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進歩に乗り遅れないために──成長スピードも働きやすさも諦めない、元NTT研究者の決断

AI・大規模言語モデル(LLM)関連の新しい技術が次々に生まれ、世界が秒単位でアップデートされていく今。
そんな変化の最前線に、飛び込むことを決めたエンジニアがいます。

NTT研究所で約10年にわたり研究開発に携わってきた藤野は、新卒入社での同期だったCEO藤井の誘いをきっかけにBoostDraftへジョインしました。

入社後は、自然言語処理を活用した新プロダクトの開発に初挑戦。「未知の分野に挑戦しながら新しい知識を吸収していけたのは、とても楽しく充実した経験」だと語ります。

本記事では、藤野がなぜ安定を手放してまで挑戦を選んだのか、BoostDraftで実際にどんな環境を経験しているのか、そしてこれからどんな未来を描いているのかをお届けします。

藤野知之(Fujino Tomoyuki)/ Research Engineer
NTT研究所へ新卒入社後、クラウドWebブラウザ、製造業向けIoTシステムの開発、映像処理、生体信号処理、新しい機械学習のアルゴリズム研究などに従事。BoostDraftには2020年秋から副業で携わり、2022年に正式入社。
勾配ブースティングの研究で、2020年情報処理学会山下記念研究賞を受賞。

元同期の縁がつないだ、共感できるプロダクトとの出会い

──まず、BoostDraftを知ったきっかけを教えていただけますか?

藤野:CEOの藤井くんとは、NTT研究所の新卒同期なんです。入社直後の研修は名前順で座ることが多く、よく隣になっていました。とてもフレンドリーで、気さくに話しかけてくれたのを覚えています。研究者としては「実践につながる研究をやりたい」というスタンスだったのが印象に残っていますね。

藤井くんが退職した後も、同期の集まりや部署の飲み会に顔を出してくれたり、結婚式の二次会にも呼んでもらったりと、友人関係が続いていました。

──仲の良い元同期という関係性だったんですね。そこからどうやってBoostDraftに誘われたのですか?

藤野:最初は「起業するから手伝ってくれない?副業でどう?」と、起業前の段階でラフに声をかけてもらいました。会社が立ち上がってからは「転職先にぜひ!」と言ってもらって。

──誘われた時はどう感じましたか?

藤野:『BoostDraft』のコンセプトが好きだったので、素直に嬉しかったです。

“Wordのアドイン”として契約書作成業務をサポートするというアイディアに、「目の付けどころが良いな」と感じたんです。

前職で製造業向けのIoTシステムを開発していた経験から、新しいツールの導入が現場にとってものすごく大きな負担になることを実感していました。
どんなに優れた技術でも、「いつもと違う」「よくわからない」ことが原因で、現場に届かないことは珍しくありません。

その点BoostDraftは、普段ユーザーが契約書業務に使っているMicrosoft Wordにそのまま組み込まれるという設計思想で、導入のハードルがとても低い。そこにプロダクトの強さを感じました。
エンジニアとしては、どうしても作ることに意識が向きがちですが、“実際に使ってもらえる”プロダクトを開発していることに好感を持ったのを覚えています。

「今動かなければ、乗り遅れてしまう」そう感じて飛び込んだ

──BoostDraftに入社を決めた理由を教えてください。

藤野:一番大きな理由は、R&D組織の立ち上げをリードする役割を担える点でした。自然言語処理の分野は、今まさに猛烈なスピードで進化しています。今動かなければ、乗り遅れてしまう。そして今、この分野で成長するには「契約書や法律文章の解析」は最高のテーマだと感じました。

というのも、契約書の作成や確認といった業務は専門性が高く、作業の多くが今でも人の手に頼られています。自然言語処理でそこをサポートできれば、人件費の削減や業務効率の向上など、明確な価値が生まれると考えました。

さらに契約書は、ある程度決まったフォーマットで書かれることが多く、文章の意味も明確なため、自然言語処理を活用しやすいという技術的なメリットもあります。当時リーガルテック業界全体がこの分野の可能性に注目していたこともあり、今やるべきテーマとして非常に魅力的に映りました。

また同僚のエンジニアのレベルがとても高いことも理由の一つでした。エンジニアは、やはり優れたエンジニアと一緒に働きたいものだと思うんです。副業メンバーとして色々と教えてもらう中で、説明が非常にわかりやすかったり、非常に深い技術的知見を備えていると感じたりして、ここでなら確実に成長できると感じました。

環境面では、社内の公用語が英語でグローバルな環境で働ける点も大きな魅力でした。創業当初から海外展開を視野に入れており、現在はアメリカ、イギリス、韓国でプロダクトを展開しています。将来的に世界を舞台に仕事ができるというのは、非常に刺激的で魅力的に感じています。

──前職は自由度も高く、働きやすい環境だったと聞きます。そんな中で、なぜ今このタイミングで転職を考えたのでしょう?

藤野:たしかに前職はとても恵まれていました。研究者として自由度も高く、自分のやりたいテーマに取り組める環境で、まだ追いかけたいアイデアもありました。一切心残りがなかったわけではありません。

そうした環境に満足していたものの、「このままでは世界の変化に取り残されるかもしれない」という危機感も同時に強くなっていきました。ここ数年、自然言語処理や生成AIの領域は信じられない速さで進化しています。新しい研究成果やツールが次々に出てきて、それがすぐに実用化される。まるで秒単位で世界がアップデートされていくような感覚を受けていました。

一方で前職は大企業の研究部門という性質上、どうしてものんびりとした空気があります。長期的に腰を据えて研究できるのは非常に大きな魅力でしたが、技術の進化に対してスピーディに動きづらい。だからこそ「今このタイミングで飛び込まなければ」と思ったんです。

また以前から、スタートアップのように自分の持つ影響力が大きい環境に飛び込んでみたいと考えていたことも、BoostDraftへの転職を後押ししました。

ワークライフバランスと探求心を両立できる環境

──実際に入社してみて、どんな印象を持ちましたか?

藤野:スタートアップは勤務時間がハードだろうと、入社前はある程度覚悟していました。ですが、BoostDraftはワークライフバランスに非常に配慮してくれていて、とても働きやすい環境です。これほどスピード感のある挑戦が、生活との両立も叶えながらできるとは思いませんでした。

私の職種では、状況によって必要な労働時間が変わることもありますが、柔軟に調整できるので無理なく働けています。子どもがいる自分にとっては、こうした柔軟さがとてもありがたいですね。

──入社後はどのような業務に取り組まれましたか?

藤野:主に自然言語処理を活用した新機能の開発や、機能改善などに取り組んでいます。

自然言語処理の研究開発に関わるのは初めてだったので、最初は手探りでした。BERTをファインチューニングして法律文を解析するタスクでは、どのくらいのデータ量が必要で、どうすれば精度が上がるのか、まったく見当がつかない状態からのスタートでした。

それでも試行錯誤を重ねるうちに「このくらいのデータなら、このくらいの精度が出せる」という感覚がつかめてきて。未知の分野に挑戦しながら新しい知識を吸収していけたのは、とても楽しく、充実した経験でした。

──他にも挑戦されたことはありますか?

藤野:はい。新プロダクトをWebサービスとして実装するにあたり、普通ならRubyやTypeScriptで作るところを、あえてRustで開発してみました。理由は「軽量で安全だから」という建前もありますが、正直に言えば当時Rustが流行り始めていたのでキャッチアップしたかったのと、言語の特徴的にも自分の好みに合っていたからです。

導入に際して、CEOの藤井くん(※開発責任者も兼任)は「良いと思うよ」くらいのライトな反応でした(笑)。当時はまだRustを知っている人も少なかったと思いますが、それでも自由に挑戦させてもらえたことに感謝しています。

またAWSのCDKでインフラをコード化したり、サーバーレスなアーキテクチャを導入したりと、当時のトレンド技術を存分に取り入れる設計ができたのは、とても良い経験になりました。

新しいプロダクトを、自らの手で世に送り出す

──これからBoostDraftで挑戦してみたいことを教えてください。

藤野:今一番の目標は、現在開発中のプロダクトを無事にローンチまで持っていくことです。

途中からGoogle出身の優秀なPdMがチームに加わり、プロダクトとしての完成度が一段と高まりました。BoostDraftの開発ポリシーは、「ユーザーに本当に使ってもらえるものを作る」こと。その思想が今まさにプロダクトにしっかり反映されていて、リリースまであとひと踏ん張りというところまで来ています。リリースできる日が心から楽しみです!

──ユーザーの新たな課題解決につながりそうで、楽しみです。最後に、これから仲間になる方へメッセージをお願いします。

藤野:BoostDraftでは、大企業ではなかなか得られない貴重な経験を積むことができます。

意思決定や開発のスピードが非常に速く、日々の業務の中で、自分の判断力や技術力が自然と鍛えられていく環境です。

だからこそ、もし転職を迷っているなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。きっと、大きな成長につながると思います!


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