#999 バンド論152|bloodthirsty butchers(ブラッドサースティ・ブッチャーズ)
本noteの999回目という節目に紹介するのは、これまでのTBH~SLANGと言う北海道出身のバンドを紹介した流れにおいて、このバンドの紹介を忘れてはいけないbloodthirsty butchers(ブラッドサースティ・ブッチャーズ)、通称ブッチャーズですね。
bloodthirsty butchersとは?

結成は1986年、私がまだ3歳だった頃でした。
北海道の留萌という北海道北部の小さな市で出会ったメンバーで、ヴォーカル&ギターの吉村秀樹を中心にブッチャーズは結成されました。
その気になるバンド名の由来はアンディ・ミリガン監督のカルト映画「血に飢えた断髪魔(原題:Bloodthirsty Butchers)」に由来しているとのことですが、初めて知りました笑
そんなブッチャーズは独特でエモーショナルなロックンロールを打ち鳴らし、その唯一無二の存在感はどちらかと言うと玄人好みであり、あのNUMBER GIRLの向井秀徳がリスペクトするバンドであり、田渕ひさ子が加入したくらいのバンドであり、BECKやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが来日した際、ブッチャーズと一緒にライブをやりたがったというのはなかなかエグい話です。
そして2013年に吉村さんが急逝した後は・・・トリビュートアルバムがこれでもかというくらいリリースされた辺りが、本当に凄いです。
しかもこれまでのトリビュートに参加しているのが、ハイスタ、BRAHMAN、ハスキン、SLANG、01、イースタン、アジカン、ACIDMAN、バンアパ、バックホーンetc…という名立たるメンツ。
そんな感じでジャンルを越えた多くのアーティストに愛されたバンドでした。
bloodthirsty butchersの聞いて欲しい曲BEST10
10位 カラス
まずはこれですね。
あの基本洋楽しかカヴァーしない天下のハイスタが、トリビュートでブッチャーズのこの曲をカヴァーしたという事実が、相当凄いですよね。
そんなハイスタのカヴァーは輸入盤のMAKING THE ROADで聞くことができて、僕はこの曲を聴きたいがために輸入盤を買った記憶があります笑
9位 プールサイド
この曲は向井秀徳が愛した曲であり、トリビュートでも参加しておりますね。
とにかく田渕ひさ子が永遠に繰り返すギターのリフが、永遠に終わらずに繰り返すクソ暑い夏の風景が浮かぶ、そんな不思議な曲ですよね。
情景が浮かぶ、そんなメロウな曲です。
8位 yeah#1
この曲は勢いが強く、印象に残っています。
イントロのギターのリフから、変態的なリズムなAメロと、変態的なBメロをを繋げて、そしてサビの「YEAH」は思わず一緒に叫びたくなる、一緒に拳を掲げたくなる、そんな魂のこもった曲ですね。
7位 7月/July
この曲を初めてAIR JAM 2000で聞いた時は、17歳の僕らにブッチャーズはまだ早すぎて、思わず早送りをしてしまったものでしたが・・・笑
とにかくこの曲の前に、このアルバムの世界観が凄いんです。
kocoronoと言うアルバムに収録されているんですが、収録曲が「2月」「3月」「4月」…という感じで、全部「月」なんです。思ってもこんな構成にできないですよね。
で、この7月は、7月だけに夏の曲なんですけど、前述のプールサイドよろしくサマーチューンでありながら、プールサイドとは違う夏の切なさを感じさせてくれる人気曲ですね。
僕も大人になり、ようやくこの曲の良さが分かってきた次第です。
6位 サラバ世界君主
イントロが変態でカッコいいですね。
もうベースもギターも弾きたいように弾いていて、全然まとまりが無いように聞こえるんですが、何度も聞いていると・・・結局まとまりが無いように聞こえるという笑
そして曲が始まっても変態的な展開は変わらずサビを迎えるんですが、サビはサビでシンプルでいい感じです。ラスサビのコーラスもいいですね。
そしてベースは終始ぶっ飛んでるので、これは弾いたら絶対楽しいですよね笑
5位 ギタリストを殺さないで
2007年にリリースされたアルバムのタイトル表題曲にもなった曲ですね。
とにかくサビの吉村さんとひさ子の「AH」から始まるツインヴォーカルのサビが非常にメロウで切なくて最高に大好きです。
トリビュートでTHE STARBEMSがカヴァーしているアレンジも非常に良いです。
4位 散文とブルース
この曲もメロウでいい感じですね。
BRAHMANのトリビュートも非常にGoodです。
とにかくサビが最高にカッコいいですね。
もうこのサビのフレーズだけで現実を忘れてブッ飛べる、最高にカッコいいです。
この世の果てまで 僕を連れてって
悲しみの向こうへ 僕を連れてって
嘆きのごとく ブルースが鳴る 散文が舞う
吉村さんの声、ひさ子のギター、そしてリズム鯛と完璧ですね。
何処から切り取ってもカッコいい後期を代表する名曲です。
3位 JACK NICOLSON
この曲が収録されたアルバム「birdy」がリリースされたのは2004年ですね。
うろ覚えですが大学でバイトしていた際のスペースシャワーで良く流れていた記憶があり、「この曲カッコいいな…」と思って、調べるとブッチャーズだったので、ここから遡って聞いた記憶があります。
ギターのリフが印象的でそこから始まる演奏と、そして吉村さんの切ないヴォーカルが非常にマッチして、21歳の僕のハートに刺さった、そんな曲ですね。
2位 デストロイヤー
これは吉村さんが急逝した後にリリースされたアルバム「YOUTH(青春)」のリードトラックです。
僕はこのアルバムを当時の職場の同僚に借りたんですが、とにかくイントロの時点で吉村さんとひさ子の主張し合いながら全然うるさく無くて気持ちいギターにカッコよさを感じ、そしてAメロから吉村さんのヴォーカルとコーラスがメロウで素晴らしく、そしてサビもメロディアスでメロウで素晴らしく、最後の「デストロイヤー」までが非の打ちどころがない、最高にカッコよくて素敵な曲です。
初めて聞いて一気に大好きになった曲ですね。
吉村さんのレクイエムと考えると非常に泣ける、そんな曲ですね。
特に最後の歌詞がメチャクチャ染みます。
約束しよう またここで
ゆらゆら 夕日追い駆けて
是非聞いたことが無い人がいたら、聞いて欲しい名曲ですね。
1位 ファウスト
そしてやはり1位はこれしかないでしょう。
ブッチャーズと言ったらファウスト、ファウストと言ったらブッチャーズです。ゲーテの戯曲から拝借した感じですね。
やはり人気は高く、トリビュートで毎回カヴァーされるので、5曲くらいファウストのカヴァーが存在していると思います笑
LOW IQ 01のカヴァーが結構好きなんですけど、何故かYouTubeに無いという・・・
とにかくパンクでロックでエモーショナル、そしてエモくメロウで、とにかくすべて入っている曲ですね。
是非日本中のロックキッズに聞いて欲しい曲です。
まとめ
そんな感じで久しぶりに聞きましたが、やはり年をとるとこのバンドの深みや渋さに気づいたりします(むしろ若かったあまり琴線に触れない気も)
大人に聞いて欲しいバンドですね。
そんな感じで北海道を代表するTBH、SLANG、ブッチャーズと紹介してきましたが、北海道出身の偉大な人達を忘れて今いたので、北海道編のラストに相応しいアーティストを次回は紹介しましょう。
そんな感じで改めて吉村さんをリスペクト!
あなたは偉大でした!
