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#28:僕の引き出しを増やす ── 『読破しない』読書術

今回のnoteは「僕の読書とのつきあい方」について書いたものです。
読書を通して何かを完璧に覚えるわけでも、すべて読破するわけでもない。
そんな自分なりの読書スタイルがある、という話を、読書についてよく聞かれる機会も増えてきたので、今回少しだけnoteに書いてみました。

「読書ってしますか?」
「どんな本を読むんですか?」

ありがたいことに、最近そんなふうに聞かれる機会が増えてきました。
僕みたいな者に興味をもっていただきうれしい・・・

でもーー
うまく答えられた試しがありません。

なぜなら、僕にとって読書は「読破して学びを得るもの」ではないからです。

もっと感覚的で、もっと自分勝手で、もっと自由な営み。

今回のnoteでは、そんな僕の読書とのつきあい方について、素直に書いてみたいと思います。

もしあなたがーー
✅ 本を買ったまま積んでしまうことに罪悪感がある
✅ 読破しなきゃいけないとプレッシャーを感じている
✅ 自分なりの読書スタイルを模索している
なら、この記事はきっと何かヒントになるはずです。
もしあなたがーー
❎ 効率的な読書法だけを知りたい
❎ 要約やまとめテクニックを探している
❎ 速読術を極めたい
という目的の場合、この記事では物足りないかもしれません。



1. 「読書ってしますか?」に、うまく答えられない理由

おそらく、年間100冊近くは本を買っているし読んでいるとは思います。
ほぼビジネス書に偏っています。

ただ、スキル的な意味で読書について聞かれると、いつも少し答えに詰まります。
なぜなら、僕は読書を「読む」「読み切る」といった感覚でとらえていないからです。

僕にとって読書は、浴びるものに近い。

本を一冊一冊じっくり読むというよりも、書棚にずらりと並ぶ本たちをザッピングしながら、なんとなく絵的に頭に取り込んでいく感覚に近い。

たくさんのビジネス書や思考術の本をパラパラと斜め読みしていくと、
不思議なことに、どの本も根っこでは同じことを言っているように思えてくる瞬間があります。

特に古典の良書。
例えば「孫子の兵法」のようなものを読むと、そこから派生して生まれた現代のビジネス書たちが、ふっと線でつながるような感覚があります。

だから、特定の1冊を読破できたかどうかは、僕にとってはあまり読書の目的ではない感覚です。


2. 書棚に囲まれて、忘れることを怖れない

正直に言うと、僕は自分の記憶力にまったく自信がありません。
小さい頃から、忘れ物は日常茶飯事。
なにかを一生懸命考え始めると、別のことはごっそり頭から抜け落ちてしまう。
道もよく間違える・・・。
荷物全部忘れてで出かけてしまうことも珍しくなかった・・・。

だからこそ、本棚はとっても助かる。
自分の頭の外側に「引き出し」を置いておくようなイメージです。

僕のオフィスにはモニターを3枚並べ、その向こう側には本棚をいくつか配置しています。
仕事中も、ときどき視線を上げて、本棚に目をやる。
この空間だとクリエイティビティの引き出しが、ふっと開く瞬間があります。

「僕が揃えた本」だけの書棚がそばにあること。
それは僕にとって、忘れることを怖れず、自由に考え続け、自由に思考を組み立てるための、大切なクリエイティブ空間です。


3. 本のほうから、ふと近づいてくる瞬間

書棚に並ぶ本たちを、すべて読破するつもりはありません。
むしろ、読まずに置いておくことでひらめきがやってくることも多いと思っています。

あるとき、何かの問題に直面した瞬間、
「そういえば、あの本に似たようなことが書いてあった気がする」
と、自然にフィードバックがかかる。

あるいは、ふとした瞬間に、何かに導かれるように手が伸びる本がある。

本は、読まれることを焦っていないんだと思います。
僕の成長を静かに見守り、機が熟すのを、静かに待っていてくれる。

みなさんもよくあると思います。
誰かに言われて買った本が全く入ってこないことが。
それが良書だとすると、理由はおそらく、自分のレベルに合っていないからであることが多いです。

そういう良書は、意外に、1年後に見てみると、スッと腹落ちすることもよくある。

そんな感じです。

だから僕は、たくさんの本を一旦「浴びるように」読み、自分の身の丈に合っていなかったら、躊躇なく「読まずに」本棚に寝かせる。

「寝ているキミはいつ手を挙げてくれる?」
「全然今はキミに興味がないけどどういうつもりで僕のところにきたの?」

って感じで、果報は寝て待て感覚です。


4. まとめ:読破じゃない。書棚と共に生きる読書術

読書とは、すべてを理解するための行為ではない。
記憶するための行為でもない。
僕にとって読書とは、未来の自分が何かを必要としたときに、
そっと手を差し伸べてくれる引き出しを、静かに増やしていく行為や空間に近いと僕は思っています。

過去の先人たちは現代の僕たちが直面するほとんどの問題は一通り解決してきているはず。
つまり、彼らが書き残してくれた本の数が多ければ、本棚のどこかにほとんどの回答例はあるはずである。
回答例はなくとも、近いヒントは絶対にある。

なのでーー
迷ったら、僕は本棚をザッピングして、回答やヒントを探している。

すべてを読む必要はないし、すべてを覚える必要もない。
ただ、自分のそばに「引き出し」を増やしておく。

そんなスタイルで、僕は本とつきあっています。

今後、そんな僕が読破に至った良書のレビューなどもやっていけたらなと思っていますので、フォローいただけるとうれしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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