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レティシア書房店長日誌

国立科学博物館編著「標本の発見」
 現在、国立科学博物館には人類を除く現生生物だけで約50万点の標本が保存されています。その中から、国立科学博物館の研究者たちが絶滅危惧種を中心にして選んだ、150種の標本を集めたヴィジュアルブック。多分、今までに類のない本だと思いますが、とても美しい本です。(国書刊行会新刊2970円)

 本書は6章からなっていて、1章はニホンオオカミやニホンカワウソ等の環境省による絶滅判定を受けたものが紹介されています。2章では、一旦絶滅宣言が出されたものの、奇跡的に野生個体が再発見されたものが紹介されています。3章は絶滅寸前種を、4章は人間の生活の影響で生息状況が変化したもの、5章では植物園・動物園・水族館等で、絶滅が危ぶまれる種の保全と管理を、最終章は昨今の技術革新によって登場した標本の新しい活用法が紹介されています。
 どのページにも標本写真と解説とともに、環境省が作成した絶滅のおそれのある種のランク、例えば絶滅したものは「EX」、野生絶滅したものは「EW」等7つのカテゴリーシールがつけられていて、写真を見ながらそれぞれの種の現状を知ることができます。
 トキのように復活してきた生物もありますが、一方で、イリオモテヤマネコ、オガサワラオオコウモリ、イヌワシ、クマタカ等々、絶滅寸前の種が多くいることがよくわかります。驚くべきは昆虫類で、チョウは日本に250種が生息しているのですが、環境省のリストでは91の種が絶滅への道を歩んでいて、第3章に並んでいる美しいチョウ35種が絶滅寸前なのです。
 見事に保全された標本を眺めつつ、危機的状況にある自然界の状況を考えさせられました。

⭐️レティシア書房ギャラリー案内
3/4(水)〜3/15(日) 「あったらいいな!こんな家」 もじゃハウス展
3/18(水)〜3/29(日) 「まるぞう展」(陶器)
4/1(水)〜4/12(日)  アキコハセガワ版画展

⭐️入荷ご案内
ゆうあん「明日わたしが会社にいなくても」」800円
Shihomi(絵)Satchmo「ぼくたちふたご」1980円
山田稔&黒川創「文章と夢想」2860円
丹渡実夢「迂闊in progress『プルーストを読む生活』を読む生活」
2970円
「てくり35号ー土と果樹と」(770円)
平川克美「三歩あるけば旅の空」(2200円)
TSUTOMU IBUKI「悪い星の下に」(1540円)
エトセトラ「特集 SRHR」(1650円)
ゆうあん「ソロアラサー・イン・ワンルーム」(1000円)
平城さやか「ふつうに働けないから、好きなことして生きています」
(1760円)
子鹿・紫都香「キッチンドランカーの本」(660円)
「ちゃぶ台14号」(1980円)
「仕事文脈27」(1320円)
きくちゆみこ「人といること、すさまじさとすばらしさ」(2420円)
あさいまこ「ままならないまま、ママになった」(1000円)
「ほんと本屋とわたしの話23」300円
パン・カンパニー「ファミリ〜ドキュメンタリー漫画」(2640円)

「北海道SFアンソロジー」(1980円)
地図子「生きている実感がほしくて川を歩いている」(1320円)
嶋田翔伍「住まなくても都」(1760円)
「暮らしの本」MINOU BOOKS(2200円)
中村季節「大工日記」(1980円)
税所篤快「大地との遭遇」(2200円)
碇雪恵「そいつはほんとに敵なのか」(1870円)
植本一子「とある都市生活者のいちにち」(1540円)
佐々木里菜「近く訪れる彗星」(2200円)
「蟹ブ店番日記」pha(1090円)
能町みねこ「デッドエンドで宝探し」(2200円)
折小野和弘「夏を待つ」(1980円)
渡邊愛知「guriのぐるり」」(1980円)
鎌田安里紗&マルティメンド有加「わたしの服は どこから来てどこへいくの」」(2090円)


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