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#1359 バンド論189|D'ERLANGER(デランジェ)

先週末に開催されたLunatic Festも非常に盛り上がったとのことですので・・・ここで私の音楽の原点でもある、ヴィジュアル系に回帰します。

そこでヴィジュアル系を攻めていくシリーズの第1弾として、僕がヴィジュアル系を聞き始めた当時メチャクチャ伝説だったD'ERLANGER(デランジェ)を紹介しましょう。

過去にオムニバスで紹介しておりますが、改めて紹介しましょう。


D'ERLANGER(デランジェ)とは?

D'ERLANGERとは「淫靡な誘惑」の意味で、1983年京都にてギターのCIPHER(サイファ)こと瀧川一郎を中心に結成されました。
当初は地元のライブハウスを中心に活動たりしていましたが、その後メンバーの入れ替えを経て、1988年に黄金の4人が揃いました。

X加入前のhideとSAVER TIGERで活躍していたKYOTETSU、そしてベースのSEELAというエグい4人編成となったことで、バンドの音楽性が一気に成熟!インディーズながら高い評価を受け、当時のアンダーグラウンドロックシーンで絶大な人気を誇るようになったようです。
で、1989年にリリースしたアルバム『LA VIE EN ROSE』はインディーズ盤として発売されましたが、口コミで人気が爆発し、瞬く間に完売し、再発を繰り返すほどのロングセラーとなりました。

そして1990年にメジャーデビューを果たし、メジャー第1弾アルバム『BASILISK』を発表し、全国ツアーも開催し、ここから盛り上がって行くと思われた同年12月に突然の解散を発表。
この衝撃的なニュースはファンだけでなく、音楽業界全体にも波紋を広げ、以降僕らの世代では「D'ERLANGERという伝説のバンドがあった」と語り継がれる事となりました。

そして2017年に再結成し、そこからは息を長く活動しています。


D'ERLANGERの魅力

1. 速攻解散する潔さ

デビュー間もなく突然の解散を迎えたことで、「完璧な形で終わった幻のバンド」という神秘的なイメージが形成されました。
僕がD'ERLANGERを初めて知った時、周りではZIGGYとかBOØWYとかを聞いてGO BACK TO 80'sみたいな感じなムーブメントが起きている中で、「速攻解散した伝説のバンド」「とにかくカッコいいバンド」「元RYUICHIがいたバンド」みたいな感じで、瀧川一郎が河村隆一に間違えて伝わってましたね笑
LUNA SEAの前に、そんな活動もしてたんだな・・・」と感心していました笑


2. 美意識とビジュアル表現

ヴィジュアル系という言葉が一般化する以前から、D'ERLANGERは美意識を強く打ち出す存在でした。
黒を基調とした衣装、退廃的で耽美なメイク、そして妖しい雰囲気のステージ演出・・・
その美学は単なる見た目の派手さではなく、音楽と一体化した世界観の表現で、その辺がXとの違いですね。

そうした所を魅力に感じたフォロワーが多いのも特徴であり、LUNA SEAのINORANをはじめとしてHYDE清さんDIR EN GREYなど、次の世代のシーンを作った一流アーティスト達がリスペクトしているのがその証左でしょう。


3. 音楽性とレベルの高い演奏力

D'ERLANGERの音楽は単なるハードロックやメタルではなく、パンクの攻撃性、ニューウェーブの冷たい質感、ゴシックの耽美さ、グラムロックの妖艶さが絶妙に融合している感じで、所謂ヴィジュアル系の中でも一目置かれる存在でした。
なかでもCIPHERこと瀧川一郎のギターはかなりレベルが高かったようで、中学時代の友人もリスペクトしていましたね。


D'ERLANGERの聞いておきたい曲BEST10

10位 UNDER THE PRETENCE

そんな感じで解散前のD'ERLANGERはアルバムを2枚しか出してなかったのですが、僕はインディーズ時代のLA VIE EN ROSEを友人から借りて当時聞いていたので、どちらかというとこっちのアルバムが印象に残っています。

この曲は1曲目のインストなんですが、「これから始まるぞ!」という感じが伝わってくるGoodインストです。


9位 Easy Make, Easy Mark

この曲は再結成以降の曲です。
ずっと存在を知らなかったんですが、割と最近D'ERLANGERがトリビュート・アルバムが出たんですが、そこでDIR EN GREYがこの曲をカヴァーしており、そこで初めて聞いたんですがそれが非常にカッコよく、逆輸入的な感じで聞くようになりましたね。
歌詞がほとんどカタカナでなかなかクールです。


8位 an aphrodisiac

このアフロディジアクとは性欲を刺激すると考えられている食べ物や薬を意味するらしく、分かりやすい所でいうと媚薬ですね。流石「淫靡な誘惑」です。
Aメロからオシャレな曲なんですが、サビで菊地哲のゴキゲンなドラムで更に盛り上がり、更には追っかけのコーラスも非常に盛り上がるので、ライブで聞いたら盛り上がる曲ですね。


7位 1999 SHY BOY STORY

この曲はアルバムのLA VIE EN ROSEの3曲目で、イントロのギターのリフから最後まで瀧川一郎のギターがかなりゴキゲンでありつつ、わりとBPM速めで聞いていて楽しい曲ですね。
この曲もコーラスが非常にライブで盛り上がる系で楽しいですね。
そして個人的には前述のトリビュートでTHE SLUT BANKSがこの曲をセレクトしていたのが非常に秀逸でした。


6位 SO…

メジャーアルバム「BASILISK」の収録曲です。
調べていて初めて知ったんですが広瀬さとしさんという人が作曲しているようで、誰なんだろうと調べてみると瀧川一郎の師匠だったようです。
そんな師匠が作った曲で、歌詞は切ないラブソングで、アップテンポで孤独でも「SO…」と歌う感じのメロウな曲ですね。


5位 SADISTIC EMOTION

ここからはD'ERLANGERのライブの定番曲では無いでしょうか?
このSADISTIC EMOTIONは、元々SAVER TIGER時代の楽曲が2つに分かれたうちの1曲で、もう1曲がXのSADISTIC DESIREと言われていますね。

とにかく冒頭のギターのリフから相当カッコよくて、イントロだけでも十分だったりするんですけど、その勢いでAメロに入ってからも攻めるグルーヴで、歌詞もカッコいいです。
個人的に熱いのは、「お前」でも「おまえ」でも「オマエ」でもなく「オ前」と言うフレーズですね笑
小池一夫先生が、「ン」を絶対カタカナで使わなきゃ気が済まないグルーヴにも近いものをかンじますね。

そんな感じでSADISTIC EMOTION FEEL YOUという感じですね。
トリビュートの清さんが歌うこの曲もマジでカッコいい。清さんらしいセレクトでしたね。


4位 LA VIE EN ROSE

アルバム名を冠したD'ERLANGERを象徴する代表曲です。
退廃的で妖しいメロディ、フランス語のタイトル、官能的なリズムが融合した名曲です。
やはりLA VIE EN ROSEというタイトルがカッコいいですよね。
バラ色の人生、まさに夢があるタイトル。
このLA VIE EN ROSEと、ZIGGYのLA VIE EN ROSEが当時どっちも人気ありました。僕はZIGGY派でしたが、友人はこっちを推してましたね。

イントロのリフは今なお多くのファンに愛され、ライブでも定番中の定番。
この曲こそが、日本のヴィジュアル系文化を象徴する“始まりの音”と評されることもあるようですね。

どこを切り取ってもライブで盛り上がる、そんな曲ですね。
トリビュートではHYDEが歌っていましたが、らしかったですね。


3位 LULLABY

この曲も周りで流行りました。
まずLULLABY(ララバイ)というタイトルの時点でカッコいいですが、「子守歌」のことですね。
「ララバイ、ララバイ、お休みよ」の事ですね。

そんな感じで子守歌と言っておきながら、全然眠りにつくようなバラードではなく、かなりポップな曲だったりします。
とにかくめちゃくちゃポジティブになれる曲ですね。
そして個人的にはラスサビの転調するところが一番熱いですね。


2位 DAHLIN'

メジャー時代の最初で最後の、唯一のシングルですね。
シングルだけにカッコいい曲ですね。

イントロのギターからカッコいいんですけど、AメロはしっとりとKYOの渋い声のヴォーカルで始まり、Bメロで菊地哲の跳ねるドラムで盛り上げて、その後Cメロを挟んで、そしてサビ!
とにかくこのサビはメロディアスでメロウで美しく、D'ERLANGER史上最高にカッコいいフレーズですね。

遠ざかる白い景色の中 唄ってあげる DAHLIN' Oh DARLIN'

今聞いても中学時代にタイムスリップできる、そんな名曲です。


1位 MOON AND THE MEMORIES

そして何と言ってもこれでしょう。
中学校時代に友人がD'ERLANGERを紹介してくれたのですが、「この曲が一番いいよ」という感じでハードルが上がった状態で初めて聞いたんですが、「あ・・・いいかも・・・」と思ったものでした。

この曲は全パートがカッコいいんです。
特に瀧川一郎のギターは最初から最後まで全部カッコいいんですけど、やはり何と言ってもスーパー・メロウ・イントロですね。ここのフレーズは大好きです。
そんな感じで全体的に瀧川一郎のギターが全体的に攻撃的なので、SEELAのクソ冷静なベースが全体的に響いて、それもカッコいいですね。
そして菊地哲のドラムでいうと、やはりBメロが終わってからのソロの見せ場の所ですね。ここは本当にテンションあがります。

そしてこの曲はライブで聞くのが良いですね。
イントロでサビのユニゾンの音が鐘の音のように聞こえて、クリスマス的な感じが非常に良いですね。

とにかくこの曲もマジで中学校時代にタイムスリップします。
D'ERLANGERはマジでそうさせてくれるバンドですね。


まとめ

そんな感じのD'ERLANGERですが、活動していた時にはインディーズで1枚、メジャーで1枚の2枚しかリリースしていなかったのに、2007年の再結成以降は8枚くらい出してます

とにかく当時はちょっとしか見れなかったので、今こうしてたくさん見れて嬉しいですね。
僕の前の職場でも再結成校にファンになった子とかもいましたし、世代を越えて愛されているバンドですね。

そんな感じでまだまだヴィジュアル系は多いので、暫く続きますが、次回はLADIES ROOM行きましょう。

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