見出し画像

#1:『問題はひとりで解かない』 地方の小さなガソリンスタンドと地域パートナーを問題解決集団へ

「うちの会社、変わらないんだよなぁ…」
「社員が言われたことしかやらなくて…」
「なんで会議で決まらないんだろう?」

そんなモヤモヤを抱えたまま日々を過ごしている中小企業の経営者さん、リーダー、個人事業主の方へ。

この記事は、“問題をひとりで解かない”ことで、組織やチームがどう変わっていくかをリアルな私の体験を通じてお届けします。

もしあなたがーー
チームが自分で動けるようにしたい
社員が考えるようになってほしい
「なんとかしたい」と思っているけど、何から手をつけていいかわからない
と悩んでいる場合、きっと何かヒントになるはずです。

もしあなたがーー
❎ 完璧なDX導入手順が知りたい
❎ 数字やKPIの話が読みたい
❎ AIツールを駆使した最先端の事例が見たい
と期待されている場合、この記事では少々物足りないかと思います。

僕が経営しているのは、富山の古いガソリンスタンド。平均年齢56歳、パソコンが得意な人はいませんでした。

そこに「小さな仕組み」と「ちょっとした考え方の転換」を持ち込むことで、社員が育ち、チームが自走し、ついには地域の仲間たちも巻き込んだ“問題解決集団”ができあがってきました。

この記事には、
派手なITツールの紹介や、DXの専門用語の解説は出てきません。
書いてあるのは、あくまで現場での試行錯誤と、そこで得られた“感覚”です。

「問題は、ひとりで解かない」
そんなシンプルな前提から、小さな会社が変わっていった話、
少し覗いていきませんか?



■ はじまりは、“問題山積”のガソスタだった

富山にある、古くてアナログなガソリンスタンド。
社員は5人だけ、平均年齢は56歳。みんなパソコン苦手、
会議をしてもなかなか話がまとまらない。

そんな会社を、僕が横浜からリモートで引き継ぐことになりました。

ガソリンスタンド自体に特別な興味があったわけじゃないけど、人が自然に集まる場所には可能性があると思っていました。

インフラ的な価値というか。ここで何か面白いことができるんじゃないかなって。

とはいえ、最初は課題だらけ。
「DXやろう!」なんて言葉は使いませんでした。
そんな言葉、現場では通じないですから。
まず必要だったのは、
「問題をひとりで抱えさせない」っていう考え方と、
そのための仕組みづくりでした。


■「問題はひとりで抱えさせない」社内の仕掛け

着任後早々見直したのは、会議のやり方。
全員で集まると、結局何も決まらない。
だから全体会議は月1回に断捨離です。

一方で取り入れたのが、「プロジェクト制」。
課題のジャンルごとにリーダーを任命し、
ちゃんと“あなたの仕事”っていう責任を持ってもらう。
それだけだとただの押しつけになるので、
プロジェクト手当っていう報酬もつけました。

週1回、ミーティングの時間を確保してコミュニケーション量を担保しました。
Googleカレンダーで予定を組んで、そこに社長として僕がちゃんと入るっていう形です。

今も当時も、僕が見ているのはスキルじゃなくて、姿勢です。
ツールの使い方が上手かどうかじゃなくて、
例えばミーティングの時間を守れるかどうか。
チャットが遅くても全然いいけど、
約束の時間に来なかったらそこはちゃんと言う。
とにかくチャレンジする姿勢は評価する。

そういう基本の部分を大事にしてました。


■「育てる」じゃなく、「育っていく」感じ

僕みたいな者が「社員を育てよう」とかって、
実はあんまり考えてなくて。おこがましいというか・・・・

でも、仕組みを整えたら、自然に人が育っていったんです。

チャットは最初Zoomチャットを使って、次にSlackを試して、
最終的にはGoogle Chatに落ち着きました。
どれも無料で始めて、小さく試して、
良さそうなら定着させるっていう流れです。

変化がはっきり出たのは、会話のスピードでしたね。
すぐに相談できるし、意思決定も早くなる。
直接的な効果ではないですが、
色々な打ち手の総合結果として残業時間が80%くらい減りました

あと、評価の仕方も少しずつ変えました。
「姿勢」にフォーカスして、プロジェクトに対する責任感とか、周りとの連携とか、そういうところを見るようにしました。
そしたらみんな、自分の時間を自分でコントロールできるようになってきたように今は見えています。


■ Boost X project ーー“地域ごとチーム”になるという挑戦

変わっていったのは、社内だけじゃなかったんです。
「Boost X project」という地域活性化プロジェクトを立ち上げて、
地域の事業者さんや個人事業主さんとも一緒に動くようになっていきました。

たとえば、
ガソリンスタンドのゲストルームを開放して、地元の方々と会議をしたり、相談会を開いたり。
そうやって「一緒に考える」「一緒に動く」っていう関係が自然と生まれてきたんです。

地域の人たちとも、社員と同じように“チーム”になれると思っていて。
悩みも課題も、それぞれ違っても、根っこは似てることが多いんですよね。
「これ、どうすればいいんだろう?」
っていう問いを、誰かと共有できるって、すごく心強い。

社外にもチームがある。問題は社内だけのものじゃない。
だから僕たちは、“地域ごと問題解決集団”をめざしています


■ おわりに:問題はひとりで解かない

この2年間で、ガソリンスタンドは大きく変わりました。
大前提として、
「”悩む”は仕事ではないです。”考えて”ください。」
と経営計画書に明記したりしています。

ひとりで悩まない。誰かと一緒に考える。
そんな仕組みと空気ができてきている感覚があります。

社員も、地域の仲間も、みんな同じチーム。
問題はひとりで解かない。
だから僕たちはちょっとずつ、でも確実に強くなってきていると感じています。

今後は、もっと具体的な体験を記事にしていく予定ですので、よろしければフォローしていただけますとうれしいです。
いいね"♡"も励みになりますので押してほしいです!


いいなと思ったら応援しよう!

Booster nobu|泥臭く挑むPh.D.ガソスタ経営者 よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!

この記事が参加している募集