#1162 蹴球論105|2011年 UEFAチャンピオンズリーグ ~ベスト8で初の日本人対決~
「日本で一番優れたサイドバックは誰だ?」という論争はよく行われます。
ドーハの時は右が堀池、左は都並が怪我だったので勝矢とか三浦泰で、
フランスの時は右が名良橋(最初は柳本)、左は相馬で鉄板でした。
トルシエは3-5-2だったのでパスして、ジーコは右が加地、左が三都主ですかね。
そして岡ちゃんの頃は最終的には右が駒野、左が長友でした。
そんな感じですが、その次のザック時代の右がウッチーで左が長友だった2011-2014くらいまでのシーズンが、日本のサイドバックが一番イケてた時代だと僕は思っていますが、どうでしょう?
この2人がチャンピオンズリーグで戦ったのは、本当に熱かったですね。
(これ2012年と思ってたんですけど、2011年でした)
ウッチーと長友を語る
内田篤人とは?

アオアシの福田監督は日本史上最高のサイドバックでウッチーを推していましたが、シャルケに移籍した後のウッチーは本当にエグかったですね。
後に書きますが、2014年のブラジルW杯でもひとり気を吐いていたのがウッチーでしたし、元々いい選手だったのが、シャルケに移籍して更にパワーアップした印象がありました。
鹿島でルーキーながら開幕戦から出場し、ワールドユースとオリンピックで着実に経験を積み、ワールドカップメンバーにも選ばれるも本大会では守備力がウッチーより高い駒野が優先され、南アフリカでは1試合にも出れず、多分それもあってシャルケに移籍したんですかね。
その頃のシャルケはノイアーがいて、フンテラールがいて、更にはラウルまで来ちゃってなかなかエグかったですね。
そんなチームで右サイドを切り裂いてガンガン攻撃を仕掛けるウッチーはカッコよかったですね。
長友佑都とは?

長友のインテル移籍はメチャクチャ興奮しましたね。
長友がブレイクしたのはフッキを止めた頃でしょうか?
Jで圧倒的に無双していた変態ブラジル人を、大卒のルーキーがシャットアウトするという、その体幹の強さとスタミナは当時からハンパなく、オリンピックにも絶対はいると思ってましたし、A代表にも絶対入ると思ってました。南アフリカではエトーをも抑えてましたね。
なのでチェゼーナに移籍したのは当然のルートだったと思ってましたが、そこから急転直下で移籍クローズの前日にインテルに加入したのは熱かった。
しかもその時のインテルはスナイデルがいて、マテラッティがいて、エトーがいて、カンビアッソがいて・・・となかなかエグかったです。
とにかくそのフィジカルとメンタルの強さで、ガンガンチームにもセリエにも適応していく様は非常に頼もしいものでした。
対戦した経緯

この2人がチャンピオンズリーグで戦うというのもなかなか凄い話です。
しかもベスト4をかけた一戦と言うのが、これまた熱い。
しかも右サイドバックのウッチーと、左サイドバックの長友はマッチアップするポジションだったりしたので、否応なく注目は集まります。
ただ、長友はベンチだったんですよね・・・泣
シャルケ

この時期のシャルケは結構気合入ってましたね。
何と言っても世界的スターのラウルがいて、フンテラールがいて、ファルファンもいる超攻撃的なな布陣だったにも関わらず、メッツェルダーがいて、守護神ノイヤーがいるという好チームですね。
インテル

そしていんてるもなかなかエグイです。
サネッティがいて、エースのスナイデル、カンビアッソ、ルシオ、サムエル、フォルランもいました。
そんな中に長友がシレっといるのが本当に凄いですよね。
試合レポート

試合は1stレグ、2ndレグ共にシャルケの2連勝!という感じで終わったんですが、この試合が行われた意義がとにかくすごかったんです。
日本人がチャンピオンズリーグに出るだけでも凄いのに、ましてやこのような準々決勝という大舞台で対戦するというのは、カズがジェノアにいた時からわずか10年ちょいと考えると凄い話です。
そんな試合を終えて、2人はこう話しております。
長友「僕らが日本人対決をこの舞台で出来たのもね、本当にこれまで(先輩の)みなさんが道を作ってくれたから。本当に感謝したい。ただ、これからは、僕らが新しい道を作っていかなきゃいけないので。気合を入れて、頑張ります」
内田「(日本のレベルが)上がってきたというか、やれると思うんです。みなさんも、もっとやれるんだっていう記事にしてくれないと(笑)。やっぱり、記者の影響力はすごく強いから。そういうのに乗せられて、選手もどんどん海外に出て、ああやれるんじゃん、って思ってくれば日本のレベルも上がる。海外のレベル高いから、海外に行っても無理だろうって書いたら、選手も行けなくなっちゃう。どうか、ご協力を(笑)」
まとめ
そんな感じでこの時にウッチーはベスト4でマンチェスター・ユナイテッドに敗れるのですが、未だにこの時期のウッチーの成績が歴代の日本人サッカー選手の最高順位とのことです。
恐らくまた、今の選手がこの記録を越えていくと思います。
こんな感じで少しずつ、サッカー界はレベルアップしていくんですね。
そんな感じで次回は2025年クラブワールドカップを紹介しましょう。
