#179: 「議論」より「体感」から始めよう ── 苦手な人でもAIを"活用"しはじめるための3つの超入門ステップ
DXって聞くと、途端に難しそうな顔をしてしまう、かつての僕のような社長さんは、今も少なくないですよね。
僕は、富山県の古いガソリンスタンドを、平均年齢56歳の社員さんたちと力を合わせ、2年間でDXを成し遂げた経験を『平均年齢 56 歳 地方の古いアナログガソリンスタンドの DX 革命の起こし方』という書籍にまとめました。
この本の中で「ちょうど良いDX」という考え方を発信しだしてから、ありがたいことに、多くのセミナーや講演をやらせていただく機会をいただいています。
今回のnoteを読むと、
✅ 「未知のツールへの懸念」を乗り越える最初の一歩がわかります。
✅ 高額なデータ分析なしで、すぐにクリエイティブな成果を出す方法が手に入ります。
✅ 議論に終始している時間があれば、いますぐ試せる具体的なアクションが明確になります。
1. 「ちょうど良いDX」が呼んだ、セミナーでのリアルな悩み
セミナーで多くの方とお話ししていると、「もうChatGPTを使っている」という方はずいぶん増えてきている印象です。ただ、次のフェーズで悩まれている方が本当に多い。
「こと法人でどう使う?どう運用していく?」
「デジタルアレルギーを持っている社員さんがいるのだが、どうしたら良いか?」
といった、運用フェーズに入ったからこその、リアルな質問をいただくことが同時に多くなりました。これは自然な成長過程の質問ではあるのですが、少し大きな法人となると、未知のツールへの懸念に対してどうすべきか、という議論に時間をかけ、いまだに使い始めるということをしていない事業者も多いのが現実です。
僕の感覚では、「もったいない」の一言です。
2. 議論に時間を使うな。「チャット」なのだから話せばよい
これからの時代、ChatGPTのようなAIチャットツールは必須ツールとなるでしょう。何よりも、使ってみることが非常に大切な最初の一歩です。議論する時間があれば使ってみれば良い、というレベルのツールにまで成熟しています。
だって、ChatGPTは文字通り、チャットツールなのですから。
特に、僕らのガソリンスタンドのように、小規模の事業者であれば、大企業と異なり、あらゆるルールがガチガチに設計されていることは少ないはずです。そうなると、まず使ってみると「なんだ、こんなに簡単なのか」と気づくことが多い。
今回のnoteは、AI活用に二の足を踏んでいる事業者さんや個人事業主さんが、「こういう感じでパパッと使ってみたらどうだろう?」という僕なりの提案です。まだ使っていないなら、このくらいからはじめるのが「ちょうど良いDX」の入り口です。
3. 精緻なデータは不要 ── 僕がおすすめする「思考を飛躍させる」3つの使い方
ここで挙げる例は、精緻な情報や高度なデータセットを必要としません。あくまで、自分の思考を飛躍させるための使い方です。クリエイティブな発想をChatGPTを使って育てるという「体感」から試してみましょう。
<3-1. 小さなイベントなどの取り組み案をださせる>
イベントの企画などは白紙から組み立てるのは大変です。また慣れていない人がやると、細かいことが気になり話がいったりきたりすることは必至ですよね。
そこで、自分のお店や会社の情報、やりたいこと、場所や予算などの情報をChatGPTに入れて、「そんなイベントをやりたいので、企画を10個考えて」くらいを投げてみてください。
おそらく、自分が時間をかければ絞り出せるような案が一瞬で出てくるはずです。これらの案を見て、「こういうターゲットに刺さるように修正してほしい」「予算はもう少し増やしても大丈夫」など、修正依頼や質問を繰り返します。やり取りが終わる頃には、企画書として仕上がるというのを体感してみると、一気に視野が広がるはずです。
<3-2. お店の新メニューや新商品を考えさせる>
ご自身でお店をやっている方は、常に新しいメニューや商品を考えていると思います。これを加速するのにChatGPTはよく機能します。僕がおすすめしたいのは、次のステップまでやってしまうことです。
<3-3. SNS投稿の内容を考えさせる>
これはなにかと使えます。いつも単調な投稿で悩んでいる方には、SNSアカウントのリンクを読み込ませて、次に発信したい内容をChatGPTに相談してみてください。
「今後、こういうことも考えている、こうなりたい」といった意志を追加でインプットすれば、今までとは違う、意外なアイディアが出てくるはずです。
4. 「企画書」と「イメージ画像」が数分で手に入る体感の力
上記 3-2 の「新メニューや新商品を考えさせる」の続きとして、ぜひ試してほしいことがあります。
商品案が固まったら、最後に、「これをイメージさせるイラストをつくって」と打ち込んでみてください。本来、画像生成は多少のテクニックを要するのですが、ここまでのやり取りがすべて学習済みのChatGPTは、企画や商品をイメージさせるイラストをさらっと出力してくれるはずです。
この一連の流れを体験すると、自分が意外に思いつかないアイディアや方向性が思わぬ形で出てくるだけでなく、企画書というフォーマット化される感覚になるかと思います。
この辺りは、精緻な情報が不要で、クリエイティブな発想をAIを使って育てるような使い方です。高度なデータ分析や、インプット情報が必要なわけではない。あくまで、自分の思考を飛躍させる使い方なので、おもしろいはずです。
このくらいが「ちょうど良いDX」を進めるうえでの、入り口としてちょうど良いAI活用方法になります。まだ使えていないという方は、ぜひ試してみてください。議論は、使ってからで遅くありません。
今回の記事が、あなたの会社の一歩を後押しできたら嬉しいです。スキ、フォロー、通知オン、コメントで、感想を聞かせてください。
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