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森林の効果は7,000オオタニサン

先日投稿した自己紹介記事に、たくさんのスキをいただきました!
noteの世界には、色んな考えを持っている人たちがいますね。
そして、そんな人たちが、あーだこーだして私の記事にたどりついて、読んでくれています。
普段の生活では、なかなか出会えないだろう人たちと、こうやって繋がれるnoteって、すごいですね。
読んでくれたみなさん、本当にありがとうございます。

今回のテーマは、「森林の多面的機能」です。

気候変動などを背景に、令和6年度(2024年度)から個人年間1,000円の森林環境税の徴収が始まりました。
これはつまり、国民全員で森林を守り育てようということです。
だけど、特に都市部に住んでいると、「私には森林なんて関係ないよ」って思いますよね。

そこで今回は、
森林があなたに対してどんな効果を与えるのか
について、書いていきます。


森林に期待する働きトップ3

森林には、水を蓄えたり、木材を生み出すなど、多くの機能があります。
しかし、これらの効果をここでひとつずつ、詳しく説明しても面白くないですよね。(詳しい説明は林野庁ホームページに掲載されています)
そこで、内閣府が令和6年(2024年)2月に公表した「森林と生活に関する世論調査」の結果から、ランキング形式で説明してみます。

調査方法は「あなたは森林のどのような働きを期待しますか」との問いに対し、森林の機能9項目のうち、該当するものすべてに〇を付ける複数回答方式です。

第3位 水源の涵養

3位は、なんと、水源の涵養です!
・・・うーん、なんだろう。
どきどきしないランキングだな。

涵養(かんよう)という言葉は、馴染みのない言葉ですよね。
自然に染み込むように養成することの意で、水源の涵養とは水資源を蓄える働きのことになります。

天気が良い日が続いても、川の水が枯れない、水道をひねると水が出る。
治水ダムと森林の機能による、恩恵のひとつです。

森林が水を蓄えると言うと、木が水を蓄えるイメージがありますが、木は水の消費者です。
正確には、森林土壌が水を蓄えています
そして、水を蓄える機能は、大雨による洪水被害を軽減する効果もあります。

第2位 山地災害の防止

山地災害の防止は、治山事業の目的です。
近年多発する局所的豪雨などにより、激甚化する災害を背景に、その効果を大きく期待されています。

森林の枝葉は、雨が直接地面にあたるのを防ぎます。
さらに、地面の草や落葉により、森林内の地面が削り取られるのを防ぐのが、表面侵食防止効果です。

そして、木の根は絡み合いながら、地面をキャッチします。
また、根自体が地面に突き刺さり杭の効果を発揮し、根が届く範囲で、山崩れを防ぐのが、表層崩壊防止効果です。

しかし、近年の異常な豪雨では、根の届く範囲より深い所まで、水で満たされてしまいます(飽和状態)。
これにより、「表層よりもやや深い層からの崩壊」が増加しています。
そして、この崩壊により、木も一緒に崩れ落ち、下流に流出する「流木災害」も近年多く見られる災害形態です。

これら、近年の災害形態を踏まえた治山対策が、治山技術者にとっての大きなテーマとなっています。

第1位 地球温暖化の防止

近年の異常な豪雨は、地球温暖化が原因のひとつであるとされています。
猛暑や豪雨、大雪などの異常な気象現象により、私たちの生活が苦しめられている実感はあるでしょう。

森林は、温室効果ガスの1つである、二酸化炭素を吸収することで、地球温暖化防止に貢献します。
光合成により、二酸化炭素を吸収し、炭素を固定し、酸素を供給するんでしたね。

日本の森林が、光合成によって吸収する二酸化炭素は、年間1億トン。
これは、日本の二酸化炭素排出量の8%に相当します。

森林の効果はどのくらい?

森林に期待する働きトップ3以外にも、動物のすみかになるなどの生態系の保全、木材の生産など、様々な効果・機能があります。
そして、その効果ですが、一部の貨幣評価できるものだけでも、年間70兆円の効果があるとされています。

70兆円とは、日本の年間税収額相当になりますが・・・ちょっとわかりにくいですね。
大谷翔平選手が、ドジャースと10年1,000億円の契約を結びましたので、年100億円と考えると、7,000オオタニサン。
なんだか、悲しくなってきたので、やめます。

どうせなら少しでも気分よく

このようにして、森林の効果を並べてみると、私たちの生活に森林は密接に関係していることがわかります。
今回の記事を読んでいただいて、その効果を少し実感できたのではないでしょうか。
どうせ払わなければいけない税金ですから、「私にはまったく関係の無い森林」から「私も少なからず恩恵を受けている森林」と意識が変われば、少し気分が良くなりませんか。
問題は、その税金の使い方なので、そのあたりについても、追って書きますね。

今回も、読んでいただきありがとうございました。

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