見出し画像

#115: 海外で7年以上過ごして気づいた、語学を習得する時に大切だったこと

「英語を話せるようになりたい。でも全然伸びない…」
そんな悩み、よく聞きます。僕もかつては似たような気持ちを持っていました。でも、今振り返って思うのは、実は“英語を話せるようになる”という目標そのものが、少しズレていたかもしれないということです。

このnoteでは普段、ビジネスやDX、AI活用といったテーマについて書いています。経営視点での課題解決や、仕組みづくり、地方企業の変革などが主な関心事です。

ただ今回は少し趣向を変えて、「語学」について書いてみようと思います。
といっても、語学の勉強法やフレーズ集ではありません。

英語を中心に、韓国語や中国語といった他言語に自然と触れるようになった僕自身の体験を通して、「語学を学ぶこと」と「目的と手段の関係性」について掘り下げてみたいと思ったのです。

この「目的と手段」の話は、以前のnote#64(目的と手段の話)でも触れました。

僕の書籍『平均年齢56歳 地方の古いアナログガソリンスタンドのDX革命の起こし方』で提唱している「ちょうど良いDX」という考え方ともつながっています。

つまり、“ツールそのものを目的化してしまうと、本来の成果にはつながらない”という視点です。語学もまったく同じ構造です。

今回のnoteを読むと、
✅ 英語が話せない理由が“才能”ではないと気づける
✅ 語学が自然に身につく「環境のつくり方」が見えてくる
✅ ビジネスにも効く「目的と手段の整え方」が身につく
となれると思います。


1. 英語が話せないのは、センスや努力の問題じゃない

「英語が話せるようになりたい」と思っている人は多いけれど、僕はこれを“目的と手段の取り違え”だと感じています。

僕自身、英語で授業をしたり、国際学会で発表したり、海外のプロジェクトに参加したりしてきましたが、「英語を話したい」と思って勉強したことはほぼありません。

必要だったから、使っていただけです。
そして、そもそも「英語が話せるようになった」というゴールは曖昧です。
なにをもって話せる人という判定ができるのかわかっていません。

難しい英語を言われてわかんないことはたくさんありますし、それはわかんないままです。なので、僕自身、英語が話せるようになったかどうかはよくわかりませんが、英語で生活してはいた。

という感覚です。

目的があったから、手段としての語学が必要な分身についた。
それだけのことなんです。


2. 英語は“自己防衛”と“仕事の必須ツール”だった

アメリカで生活していた頃、towing(レッカー移動)されたり、警察に止められたりすることがよくありました。
また、どういう訳か、他の人より危ない人に絡まれたり、道で寝ている人に話しかけられたりすることも多かった。

そういう場面では、英語は“自己防衛の道具”として必要でした。

間違った返事をすれば誤解されるし、変な言い返しをすると、トラブルに巻き込まれるリスクもある。

でも、それだけではありません。
僕にとって英語は、仕事をするうえで欠かせないツールでもありました。

アメリカの大学で授業をしたり、国際学会で発表したり、標準化会議や端末開発などの国際プロジェクトに関わったり。
どの場面でも、英語でのやり取りが前提条件で、日本語で助けてもらえる環境ではありませんでした。

自分が理解して、自分の言葉で伝えなければ、仕事が進まない。
英語は「上手に話すため」ではなく、役割を果たすため、危機を回避するためにどうしても必要だったのです。

「Can you speak English?」なんて聞かれることは、ほとんどありません。
もし“No”と答えても、「You do speak, huh.」と返されるはずです。
英語で返事している時点で「もう英語話してるじゃん」ということになる。


3. 韓国語は「必要だったから覚えた」、中国語は「距離を縮めるために触れた」

語学は“必要に迫られる”と、自然と身につきます。

僕の周囲には中国や韓国の留学生が多く、彼らとやり取りする必要がありました。
韓国語は、日常会話レベルまでは話せるようになっていました。
中国語はそこまで話せたわけではありませんが、最低限の単語や意思疎通の術は身につけていきました。

でも、完璧を目指す必要はないんです。
下手でも、その言語を使おうとする姿勢は、相手との信頼関係を築いてくれます。
語学は手段であり、その先にある「人と向き合うこと」が本質だと思います。


4. 英語が必要ないなら、別に話せなくてもいいと思う

極論ですが、英語を話さなくてもいい環境であれば、話せなくても問題ないと思っています。

無理に語学を“努力の対象”にするより、他にやるべきことに集中した方がいいことも多くある。

どうしても話せるようになりたいなら、それが“必須”になるような環境に身を置く方努力をした方が筋が良いし早い。また、その他のことも同時にマスターすることになるので、英語ができようができまいが、関係なくなる。

たとえば、

  • 英語で発信するプロジェクトに飛び込む

  • 外国人とチームを組む

  • 海外市場に向けて商品やサービスをつくる

くらいにして、目的がはっきりすれば、語学はあとからついてきます。

もう少し工夫するなら、同じミッションをクリアしないといけない英語を話す他人を巻き込んだ方が早いでしょう。

そうすれば、あなたが英語をマスターしてくれないと困るから、必死で教えてくれるはずです。他力も環境に入れ込む。他人の目的も活用するのです。

そうすれば、自分の語学が伸びざるを得ない仕組みとなり、あなたの意志は
不問となり、モチベーションが下がっても語学は伸びる。

おそらく、さらに僕なら、そこでお金がもらえるような仕事を用意しておきます。そこに努力と時間を投じる。

そうすれば、お金をもらいながら、自動的に語学が伸びる。こうなればもう「英語を話したい」なんてことは思うこともなく、英語を話す人になってしまうはずです。

これが、「目的と手段」の正しい理解であり、この関係性の賢い活用方法だと僕は思っています。


まとめ

“英語を話したい”という気持ちはよくわかります。
でも、それが目的になってしまうと、語学は続きません。

これは、DXやITツール活用の話と同じです。
「ツールありき」ではうまくいかない。必要だからツールが活きる。

この考え方は、僕の書籍『平均年齢56歳 地方の古いアナログガソリンスタンドのDX革命の起こし方』でも「ちょうど良いDX」として詳しく書いています。

語学に伸び悩む方や、なかなか勉強が続かない方にとって、
“必要が先。英語はあと”というこの視点が、少しでもヒントになればうれしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

記事を気に入ってくれた方は「スキ」をいただけると僕はハッピーです。
次回も読みたいとまで思ってくださった素敵な方は「フォロー」と「通知オン」!コメントもどしどしください。


🧑‍💼 僕の自己紹介note#100

#英語学習 #語学のコツ #ことばの学び #語学力 #留学経験 #海外生活 #目的と手段 #ちょうど良いDX #ビジネス #DX #地方企業 #小さな会社の経営者 #中小企業 #ガソリンスタンド #毎日投稿


いいなと思ったら応援しよう!

Booster nobu|泥臭く挑むPh.D.ガソスタ経営者 よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!