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#1360 採用論44| リファレンスチェックについて

採用シーンで近年注目を集めているリファレンスチェックについて、本日は紹介しましょう。


リファレンスチェックとは?

「リファレンスチェック(Reference Check)」とは、採用候補者が申告・提示している前職での働きぶり・人柄・能力・実績などについて、候補者自身の上司・同僚・部下・取引先など“第三者”から確認を取る採用プロセス上の調査手法です。

採用時の履歴書や職務経歴書、面接で候補者は大抵盛るのですが、その「盛った経歴は本当なのか?」というのを前職の働きっぷりを知る人が判定するシステムです。

具体的には「この人は前職でどんな成果を上げていたか?」「チーム内の協調性はどうだったか?」「どんな理由で転職を決めたか?」などをヒアリングして、履歴書・職務経歴書・面接での話と“ズレ”がないか、あるいは候補者の実際の働きぶり・特徴をより深く把握するというものです。

これを行う事で、採用してミスマッチが発生するのも未然に防ぐことができるんですね。


リファレンスチェックは日本でいつから普及し始めたか?

日本国内でリファレンスチェックが採用プロセスに定着しつつあるのは、直近数年ですね。

日本では2010年代後半〜2020年代前半あたりから徐々に採用され始め、特に2020年以降、コロナ禍による面接オンライン化や採用プロセスの見直しの流れとも相まって、導入が加速していると考えられます。例えば「オンライン面接増加により人柄・働きぶりが見えづらくなったため、リファレンスチェックを導入する企業も増えている」という指摘もあります。

ある調査では、2021年1月時点で「リファレンスチェックを実施している企業」の割合は、外資系企業で約58%、日系企業で約23%、全体で約41%という結果が出ています。結構多いように見えるんですが・・・
別の調査では「人事担当者がリファレンスチェックを知っているか」の認知度が49.0%、実際の導入企業が18.4%というデータも報告されています。
かなり開きがありますが、間を取って30%位と言った所でしょうか?

僕も答えたことも、答えてもらったことも、採用のシーンでkyuushokushani依頼した事もありますが、まぁなかなか面倒臭いです笑


リファレンスチェックのメリット・デメリット

メリット

まずは企業・採用担当の視点から主なメリットを整理しましょう。
これまでと重複する内容もありますが、リファレンスチェックのメリットは下記のような内容となります。

  • 実際の働きぶり・職場での振る舞いをより深く把握することができる

  • 採用後のミスマッチを軽減できる

  • 経歴詐称・虚偽申告リスクの低減にもつながります。

  • 候補者にも、自らの前職での働きぶりを適切に伝えられる機会になる


デメリット・注意点

一方で、導入・実施時に留意すべきデメリット・リスクもあります。

  • 実施に時間・コスト・手間がかかる
    候補者・推薦者(リファラー)・企業の三者調整が必要で、なかなか候補者の推薦者が協力できなかったり、回答が得られなかったりするケースもあります。

  • 推薦者の属性・関係性によって回答に偏りが出る可能性がある
    (候補者が仲の良い上司を推薦してポジティブな回答を得やすい、など)

  • 候補者の現職・在職中の企業に転職活動が知られてしまう可能性など、候補者のプライバシー・転職活動の秘密性が損なわれる懸念がある

そんな感じでメリット、デメリットが内在するのがリファレンスチェックと言われております。


採用担当から見るリファレンスチェックの必要性

個人の意見としては、リファレンスチェックに関しては「レイヤーによっては必要」という印象です。

トップレイヤーの経営幹部クラスであれば、それなりのマネーで雇う事になるので、リスクは避けたい所ですし、そうした事前のリサーチは必要となりますので、リファレンスチェックは行うべきと思います。

しかし、それ以外の社員においては不要・・・とまでは言わないですが、あまりにメリットが少ないかなというのが正直な印象です。
理由を説明しましょう。

1. 選考のスピードが落ちる

これが一番大きいです。
大抵3人くらいに依頼するのですが、依頼者にとってはリファレンスチェックに回答するのって、そんなメリットも無いし手間なんですよね。
しかも結構回答項目も多かったりするので…
それが故に選考のスピードが落ちてしまうという感じで、メリットを上回るデメリットがありますね。


2. 結局、お手盛りのコメントになってしまう

結局、これもありますね。
依頼できる人イコール仲良い人なんで、ヨイショしたコメントを答えてくれることが多く、あまり本質的な意味を成さない気がします。


3. 結局、そんな参考にならない

なので、正直そこまで参考になる情報は無かったです。
どちらかと言うと「期日までに回答を集めるディレクション力」とか「人脈」が問われるようなものなので、やって意味がないとは思わないんですけど、スピードが落ちることの懸念の方が多いと言うのが個人の感想ですね。

なので、エグゼクティブに限る活用が一般的な気がします。


まとめ

そんな感じでリファレンスチェックについて語りました。
少しずつ浸透はしておりますが、まだまだ日本での普及は難しいのでは?というのが正直な印象ですね。

ただこの先、このリファレンスデータが一元管理されたりしたら採用において非常に有益なデータになるので、色々と可能性がある事業になるとも思っております。
そんな感じなので、これからも注目していきたいですね。

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