#60:勉強しなくていいから、まずやってみて ── 仕事を『お勉強化』しないための持論
「仕事に必要なのは、やってみる勇気と問いを立てる力だ」と、最近つくづく思います。
今回のnoteは、仕事における「学び方」について、僕なりの違和感と持論を言葉にしたものです。
「まずは勉強から」と言われるとモヤっとする方に、きっと共感していただける内容です。
「仕事には学ぶ姿勢が大事だよね」とよく言われます。
僕もまったくその通りだと思っています。でも、どこかで「勉強すること=学ぶこと」になってしまっている風潮には、正直なところ違和感があります。
というのも、仕事で「今、勉強してます」と言われると、どこか立ち止まっているように感じてしまうんです。受け身に見えてしまう。
もちろん「学ぶ」ことそのものは否定しません。むしろ、学ばずして進化することはないと思っています。
ただ、こと“仕事”という文脈において、「お勉強」という言葉が持つ空気感には、気をつけておきたい。
今回は、そんな違和感をめぐる持論をまとめてみました。
もしあなたがーー
✅ 仕事にどう取り組むべきか悩んでいる
✅ 自分の「学び方」にどこか引っかかっている
✅ セミナーや教材ばかりで成果が出ないと感じている
という場合、この記事は、きっと何かヒントになるはずです。
1. 「学ぶ」は歓迎。でも「勉強する」は少し違う
僕がよく使う言い方があります。
「勉強しなくていいから、まずやってみて」
極論のように聞こえるかもしれませんが、これは冗談でも皮肉でもありません。
本気でそう思っているし、実際に社員さんにも伝えています。
「学ぶ」ことは歓迎したいんです。人が変わるためには必要なことですし、僕自身も日々学びの連続です。
でも、「勉強します」という言葉には、どうしても受け身の匂いを感じてしまう。
本当に前に進んでいる人は、「やりながら学んでいる人」だと思うんですよね。
2. 研究職を経て気づいた、“お勉強”の限界
僕は以前、研究者をしていました。
大学院では無線の研究に打ち込み、ハワイ大学では米海軍と共同研究もしました。学術論文を何百本も読みましたし、日常が“お勉強”の連続でした。
だからこそ言えるのですが、研究と仕事は特性が違うものです。
研究は「答えを深める営み」で、知識がないと戦えない仕事。
仕事は「問いを見つける営み」です。
仕事では、正解があることの方が珍しい。
「そもそも何が問題なんだっけ?」というところからスタートするのが、実践の世界。
穴埋め式の知識ではたどり着けない地点を、日々探っているのが現場なんです。
3. 仕事は“問い”を立てることから始まる
僕の中では、「勉強」は“答えを当てる作業”というイメージが強くあります。
小学生の頃から刷り込まれてきた「テストで点を取る」ための方法論、みたいなものです。
でも、仕事は違います。
「なにが問題か?」
「なにが課題か?」
この問いを立てることこそが、仕事のスタートラインです。
誰かが用意した問題を解くんじゃなくて、問題そのものを定義するところから始まる。
だからこそ、座学では限界があると思ってしまう。
セミナーやテキストに逃げる前に、まず現場に出て、手を動かしてほしい。
動いてみれば、すぐに課題が浮き上がってくる。それが、何よりの「学び」になる。
4. まとめ──やりながら学ぶ、それが一番の成長法だと思う
僕は、「学ばずにできてしまう」状態がベストだとすら思っています。
なにもせずにできるようになる、という意味ではなく、やる中で自然に学び、身についている状態。
それを実現するには、まず“やる”ことが必要です。
最初の一歩は、勉強じゃなくて、行動。
手を動かし、失敗し、振り返る。そのプロセスに、どんな教科書よりも濃い学びがあります。
学ぶことは、仕事を深めてくれる。
でも、仕事の代わりにはならない。
仕事に必要なのは、前に進む力。
そしてそれは、「お勉強」では育たない——僕はそう信じています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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