるエルボー・スマッシュの方が打撃の怖さを感じます。

ドリーさん、激闘の数々をありがとうございました。

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